2015年10月06日

Abbey Road


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古今東西、もっとも有名なジャケ写が、この「Abbey Road」と云われている。撮影場所はロンドン、アビイロードスタジオ前の横断歩道で撮影された。ザ・ビートルズ、実質上のラストアルバムで1969年にリリースされた。音楽シーンは云うに及ばず、思想、信条にも大きな影響を与えたのがビートルズで、あらためてこの場で何かを語るのは野暮というものである。

2009年にリマスター盤がリリースされ、全世界で大きな関心を持って受け入れられた。それだけでもビートルズの偉大さがわかるというものだ。

久しぶりに聴いてみる。やっぱりビートルズはいいねぇ〜。いくつか弾いてみたい曲があったので、バンドスコアを購入してしまった。それも全曲カバーがされているものを・・・。それについては後日ご紹介しましょう。それではセイムタイム、セイムチャネルで・・・(笑)
posted by 生出 at 07:39 | Comment(2) | 音楽

2015年09月30日

ラグタイム


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おおはた雄一の曲を聴き始めたキッカケはある出逢いからであった。

彼の名前を始めて耳にしたときのことはよく覚えている。あれは・・・2004年頃だったと思う。おおはたゆういちさん(おおはた雄一と同姓同名、福島でフリーのデザイナー)の自宅のことであった。

「今度、おおはた雄一というシンガーソングライターが福島で唄うんだって。僕もバンドをやっているし名前が同じだから知り合いから間違えられちゃったよ」。バーボンの注がれたロックグラスをちびりちびり舐めながら「てへへへ・・・」と子供っぽい笑みを浮かべる彼に、僕は「ふ〜ん」と返事にならない返事をした。

その時点で「おおはた雄一」が僕の感覚にひっかかることはなかった。

その翌年(2005年)、たまたま本屋で見た「AGM(アコースティックギターマガジン)」に触発され、マーチンD−28を購入。インストの曲を弾き始めた。以来「AGM」誌は僕のバイブル的な存在となる。同誌をパラパラめくっていて再び出逢ったのが「おおはた雄一」だった。

アルバム「ラグタイム」を手にしたのは2008年。おおはたゆういちさんから名前を聞いて4年後のことである。そしてその年、おおはたゆういちさんは急逝してしまう。たしか40歳になったばかりだった。あまりにも急なことで、どう理解したらいいのか・・・大きく戸惑った。身体の中であらゆる細胞がざわついていた。

昨日と今日は違う。日々そんなことをぼんやりと感じつつも、実際大きな別れを経験するとその悲しさに押しつぶされそうになってしまう。もう昨日には戻れない・・・。


 「おだやかな暮らし」

 ほしいものは おだやかな暮らし

 朝にそそぐ やわらかな日差し

 好きな人の てのひらがすぐそこにある

 そんな毎日・・・

日常のありふれた時間を情緒的に唄うスタイルは、とりとめのないように感じるかもしれないが、人生において起伏の大きいタイミングに聴くと泣けるかもしれない。
posted by 生出 at 08:20 | Comment(0) | 音楽

2015年09月19日

Live in Tube


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世界で最古の地下鉄はイギリスの「London Underground」。通称「Tube」。地下鉄駅の構内で演奏をして日銭を稼ぐ「バスカー」と呼ばれているミュージシャンたちがいる。そんなバスカーの中で唯一の日本人が彼「土門秀明」氏だ。僕自身、バスカーなるものを認識したのがつい最近で、このような生き方をされている方がいるとは知らなかった。

ジャケットを一目見ただけで購入したアルバムである。なんて素敵な写真なんだろう。

さっそく聴いてみる。構内を歩く人々の足音、話し声、駅のアナウンス、そして地下鉄の走る音・・・。都会を行き来する人なら毎日のように聞いている音。その音をバックに土門の奏でるエレガットが響く。やわらかい音だ。

