2016年06月06日

深水洋「熊本城復旧支援ライブ」開催


 fukamizu live for web.jpg

急遽ではありますが、上記内容にてドラマー深水洋さんがライブを開催いたします。入場は無料です。詳細につきましてはお問い合わせ先までお願いいたします。会場には駐車場がありません。近隣の有料駐車場のご利用をお願いいたします。

会場は南蛮館(会津若松市1丁目2−21)です。

 nan-ban-kan1.jpg

ただいまスタッフが会場整備に尽力いたしております。

 nan-ban-kan2.jpg

皆様お誘い合わせの上、お越し下さい。

posted by 生出 at 07:47 | Comment(0) | 音楽

2016年06月02日

GOOD VIBRATION


 good-vibration1.jpg

1966年の「ザ・ビートルズ」にはじまり、多くのミュージシャン達が日本武道館でライブを行ってきた。かぐや姫を解散した翌年(1976年3月)、南こうせつは日本武道館のステージに立っていた。日本人として武道館でワンマンライブを行った初のソロアーティストは南こうせつだ(グループとしてはタイガースが71年に開催)。そんな事実も時が経てば忘れてしまうものだ。そういえば当時、その快挙を報道したニュースに触れた微かな記憶がある。

 good-vibration2.jpg

そのライブを収録したのが「GOOD VIBRATION」だ。76年7月に2枚組みのLPとして発売された。「かえり道(75年7月)」「ねがい(76 年3月)」に続く3枚目のアルバムだ。75年4月の「かぐや姫解散コンサート」、同年8月には伝説のオールナイトコンサート「つま恋」と、75年〜76年のこうせつの活躍はすさまじかった。まさにあの時代、こうせつは時の人だったのだ。

収録されているのは全19曲。かぐや姫時代に作られた曲(「妹」「ひとりきり」「うちのお父さん」)をはじめ、ライブのために書き下ろされた曲(「九州へ帰る友へ」「思い出にしてしまえるさ」「ヘイ・ジプシー誘っとくれ」など)、そしてソロになってからの1st、2ndアルバムからの数曲(「朝が来るまで」「昨日にさよなら」「来年も来るよ」「さよならの街」など)で構成されている。

 good-vibration3.jpg

ジャケットにはTAMUJIN(田村仁)撮影の写真が掲載されている。CDのジャケットは小さくて見づらいものの、会場の熱気は伝わってくる。某綾小路ではないが、あれから40年!「おいちゃん」は衰えるどころか、ますます元気いっぱい!僕たちの琴線に響く曲を歌い続けている。時として青春時代の甘く切ない思い出に浸るだけになりがちだが、「おいちゃん」の曲は、限りある人生の時間を愛おしく感じさせる力を持っている。つまりは、夢・希望という・・・陳腐な言葉だけども、人生の大切なキーワードに気づかせてくれる力なのである。
posted by 生出 at 07:00 | Comment(0) | 音楽

2016年05月09日

JOY


 joy-1.jpg

「JOY」は1981年から89年に行われた山下達郎ライブ音源の中から、厳選された曲で構成されたアルバム(89年リリース)である。LP3枚組みの限定盤もリリースされたようだが、いま手に入るのはCD2枚組にまとめられたものである。

今年で発表からすでに27年が経過しているにもかかわらず、あらためて聴いてみても「古さ」は微塵も感じない。達郎曰く「基本的に1曲にアレンジはひとつしかないという主義」で、「常に最高の音を求める」達郎のスタンスが、時代の流れを超越した演奏となり、結果「古さ」を感じさせない「最高のパフォーマンス」になったのだろう。妥協を許さない達郎の強い信念を感じるところである。そして達郎イズムを支えるバンドメンバーの確かな表現・技術力も見逃せない。

