2013年10月10日

SONY スカイセンサー5800

 
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知り合いの写真家さん宅にお邪魔した際、目に入ったのが「スカイセンサー5800」だった。このフォルムはたまらない。中学生の頃、ほしくてほしくてたまらなかったラジオだ。昼食代を浮かして「少ない小遣いの中から百円ずつ貯めると、ゴールは・・・」などと皮算用を幾度となくしたものだ。74年当時、2万円ほどの価格だった。結局買えずじまいで僕の中では幻のラジオとなったのだった。

あの頃、BCLがブームとなり、ベリカードを躍起になって集めている友達もいた。なんのことか判らない人は、検索してみてください(笑) ソニーの「スカイセンサー」に対抗してナショナル(現パナソニック)からは「クーガ」が発売されていた。ジャイロアンテナを装備し、独特のスタイルは少年の心の柔らかい部分を鷲掴みにし、決して離すことはなかった。スカイセンサーかクーガか・・・と選択するのに大いに悩んだものだった。

使っていたラジカセがナショナルのMac ff(RQ448)だったので、最終的にラジオはソニーにしようと決めたのだった。

スカイセンサー5800を目標に小遣いを貯めはじめたのだが、75年には後継機種の5900が発表された。これがまた格好よかっただけでなく、お値段もよかった。販売価格は驚きの2万7千円。そこで僕はポッキリと折れてしまったのだ。いまだに傷口がうずくのであった(笑)
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2013年08月26日

モバイルWi-Fiルーター

 
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以前使っていたモバイル用のUSB端末は、正直接続がいまひとつ安定していなかった。速度に不満はなかったがいつの間にか通信が切断されていたり、パソコンへ取り付けた際、端末がフリーズしてPCを再立ち上げして対処する・・・などなど、どうもいまひとつだったので、思い切ってWi-F-ルーターへ切り替えてみた。

購入から約一ヶ月が経ったがトラブルはない。快適なデータ通信ができ満足している。これまでの下り速度が75Mbpsから112.5Mbps(共に理論値、実測はしていない)へアップされたこともあってか、サクサク動いてくれる。同時接続台数は10台まで大丈夫なので、Wi-Fi端末をお持ちの方はお声をかけてください。
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2013年08月10日

ブナ、逝く

 
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今日昼間、親しくしていただいている方から連絡が入る。「ブナが倒れています」と。一報をいただいたときは、いまひとつピンと来なかったが、現地へ足を運んで愕然としてしまった。これまで四季を通じて撮影してきた馴染みのブナが檜原湖に身を横たえていた。急な斜面に踏ん張るように根を張っていたのだが、どうやら今夏の大雨のため斜面が地滑りを起こしてしまい、支えを失った大木はそのまま湖へと・・・。
よく見てみると、太い幹は健在だ。そっくりそのままの姿で横になっている。この先、むっくと立ち上がることは・・・ないだろう。枝にはまだ青々とした葉を着けているのが、なんとも痛々しい。きょうまで多くの困難があっただろうが、もはやこれまでだろうか。残念でならない。

最初にこのブナを撮影したのは、記憶もおぼろげだが、昭和63年頃の夏だった。僕の最初の写真集「四季光彩」の18ページにも使った。以来25年のおつきあいで、とうとう今日という日をむかえてしまった。

連絡をいただいたとき、僕は裏磐梯のとあるブナの森の中で撮影をしていた。そして数年前に倒れたことを確認したはずのブナの木が、こつ然と目の前に立ちはだかり、これはいったいどういうことなんだろう?とキツネに摘まれる思いでたたずんでいたのであった。何度も入っている森だから、間違えるはずはない、それに複数の人間で確認したのだから見間違える確率はきわめて低い。しかし実際、倒れていたはずのブナが立っていた。では、倒れたと思ったブナはどうしたのだ?近くに倒木はない・・・。

そこへ、件のブナの木の連絡である。いったい何が何だか・・・。事実は小説よりも奇なりとは云うけれど・・・。
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2013年07月20日