土門の前を通り過ぎる人々は、大なり小なり人生の「何か」を背負っていることだろう。何気なく視線をずらしたときに偶然入ってきた光景が網膜を刺激するように「Desperado(イーグルスの名曲)」が鼓膜を振動させる瞬間、心の中で「あっ」と小さく声を上げてしまう。心に共鳴した瞬間の想いは様々であろうが、これが音楽の力なのだと思う。寸前まで社会のシステムに囚われていた心は解放され、我に返ったとき何かが見えてくるような気がする。

バスカーたちの境遇はけっして恵まれていないようだが、彼らの奏でる音があふれた街は、きっと人々にとって、何かを感じさせたり、気づかされたり・・・の連続なのではないかと想像している。
posted by 生出 at 06:33 | Comment(2) | 音楽

2015年09月15日

「Relax & Slow」 Natural Style


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茨城、栃木、宮城の水害は甚大な被害をもたらした。そして阿蘇山の噴火と続き、あらためて日本は自然災害と日々隣りあわせで暮らしているのだなと実感した。堤防決壊で家屋が流されるニュース映像を見て、きっと誰もが3.11の津波のことを思い出したことだろう。僕自身、津波の被害は無かったものの、揺れによって実家が全壊してしまい、この先どうしたものかと立ちすくんだことが頭をよぎった。

自然災害はこれからも必ず発生する。被害は少なく、万が一被害に遭ったとしても、一日も早く平穏な日常生活が戻りますように、と祈ることしか僕には出来ない。なんでもない普通の日々はとても貴重なのに、それを実感するのはなかなか難しい。何かを失ってはじめてその大切さに気がつくのだが・・・。いずれ人は後悔するようになっているのだろうか。

吉川忠英氏の「Relax & Slow」は、氏が日本全国を旅した際、見て感じた音の風景をアコースティックギターで奏でたインストゥルメンタルなアルバムである。「Relax & Slow」というタイトルを見ればわかるように、いわゆるヒーリング系の楽曲が中心に収められている。高原に置いた椅子に座り、風音を聞くような感覚をイメージしながら聴いてみる。

このアルバムを聴いた方が、どんな環境、境遇であろうとも一瞬でいいから心と体の余計な力がとれてリラックスできればいいのだけれど・・・。
posted by 生出 at 07:37 | Comment(0) | 音楽

2015年09月07日

フォーク酒場


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土曜日の晩、フォークソングを愛してやまないおじさん、おばさんが某所に集結した。その数25名。午後6時スタートで午前2時終了であった。参加者のメンツを見てみると僕なんかは若輩者ということになるのだが、それにしても先輩諸氏のパワーには頭が下がる思いである。

午前2時まで唄いまくるなんて、なんかすごいなぁ〜と関心してしまった。
posted by 生出 at 08:15 | Comment(2) | 音楽

2015年09月04日

SONGS


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いまは亡き大瀧詠一が立ち上げた「ナイアガラ」レーベルより1975年4月にリリースされたシュガーベイブのファーストアルバム。言わずもがなだが、シュガーベイブとは山下達郎、大貫妙子、村松邦男を中心に1973年4月から約3年間活動したバンドである。バンドメンバーはほかに伊藤銀次、鰐川己久男、上原裕・・・など入れ替わりがあった。バンドは76年に解散したのでこのアルバムは「ファーストアルバム」と言われているが「唯一のアルバム」と云った方がしっくりいく感じがする。

僕の手元にあるのは「30th Anniversary Edition」であるが、つい先日(8月5日)「40th Anniversary Ultimate Edition」が発売された。リマスター盤とリミックス盤の2枚組みセットである。収められているのは販売当時のオリジナル曲のほかライブ音源やカラオケのボーナストラックである。

個人的なリクエストを言えば、カラオケはいらないのでライブ盤を、曲を増やして1枚分として3枚組にしてもらえばよかったかな・・・と。誰よりも音に拘っている達郎のことだから、そういうファンの声は知りつつも、音質的に却下したのかもしれない。勝手な想像だけど・・・。

達郎はラジオ番組で「ハイレゾ時代に対応するために作成した」と云っていたが、いまの時点で僕は「40th・・・」は購入していない。なぜなら所有しているチープなCDプレーヤーで、はたしてリマスター盤とリミックス盤の差を実感できるだろうか?そこが大きなネックになっているのである。