有名なミュージシャンのライブチケット取得は難しいのだけど、中でも達郎のライブは抜きん出て難しいと云われている。スカを引いたときは「JOY」を聴くしかないのだが、でもやっぱり会場へ行けなかった悔しさは「JOY」を聴けば聴くほど強くなる?そうそう・・・かなり前からファンの間では「JOY2」を望む声が上がっている。2011年リリースのアルバム「Ray Of Hope」は「JOY1.5」の2枚組みだった。でも「1.5」は位置付けとしてボーナストラックなのである。もちろん音もいいし申し分ないのだけど・・・「JOY」同様、ライブ盤に特化したアルバムとして「JOY2」のリリースを望むものである。
posted by 生出 at 22:45 | Comment(2) | 音楽

2016年05月02日

covers


 covers.jpg

たまたま新聞を読んでいたら、きょう5月2日は忌野清志郎の命日であることを知った。僕が持っているRCサクセションのアルバムは、この「カバーズ」一枚。帰宅後、さっそく聴いてみる。

その中の一曲、「サマータイム・ブルース」は、いまとなっては「やっぱりな」と。

 暑い夏がそこまで来ている
 みんなが海へくり出していく
 人気のないところで泳いでいたら
 原子力発電所が建っていた
      ・ 
      ・
      ・
 それでもテレビは云っている
 日本の原発は安全です
 さっぱりわかんねえ 根拠がねえ
      ・
      ・
      ・
 原子力発電所がまだ増える
 知らねえうちに漏れていた
 あきれたもんだなサマータイム・ブルース
      ・
      ・ 
      ・
 電力は余ってる 要らねえ
 原子力は要らねえ 危ねえ

当局者のうすっぺらな言葉、保身に走る身のこなしは大したものだと関心(寒心)した次第である。これからもそんな言動は続くんだろうね。見極めるのは、それほど難しいことではない。
posted by 生出 at 22:21 | Comment(0) | 音楽

2016年04月21日

LOVE WARRIORS


 love-warriors.jpg

Tuck & Patti(タック & パティ)が1989年にリリースしたセカンドアルバム「Love Warriors」。

1978年、スタジオミュージシャンだったTuckと無名ヴォーカリストのPattiが、あるオーディションで出会って意気投合しデュオを結成。ライブ演奏には定評があり、1988年にファーストアルバム「Tears Of Joy」をウインダム・ヒルより発表。「ヴォーカル & ギターによるデュエットという特色に立ちながら、音楽のさまざまなカテゴリーや枠や習慣をさえも超えたヒューマンな調和と、それを基盤にしたサウンドの融和を実現している」(ライナーノーツより)。

それにしても印象的なジャケット写真である。一目見て釘付けになった。写真から滲み出てくる二人の絆の深さに圧倒された。何者も二人の世界に立ち入ることはできない。「異なった性格と個性を持つ中心点が二つ並びあい、一つの表現に修練していく自由な楕円の世界がある」(ライナーノーツより)。ふたりの世界を云い得て妙である。
posted by 生出 at 22:04 | Comment(0) | 音楽

2016年04月06日

FOLK SONG


 folk-song1.jpg

1993年11月にリリースされた南こうせつの「FOLK SONG」。収められているのは・・・「ともだち」「花屋のある通り」「空飛ぶくじら」「冷たい部屋の世界地図」「寒い国から来た手紙」「涙はいらない」「生活の柄」「上を向いて歩こう」「時計をとめて」の9曲、すべてカバー曲である。

 folk-song2.jpg

拓郎、陽水、泉谷、高田渡・・・などの歌声、そしてオリジナル曲のアレンジが耳にこびりついているので、このアルバムは全体的に「さらり」としたフォークソング調という印象。まぁ〜こうせつ風アレンジを楽しむにはいいかもしれない。日曜の午前10時頃、ドライブをしながら聴くのが僕的にはベスト。それにしてもこうせつの歌声って、むかしから変わらない。これってすごいことなんだなぁ〜といまさらながらに思うのであった。
posted by 生出 at 07:48 | Comment(0) | 音楽