仮設住宅

 
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先日、所用があり二本松市内の仮設住宅へ行ってきた。原発事故で故郷を離れた方達が暮らしている。県内のあちこちに作られた仮設住宅。二本松市内だけでも20数カ所がある。設置場所は様々で、僕が訪れたところはスーパーにも高速のインターにも近く、比較的恵まれている立地条件であった。中には車がなければどこへも行けないだろう、と思われる山の中に作られたものもある。交通の便が悪いところでは運転が出来ない人のために、定期的に「買い物バス」が運行されているが、それも週に2〜3回くらいのようだ。

仮設そのものの作りも差がある。ちゃんと基礎をコンクリで打ったものから、細い材木を打ち付けただけもの、防音を施してあるもの、そうでないもの・・・それこそいろいろあるようだ。住民同士でも、そういう情報には敏感で、うちに比べてあそこは、ここが良いとか悪いとか、それこそ身につまされる話が聞こえてくる。

僕自身、なんの力もなくて、慰めの言葉をかけることすらも出来ず、彼らの置かれた境遇に苛立を覚えるのが関の山である。明日は参議院選挙の投票日。下馬評通りになるのかどうかは判らないが、一刻も早く問題解決と平穏な生活が送れるようスピード感をもって尽力していただきたいと切望する。
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2013年06月06日

スイレン

 
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暑い一日だった。今からこの暑さじゃ、この先が思いやられる。というわけでちょっと暑さから解放されるためスイレンを見てきた。予想に反して、けっこう咲いていた。池の水量は、例年の6〜7割程度だろうか。湧き水がちょろちょろ流れ込んではいるものの、このままじゃすぐに半分くらいになってしまうのでは?ここでも水不足の影響が出ているようだ。

池の畔では年配の写真愛好家の方が、椅子に座って何やら狙っていた。どうやら野鳥の撮影のようで、けっこうな長玉で池の対岸付近に狙いを定めていた。カワセミでも来れば絵になる場所だな、と思いながら自分はとっとと池をあとにしたのだった。
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2013年06月03日

ソーラー発電

 
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関東地方が梅雨に入ったのが先週だった。東北もそろそろ鬱陶しい季節をむかえるのだろうが、ここ数日の間、快晴が続いている。久しぶりにソーラーパネルを広げパソコン用のポータブルバッテリーへ充電をした。朝から晩までつなぎっぱなしにして、バッテリーは、ほぼ満タンになったようだ。車中泊のとき、パソコンで映画を2本見ると、パソコンのバッテリーは空になってしまう。寝ている間、ポータブルバッテリーで充電すれば朝にはフル充電になっている。
シガーライターに接続するインバーターはあるけれど、自然の恩恵を受けた充電が出来ることに自己満足しているわけである。
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2013年05月31日

ブルーインパルス

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何気なく空を見ていたら、突然轟音とともに5機の戦闘機が上空で旋回しはじめた。何事かとしばし見上げていた。そういえば明日から東北六県の主だった祭りが福島市内に集結し「東北六魂祭」が開催されるのだった。この戦闘機は航空自衛隊松島基地から飛来したブルーインパルスだ。本番前の練習のようだ。何でも松島から福島までは、たったの10分ほどで到着するのだとか。

こんなに身近に、それも飛行している戦闘機を見たのははじめてだ。ほんの軽い気持ちでパチパチとシャッターを押す。さすがに速くてファインダーで捉えるのも至難の業だ。ふだん動かないものを撮ることが多いので、まともな写真はわずか数枚だった。

それにしても気持ちよく飛んでいたなぁ〜。どんな人が操縦しているんだろうとブルーインパルスで検索したら、ちゃんとページがあった。パイロットの顔写真も掲載されていたので、興味のある方はご覧になってください。
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2013年05月27日

宇都宮へ!