それにしても達郎ののびやかな歌声のなんと気持ちのいいことか。二十歳を少し過ぎた頃の声だという。その後、今に至るまでの活躍は衆目の認めるところではあるが、このアルバムからはその片鱗がうかがえる。稀有な才能を持ったミュージシャンが走り出した、そのスタートに立ち会うような気分で聴くのもいい かもしれない。
posted by 生出 at 12:40 | Comment(2) | 音楽

2015年08月26日

ザ・ナガミネバンド


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先週の日曜日、ひまわり畑で有名な喜多方市の三ノ倉高原で知り合いのバンド演奏があった。バンド構成はご覧のとおり。あいにくの天気だったが、演奏は熱かった。そしてうまかった。何よりも奏者の方ひとりひとりが楽しんでいるのが伝わってきてこちらもいつのまにか音楽に合わせてリズムを取っていた。リズムに乗りながらの撮影もまた楽しいものである。
posted by 生出 at 08:15 | Comment(2) | 音楽

2015年07月28日

オリンパスLS-14


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先日、三ノ倉で使ったのがこのリニアPCMレコーダー「オリンパスLS-14」だ。最大の特徴はTRESMICという「音を豊かにとらえる3マイクシステム」を搭載しているところにあるのだとか。左右に突き出た志向性の強いマイクを挟むように、センターには無指向性のモノラルマイクが配置されている。

これによって「20Hz〜20kHzと周波数特性も広範囲に拡がり、よりゆたかな音を再現。ベースやドラム等の低音も忠実にとらえ、厚みのある録音が可能」とのこと。よくわからないがとりあえず録ってみた。ギターはマーチンCTM GPCPA3でアンプはヤマハのTHR10。アンプの使い方もよくわからなので適当に調整した音である。なのでアコギっぽさが感じられない。あとギシギシと椅子のきしむ音も入っている。ご愛嬌ということで。

音源はこちら。曲名は忘却。ブルースっぽい曲であるが、さらりと弾きすぎた感がある。ちなみに6弦を1音下げたドロップDで演奏している。
posted by 生出 at 12:55 | Comment(2) | 音楽

2015年07月26日

高原に響く唄声


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昨夜、三ノ倉スキー場「星空ウォッチング」の会場で、珈琲舎うつわのマスターを中心としたバンド「一夜の花」がライブ出演しました。夕暮れ迫る高原にマスターの「大人の唄声」が響きわたり、連日の暑さもひとときですが忘れさせてくれました。

恥ずかしながら私も急きょ「一夜の花」に参加することになり、サポート(にならないサポート)をすることになりました。爽やかな唄声とは裏腹に、冷や汗かきかきのひとときでした。

さて一部ですが当日の音源をこちらより聴くことが出来ますので、もしよければクリックしてみてください。曲は「恋のかなたへ」です。私の足元に置いたPCMレコーダーで録音したものです。調整はしていない素の音ですので、音質的にお聴き苦しいところはご勘弁ください。あと重たいデータです。ダウンロードまで時間がかかる場合があります。スピーカーよりもイヤホンかヘッドホンで聴いた方が、幾分リアリティは感じられるかも・・・です。左側からポロンポロンと微かに聞こえるのが私のギターです(笑)
posted by 生出 at 23:16 | Comment(6) | 音楽

2015年07月07日

WORDS


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ギターの名手「石川鷹彦」、初のソロアルバム「WORDS」、1994年のリリース。92年にはNTVでクラプトンの「アンプラグド」が話題となり、そのあたりからジワジワとアコースティックギターが復権してきたように感じている。ちなみに99年にはリットーミュージックから季刊誌「アコースティックギ ターマガジン」が発行され、いまも続いている。