 
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先日、宇都宮で中学校の同級生に会ってきた。実に36年ぶりである。日程が決まってから興奮して眠れぬ夜が続いたのだった(笑) そして夢にまで見る始末。訪れる前の日は、まさに「遠足の前夜」と同じで興奮もピークに達していた。幾つになっても・・・同じなのである。

そしていよいよ再会した友人は、立派なオヤジになっていた。もちろん僕も負けないくらい、しっかりオヤジになっている。しかしウン十年という時間のギャップはまったく意識しなかった。なんだか最後に会ったのが昨日のような気すらした。昨日から今日に至るまでの時間が普段より、ちょっと永かったが、話は大いに盛り上がり途切れることはなかった。

卒業した宮の原中学校の校舎は、体育館など部分的に変わったところもあったが、ほぼ当時に近い状態だった。1年7組の教室は北側校舎一階の右端にあって、窓越しから当時座っていた席を眺めてみる。そう、確かに僕はここにいたのだ。この空間はあのときのまま。もうクラスの仲間がフルでここに集まることは絶対ないのだなぁ〜、と思うと妙にシンミリしてしまった。

授業が終われば、仲良しだった友達と公園のブランコで靴飛ばしに熱くなっていた。その公園もちゃんとあった。「久しぶりに・・・」と云って友人はやおらブランコを漕ぎ出し、そして「それっ!」と靴を飛ばした。ケンケンをして靴を拾いに行く後ろ姿は、あのときとまったく同じだったのには感激してしまった。

懐かしの場所を数カ所周ったあと夜は宴会である。お互いあだ名で呼び合うことに何の抵抗もなかった。あんなこともあった、こんなこともあった、話は尽きない。はじめて組んだバンドの名前が「ゆうやけぐも」だったとは不覚にも失念していた。

結局宿へ戻ったのは午前1時を過ぎていたようだ。話に夢中になり写真をほとんど撮らなかったことに気づいたのは、会津に帰ってからだった。いまの生き方の方向性を少なからず決めた原点に立てたことは、僕にとって意義深いものだった。サイ、キンジ、パセリ、ありがとう。また会いましょう。ようやく興奮から覚めてきましたよ(笑)
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2013年05月03日

小塩の桜


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つい先日、南会津町の「小塩の桜」に会ってきた。樹齢約150年。往時の隆盛を見た者として、時の流れの残酷さを身をもって感じた。この世に生を受けたものは、いずれは土に還るのが運命(さだめ)だ。少しでも永く命を繋ぎ止めるための処置なのだろう、見応えのあった枝が、ばっさり切り落とされている。近寄って花を見てみる。可憐な花からは、この木の衰えなどは感じない。むしろ風情すら感じる。

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この日、あいにくの天気のせいか、訪れる人もほとんどなくゆっくり花を堪能することが出来た。下の写真は15年前に撮影した「小塩の桜」である。一瞬の時の愛おしさを強く感じた次第である。

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2013年05月02日

春山

 
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風薫る五月である。一昨日から南会津へ入っていた。昨日は会津駒ヶ岳(標高2133メートル)へ登った。天気図は完璧な冬型。風も強く高度が上がるにつれ、白いものが落ちてくる。気がつくとあたりは吹雪いている。ちょっとまずいんじゃないの、というくらいの荒れようである。しかたなく2000メートル付近の樹林帯の中で昼食の準備をする。まずは缶ビールで恒例の乾杯をする。しかしあまりの寒さに缶を持つ手が震える。早く暖かいものを食べたい、その一心でラーメンの準備をした。冷えた身体に暖かいラーメンは効いた!生き返ったというのに相応しい。中年オヤジ三名、おねぇさん二名は、インスタントラーメンによって無事下山出来たのであった。
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2013年04月29日

通行不可

 
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今日、三島町の大辺峠へ行ってきた。三島町から昭和村へ抜ける林道で、途中、三島側には志津倉山の登山口がある。高度が上がると、次第に左右の壁が高くなり、ついには雪の壁は高さ2メートルを超え、道幅は1メートルほどになってしまった。歩いて行けないことはないのだが雪崩が発生したら、それっきりである。ときおりガサガサと音がして、小さな雪の固まりが落ちてくる。そういえば十数年前、会津高田町(現会津美里町)と昭和村を結ぶ博士峠で、幅30メートル以上に渡る雪崩を目撃した。ほんのちょっとしたタイミングで難を逃れることができたのだが冷や汗ものであった。いつどこで何が起こるか、先のことは判らないが、常に最悪のことは想定して行動した方がよさそうだ。
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2013年04月13日

komugi

 
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しばし妹の家にやっかいになっていた。久しぶりに行ってみたら犬がいた。komugiと名付けたとか。
父が転勤族だったため、子供の頃、犬や猫を飼うことは出来なかった。飼ったことがあるのはクサガメ3匹、イシガメ2匹、ミドリガメ2匹、セキセインコ3羽の、いわゆる小動物が中心であった。いつかは犬を飼いたいと思いつつも、その夢は叶わなかった。
それにしてもかわいいものである。よく年賀状や携帯の待ち受け画面に愛犬、愛猫の写真を設定する人がいる。これまでは、なんだか、ちょっとねぇ〜と思っていたのだが、そうする気持ちが初めてわかったのであった。
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2013年04月11日