「WORDS」に収められている楽曲は11曲で、ラストの「風の方向」以外はインストゥルメンタルである。「風の方向」では石川鷹彦が朴訥ながら、雰囲気のある歌声を披露している。コーラスに森山良子と玉置浩司が参加していることはあまり知られていない?ちなみにこの曲のコードは(たぶん)半音下げてDでプレーされている。ギターはマーチンのD76だったかな?
この歌、今月25日の三ノ倉スキー場で行なわれる星空コンサートでは珈琲舎うつわのマスターが歌う・・・はずである。
posted by 生出 at 08:33 | Comment(0) | 音楽

2015年06月28日

マスター、ライブ出演


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喜多方市の「珈琲舎うつわ」のマスターが再びステージに立ちます。星空コンサートに出演されます。前回、図らずも聞き逃してしまったと云うあなた、ぜひお越し下さいませ。詳細はチラシを参照ください。
posted by 生出 at 22:35 | Comment(2) | 音楽

2015年06月21日

会津のClear


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今年1月23日の夜、福島市内で出逢った会津の「TAKU」に再び会うことが出来た(ブログ掲載は1月26日)。名前をTAKUから「Clear」に変えたのだとか。澄んだ唄声は耳を惹きつけるのに十分。

少し話を聞かせてもらったところ、7月9日・10日に会津若松市のルネッサンス中の島で行われるビールフェスタで唄を披露すると云っていた。詳細はこちらをご覧あれ。
posted by 生出 at 09:32 | Comment(0) | 音楽

2015年06月05日

Reflections


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東京都世田谷区松原三丁目・・・高校を出て、ひとり上京した際の僕の住所である。昨日までは親の庇護の下にぬくぬくとした日常であったが、日付が変わって 今日からはいきなりの一人暮らし。自ら希望して上京したものの、将来への期待やら不安やら寂しさやら・・・いろんな感情がブレンドされた日々であった。いま当時の自分をふりかえると「滑稽」という言葉を当てはめるのが相応しい。

最寄の駅は京王線の下高井戸。特急、急行はもちろん、通勤快速も停まらない普通の駅だった。下宿は駅から徒歩10分少々の閑静な住宅街にあった。勝手口から入り大家さんが使う台所、茶の間を経由して階段をトントントンと上ったところが僕の部屋である。

風呂は一日おき、エアコン無し、洗濯はコインランドリー、トイレは大家さんと共用。朝食と夕食は付いていたものの、朝食はほとんど食べなかった。下宿の大家さんは当時で70歳越えのお爺さんで、その方が一人で管理・運営していたのであった。大家さんが作る食事で頻繁に出たのが野菜炒め、マルシンのハンバー グ、あと理由はわからないが何故か水炊きが記憶に残っている。ご飯だけはお代わりが自由であったが、すすんでお代わりはしなかった。

この大家さん、元東京新聞の記者だったそうで、よく聞かされたのは2.26事件の話。「青年将校が、『お前ら動くな!」と我々を威嚇し て・・・」というくだりは両手、両足の指では足りないくらい聞いた。しかし覚えているのは、この部分のみ。大家さんは耳が遠く補聴器を使っていた。ボリュームの調整がうまくいかないことがたまにあって「ぴ〜!」というハウリング音が鳴り響く。ぴ〜音が茶の間のテレビの音声とかぶっていて、大家さんは聞き取れるのだろうか?と疑問に思ったものだった。

夕食は一階の茶の間で午後6時から。早いときは5時半なんてこともあった。連絡無しで遅れると怒られた。7時過ぎになると大家さんは就寝。明け方3時前には起床という生活パターンが学生と合うはずがない。

当時の通信手段は茶の間にある黒電話のみ。ダイヤルにはなぜか南京錠がかかっていた。大家さん曰く「むかし住んでいた○○大の学生が無断で使ったから」。下高井戸駅の手前に公衆電話が一台設置されていたが、夜になるとけっこう人が並んでいたのを幾度となく目撃した。

目撃といえば、下高井戸駅からは世田谷線も出ていて、その沿線ではよくテレビドラマのロケが行われていた。どこのテレビ局のなんというドラマなのかは、テレビがなかったのでわからなかった。ちなみに東京でいちばん最初に見た芸能人は「あごいさむ」。新宿駅西口「新宿の目」の前を闊歩していたのを目撃した。プチ感動であった。

部屋に置いてあったのは布団と若干の着替え、ラジカセ(ナショナルのマックff)、モーリスのギター(W30)、そして命の次に大切だった(笑)キヤノン AE−1とF−1、FD24ミリ、50ミリ、135ミリ、300ミリ、ラッキーの引き伸ばし機などの暗室セット・・・これが所有物のすべてだった。

梅雨時になると、夜な夜なごそごそと音がする。何事かと目を凝らしてみるとゴキブリの行進だ。それもけっこう大きい。台所の脇の風呂場は「巣」であった。飛び交うゴキブリをよけながらの入浴はアクロバットに近いものがあり、本来一日の疲れを癒すはずの空間が、ストレスの溜まるとんでもない場所となっていた。このゴキブリ、夕食時にも無遠慮に出没するので質が悪い。大家さんが素手で叩き潰していたのを見たときはさすがに閉口した。壁どん!ならぬ畳どん!である。

ほぼ同時にこの下宿に入ったのは他に二名。ひとりは東大生、もうひとりは語学の専門学校生。東大生とはその後、音信不通になったが、専門学校生とは 今でもたまに連絡を取り合っている。そんな彼から聴かせてもらったのが寺尾聰の「Reflections」だった。1981年のことだ。なのでこのアルバ ムを聴くと東京の下宿生活が上記のごとく鮮やかによみがえるのである。音楽と思い出は強く結びつくのを、この歳になってことさら強く実感している。

それにしても前ふりが長すぎた(笑)
posted by 生出 at 12:53 | Comment(6) | 音楽

2015年05月19日

吉川忠英さん、ライブ


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先々日の晩、郡山市逢瀬町のフォーク喫茶「かぽたすと」にて、ギタリスト「吉川忠英」さんのライブが行われた。吉川さんはギタリストというカテゴリーのみならず、シンガー、プロデューサー、アレンジャー、スタジオミュージシャン・・・などなど活躍の幅が広い。誰もが知っているミュージシャンのレコーディングやライブにも数多く参加していて、そんな吉川さんが目の前でギターを弾いているなんて、まるで夢のような時間だった。

ライブが終了し、懇親会が始まった。とても気さくな方で会場は終止笑いが絶えなかった。いっしょに行ったM氏の計らい(策略・・・笑)で、皆さんの前で僕がトップバッターとしてギターを弾くことになってしまった。インストを2曲ほどやったのだが、プロの前で弾くなんて産まれて初めての経験。かなり緊張してしまった。

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アルコールが進むにつれ、皆さん身も心も打ち解け、和気あいあいと実に楽しいひとときだった。それにしても飲み物の量がすごい(笑)

ちなみに今日は喜多方でライブが行われる。お時間のある方はぜひ足を運んでください。詳しいスケジュールは吉川さんのサイトをご覧ください。
posted by 生出 at 08:38 | Comment(2) | 音楽

2015年04月30日

GOLDEN TIME


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ギタリスト・小倉博和の「GOLDEN TIME」、2014年11月リリース。小倉博和といえば、スガシカオが唄う「Progress」・・・NHKの番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』の主題歌・・・のギターを担当していると云った方が通りがいいかもしれない。その他、佐橋佳幸(歌舞伎役者の娘さんの旦那さん)とのギターユニット「山弦」ではすでにベスト盤を含め6枚のアルバムをリリースしている。

さてこのアルバムの最大の聴きどころは、なんといっても1852年に製造されたビンテージもののマーティンギター「2-27」の音色を堪能できるところだろう。このギターはC.F.マーチン一世の手によって創られたものなのだ。

1852年といえば日本では黒船の来航を翌年に控え、激動の歴史がはじまろうとしていた。そんな時代に海の向こうではアコースティックギターが作られていたことに驚きを隠せない。そしてそのギターが現代に残っているとは・・・。まさに奇跡である。

入手までの経緯は・・・そもそもアメリカ人のコレクターの手元にあったようで、コレクターの死後、日本に渡り、修理を経た後、たまたま小倉本人がネット上で見つけたのだという。