車窓

 
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今年になってから幾度となく東京へ行くことがあった。窓際に座り、ボーッと外を眺めるのが好きだ。すっかり暗くなり、窓には僕の顔が映っている。そんなときにきまって思い出すのが南らんぼうの「ウィスキーの小瓶」だ。

 列車の窓に僕の顔が写る

 なんてみじめな姿なんだろう

 戯れだと思っていた恋に

 打ちのめされてしまうなんて

 こうして誰もが大人になってゆく

 そんな話をどこかで聞いたっけ

 人間同士の辛い別れという劇を

 僕が演じている



 こうして誰もが大人になってゆく

 そんな話をどこかで聞いたっけ

 アー 人間同士の辛い別れという劇を

 今 僕が演じている

歌詞の内容は、ご覧のとおりで、いつかこの曲のイメージを撮ってみたいと思っていたのだが、いまひとつだったようだ。実際のところ、帰ったら夕食は何にしようかな、なんてことを考えているのだから、上手くいくはずがないのである。
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2013年04月10日

磐梯山


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真っ白だった山は徐々に雪解けが進み、山肌に様々な雪型が現れてくる。県内だと吾妻小富士の雪ウサギが有名だが、磐梯山にも雪型がある。山頂直下に見える雪型が「キツネ」に見えませんか?雪ウサギのようなリアリティはないので、ややこじつけに思われるかもしれない。このキツネ、さらに雪解けが進むと尺八を吹く虚無僧に見えるのだというのだが・・・。月にはウサギがいる、というのが日本人の常識だが、国によっては「カニ」だったり「女性の顔」だったり、それこそいろいろだ。何に見えるかは、見る人の素直な感覚でいいんじゃないの、というのが僕のスタンスです。というわけで僕にはウルトラマンの第一話に登場した「宇宙怪獣ベムラー」に見えるわけです。
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2013年03月23日

吾妻連峰

 
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吾妻小富士の雪ウサギも、日に日に痩せてきた。ちゃんと目も付いて、春の野に飛び出すのも時間の問題。すでに東京では桜が満開だとか。狭い、狭いと云っても、やっぱり広い日本列島。何かにつけ温度差があるのは、むしろ当然のこと。
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2013年03月11日

3月11日

 
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間もなく、あの日のあの時間になる。時は流れ続け休むことを知らない。しかし2年前の、あの瞬間から心が止まってしまった多くの人たちがいる。
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2013年02月28日

μSv

 
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福島市のとある場所である。ここに限らず除染作業があちこちで行われている。除染については環境省のサイトを見てもらうとして、いつのまにやらμSv(マイクロシーベルト)という単位がすっかり耳に馴染んでしまったということに僕自身驚いている。放射性物質に汚染された地域に住む人なら知らない人はいない。世の中にはいろんな単位があるが、出来ることならお近づきになりたくはなかった。
ちなみにこの場所は花見や芋煮会などで賑わう場所で、震災以後、除染作業が開始されるまでは普通に市民が利用していた。いたずらに不安感をあおったりする情報もあるのだろうが、実際のところはどうなのだろうか、僕にはさっぱりわからない。この0.30μSv/hという数字は除染が終わった時(昨年の11月8日)の数字であって、いまはどうなの?ここにいても大丈夫なの?健康に影響はないの?テレビやラジオでは連日、お約束のように各地の線量についての報道がある。それは単に数字を発表するだけの、実に機械的なものだ。
多くの情報が錯綜する中で、素人はあたかも「それ」について知ったかのような感覚に陥ってしまう。いわゆる摺り込みが知らず知らずのうちに行われてしまい、誰かの都合のいいよう、操作されやすい人間に改造されてしまうのではないか?などと下衆の勘ぐりをしてしまう僕なのであった。
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2013年02月26日