アルバムはディスク2枚。楽曲はどちらも同じ。楽曲名はジャケット左のとおりで、オリジナルとカバー曲で構成されている。1枚目がセッション盤、2枚目が小倉のギターとベースだけのNaked盤である。ナイロン弦のやわらかくやさしい音色は、ボリュームを少し上げて目を閉じながら聴くと・・・僕のCDプレーヤーは安物なのだが・・・まるで目の前で演奏をしているような錯覚をしてしまった。休みの日の朝、目覚まし代わりにしておけば、きっと目覚めもさわやかだろうし、穏やかな一日をいざなってくれるんじゃないか、そんな気がした。
posted by 生出 at 12:44 | Comment(0) | 音楽

2015年04月21日

foreverly


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日常生活において僕が心がけているのは、出来るだけ「シンプル」にということである。つまりは不必要なものにまで手は出さない、余計なものは手元に置かない、ということである。衣食住に限らず、人間関係にも「シンプル」なスタイルを求めている。

と、格好の良いことを吐いてしまったが、部屋の中を見回すと・・・お世辞にもシンプルとは云えない。雑然としている。車の中もである。幸いにも周囲の人たちは良い方ばかりで、この点に関しては、ほんとうにありがたいことである。

さて最近、手に入れたアルバムがこちらBillie JoeとNorah Jonesの「foreverly」だ。フォーク・デュオ「 The Everly Brothers」が1958年に発表したアルバム「Songs Our Daddy Taught Us」をカバーした作品である。トラディショナルな楽曲が並ぶ。

構成はシンプルである。二人のギターとピアノ、そしてベース、ドラムス、フィドル、ペダルスチールギターだけだ。

制作を振り返ってNorahはこんなことを云っている。「オリジナルの曲をどんどん簡素化していって、ちょっとだけふんわりとした感じにしていく作業に熱中していた。簡素化していく事で、そこに私たち独自の解釈を再構築していくスペースが生まれた」と。

う〜ん、音楽でも写真でも・・・何でもシンプルな方がいいようで・・・。余裕はそんなところから生まれるのかもしれない。
posted by 生出 at 08:22 | Comment(0) | 音楽

2015年04月14日

58957 The Bluegrass Guitar Collection


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トニー・ライスの「58957 The Bluegrass Guitar Collection」、2003年のリリース。アルバム名にある「58957」はトニー愛用のマーチンD28のシリアルナンバーである。このギターは1935年に製作され、そもそもはブルーグラスギターの名手「クラレンス・ホワイト」が所有していた。クラレンス・ホワイトは1973年に29歳という若さで交通事故で亡くなっている。クラレンスの死後、どのような経緯かはわからないがトニーの手に渡った。

このギターを一見して「おやっ?」と感じた方も多いと思う。いちばんの特徴がサウンドホールの大きさである。ノーマルのD28に比べて一回り以上大きくなっている。他にフィンガーボード、フレット、ピックガード、ナット、サドル・・・様々な部分がカスタマイズされているという。なのでノーマルのD28との比較しても意味はない。現在、サンタクルーズからトニー・ライスのシグネーチャーモデルが、そしてマーチンからはD28CW(クラレンス・ホワイト)モデルとして、あなたのためにちゃんと用意されているのである(笑)

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さて話がギターのことになってしまったが、このアルバム、というよりトニー・ライスはトラディショナルな曲を中心としたブルーグラスにフォーク、ロックなど新しい要素を取り入れ、ブルーグラスに新しい境地を開いたことで注目された。もちろんトラディショナルなエッセンスは踏襲しつつ、である。

一般的にブルーグラスというジャンルは耳なじみがない。しかし曲を聴くと、たいていの方は「あ〜カントリーっぽいやつね」と応えるだろう。本アルバムをお聴きいただければ、単なる「カントリーっぽい」やつではなく、そのセンスのよさに図らずも「かっこういいねぇ〜」と感心すること必至である。とくにラストの「Port Tobacco」は必聴。
posted by 生出 at 08:30 | Comment(0) | 音楽

2015年03月23日

You Must Believe in Spring


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ジャケットからLPを取り出し、指紋が付かないように慎重にプレーヤーにセットする。アームをゆっくり下ろし、曲が始まるまでのわずかな時間、この間がたまらない。大いに高まる期待感は曲が始まった瞬間、確かな感動へと変わる。静かに語り始めるピアノ。エバンスのメロディにベース(エディ・ゴメス)とドラム(エリオット・ジグムンド)がそっと寄り添う。目を閉じプレーヤー達の息遣いをも感じようとする。

エヴァンスの死後に追悼盤として1977年に発売された「You Must Believe in Spring」は名盤「Waltz for Debby」に並ぶ、僕のお気に入りのアルバム。ジャズといえば即興性の高さが特徴だが、ビル・エバンストリオにおける即興性は、インタープレイ(相互作用、交錯)に優れていて他の追随を許さない。のちのピアノトリオに与えた影響は大きい。

朝でも昼でも、そして夜でも、聞いた瞬間から彼らの醸し出す音の世界に入り込んでしまう。

あっ、そうそう僕はCDプレーヤーしかないので、聴く時はいつもLPをかけるイメージをしているだけです。
posted by 生出 at 12:38 | Comment(4) | 音楽

2015年03月19日

Window


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かつて福島市のパセオ通りに「HARVEST MUSIC」というレコード屋(CD屋)さんがあった。大都会の店と比べれば品揃えは少なかったものの、地方なりの「がんばり」を感じさせる店だった。それはいまでこそアマゾンで購入可能であるが、澤野工房レーベルのアルバムを仕入れていたりで、狭いながらもおいしい音がギュッと詰まっていた。2007年9月、惜しまれつつ閉店した。

そんな「HARVEST MUSIC」で出逢ったのがTOMOYA HARAとMARK TOURIANの「WINDOW」だった。2004年にリリースされたアルバム。まず目に入ったのがシュールなジャケ写であった。店長の一押し的な感じで紹介されていて即買いした記憶がある。もちろん試聴はしていない。典型的なジャケ買いである。結果は大当たりだった。

ギターとベースで奏でられる大人の音の世界。窓の外が次第に明るくなり柔らかな光が射しこむ。一曲目「Sunrise 暁」。なんだか上質な一日になりそう、そんな予感が。オリジナル曲を含めジャズ、ブルース、バラードと続き、ラスト「Sunset黄昏」。陽はすでに山の稜線の彼方へ。窓際に立ち空を見上げるといちばん星。次第にはっきり見えてくる星々をつなげると、ギターとベースになるのかもしれない。
posted by 生出 at 07:54 | Comment(2) | 音楽

2015年03月05日

Taste of UKADAN


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せっかくなので憂歌団の数あるアルバムの中からお勧めをひとつ。1986年リリースの「Taste of Ukadan」をぜひお聴きいただきたい。云わずと知れた日本屈指のブルースバンド。木村充揮(ボーカル)、内田勘太郎(ギター)、花岡献治(ベース)・島田和夫(ドラム)の4人がメンバーで 1975年に結成された。デビュー曲「おそうじオバチャン」は発表してから僅か一週間後に放送禁止歌となったのは有名な話。この曲はデビューアルバム「憂歌団」(CD盤)に収められているが、お世辞にも品が良いとは云えない(笑)

憂歌団といえば木村の濁声(ダミゴエ)が代名詞で、独特のユーモアと、ときにペーソスにあふれる曲が魅力なのだが、やはり好き嫌いはわかれるだろう。さて 「Taste of Ukadan」はそんな憂歌団の中でいちばん耳障りのいいアルバムかもしれない。楽曲は「YOU are my Angel」「渚のヴォードウォーク」「嘘は罪」などスタンダードナンバーが並び、演奏も非常に洗練されている。泥臭さは皆無だ。内田勘太郎のギターも、とてもいい。こんなふうに弾けたらいいなと聴くたびに思うのだった。
posted by 生出 at 22:08 | Comment(0) | 音楽