1000年に一度の牙


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2月も今日を入れて三日。3月になると、あの日が近づく。1000年に一度と云われる大震災。それを経験してしまった多くの人の人生が否応無しに翻弄された。
昨日、南相馬市を訪れてみた。無性に海が見たかったのだ。震災以来、海を目にしたのは初めてだ。住宅地を通り海へ向かうのだが、あるところを境に急に視界が広がる。あたりは突如として殺風景な風景へと一変した。冷たい風が吹き付け、土ぼこりが舞い上がる。車から降りるのも躊躇するほどの強さだ。
意を決してカメラを抱え外へ飛び出す。一気に堤防を駆け上がると白波が立つ太平洋が目に飛び込んできた。風はことさら強くなり、立っているのがやっとの状態だった。
堤防の上には、津波の被害にあった瓦礫なのだろう、夥しい数のビニール袋が積まれていた。かつては人々の日常を支えていた大切なモノ。それが無造作に置かれている。その光景は筆舌にしがたいほどだ。人が創った文化、文明とはかくも脆いモノなのか・・・。
自然はたくさんの恵みを僕たちに与えてくれる。それが当たり前のことだと思った瞬間、自然が牙をむけた。長い地球の歴史の中で、これほど破壊力を持った津波は、そうあるものではない。しかし、僕たちは1000年に一度と云われる自然の牙を経験してしまった。
堤防の上に立ち、海と陸とを見ていたら涙があふれてきた。
posted by 生出 at 21:56 | Comment(3) | その他

2013年02月14日

ガラスの小瓶

 
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作業用のデスクにガラスの小瓶が置いてある。4年ほど前に珈琲舎雅で購入したものだ。お店に飾られているときから、この葉っぱが入っていた。確かサツマイモ系の植物だったように記憶している。そのうち枯れるだろうとタカをくくっていたのだが、今日現在、ご覧の姿で健在である。ほとんど放置に近く、世話などはしていなかった。幾度か枯れかけたものの、奇跡的に命を繋ぎ止めていた。昨年の秋だったか、いよいよ危ない状況を迎え、冥土の土産に珈琲でも飲んでくれと少量を注いだところ、それまで1枚しかなかった葉っぱが、あっという間に増えた。ちょっと驚きである。こうなると情が移り、日々愛でることになるわけだ。気がつくと声をかけていたりして・・・。物言わぬ植物でも・・・いや、物言わぬ植物だからこそ、愛情を注ぐと素直に応えてくれるのかもしれない。そういえば今日はバレンタインデーだった。きっと様々なドラマが繰り広げられたことだろう。まずは、素直に相手の気持ちを受け入れよう。貴方のことを思ってくれる人がいる。こんな素晴らしいことはない。あとは時間が真実を見せてくれるし、感じさせてもくれるさ。
posted by 生出 at 22:46 | Comment(4) | その他

2013年02月01日

データ通信

 
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僕がパソコンを購入したのが2002年。Mac OS・X(10.3.9)だった。現行機種は同じくMac OS・X(10.6.8)で、すでに型落ちである。いまさらながらデジタル機器の移り変わりの早さを感じている。USBに接続しているのは、データ通信用のモデムである。以前に比べて通信速度も上がり、まぁ〜快適なネットサーフィン(もはや死語?)の日々である。それにしても写真、音楽という僕の人生で大切な二つが、パソコンという装置を介していることに、少々違和感を覚える。人間、生きているうちは、何かの、誰かの手のひらの上に乗らざるを得ないのが宿命と知りつつも、この小さな装置に振り回されているのかと思うと、滑稽ですらある。
どんなにパソコンに詳しくとも、それを操作する人間の感覚(表現力)が磨かれることはない。デジカメにも云えることで、多機能な機種の操作に長けていても、それがイコール、人の感覚・感性を刺激する写真が撮れることとは、まったく別次元の話だ。
そういえば写真学校の先生が、こんなことを云っていた。「写真の技術は教えられるが、どうすればいい写真が撮れるかまでは教えられない」。そんな言葉をなぜか、いま思い出した。
posted by 生出 at 08:39 | Comment(0) | その他