2016年03月24日

Leialoha


 leialoha.jpg

2004年7月下旬、たまたま書店で見かけた「アコースティックギターマガジン」が僕のギター熱を再燃させた。25年ぶりに「ちょっと頑張ってみるか!」 という気持ちがムラムラとわいてきた。その後、バックナンバーを揃えたり、ギターを新調したり・・・生活の中にアコギの占める割合が次第に増えていったのだった。

2007年7月発売の「アコースティックギターマガジンvol.33」で出会ったのが、わたなべゆうの作品「ガーベラ」で、楽譜と音源(付録CD)を参考 にして、一ヶ月くらいかかって、なんとか弾けるようになった。この曲は「オープンDチューニング」で演奏されていて、レギュラーチューニングとは違う、きらびやかな音にすっかり魅了されてしまった。後日、他の作品も聞きたくなってアルバム「Leialoha」を購入。このアルバムは3rdアルバムで07年12月にリリースされた。わたなべゆうは06年、横浜で行われた「フィンガーピッキングデイ」で最優秀賞を受賞する実力派ギタリストである。

「Leialoha」は「大切な子供へ」という意味だそうで、アルバムを通して優しさあふれるメロディラインと確かな演奏力が心地よい。まだ若い彼が今後どんな曲を聴かせてくれるのか、大いに期待しているところである。  
posted by 生出 at 07:53 | Comment(0) | 音楽

2016年03月22日

オンステージ・ともだち


 tomodachi1.jpg

懐かしいアルバムである。よしだたくろうのセカンドアルバム「オンステージ・ともだち」。音源は1970年4月18日に東京厚生年金会館で行われたライブで、アルバムの発売は翌1971年6月27日。僕が手にしたのは74年だった。当時僕は中学二年で、いわゆる耳コピでギターコードを探ることを少しずつ覚えはじめていた頃だった。ギターはモーリスのW30。レコードに合わせながら覚えたてのコードを適当に弾くのだが、たまに音が合うと嬉しくて仕方なかった。押さえられたのはC、G、D、E、A・・・などのローコードだけで、FやBmなどのいわゆるバレーコードは押さえられなかった。なのでバレーコードが出てくると、その曲はパスせざるをえなかった(笑)

このアルバムでいちばんのお気に入りは斉藤哲夫が作詞・作曲した「されど私の人生は」である。格好良さはもちろん、コードも簡単だったのでいちばん聴いた曲だった。「ともだち」も同様。少しずつ自分なりに弾ける曲が増えてきて、アルバムや楽譜も増えていき「たくろうと一緒に弾いている」感だけは充実していた。

  「されど私の人生は」

 もうどうでもいいのさ

 つまらぬことは 考えないで

 そこから道を 進むのさ

 それがもっとも 肝心さ

 幻の道は いくつにもわかれ

 ふりかえるときは すべては灰色に

 心の中は 荒れ果てつきて

 先を見ることさえ 苦しみ覚える

 変わる 変わる 目の前が

 変わってそれでおしまいさ

 されど私の人生は

 されど私の人生は

 tomodachi2.jpg

あれからずいぶん時間が経ち拓郎もビッグになってしまった。それに伴いギター一本で気軽に弾ける曲はいまやほとんどない。ビッグバンドに合わせてギターを弾くのはちょっと淋しい・・・かな。やっぱりたくろうはエレック、CBSソニー、そしてフォーライフレコード第一弾の「明日へむかって走れ」までの印象が強い。自分の青春とダブっていることも大きな理由なのだろうね。
posted by 生出 at 07:28 | Comment(0) | 音楽

2016年03月17日

午前中に・・・


 am1.jpg

吉田拓郎、エイベックス移籍の第一弾のアルバム「午前中に・・・」、2009年4月にリリース。全曲、拓郎が作詞作曲を手がけたアルバムだ。比較的新しいアルバムだなと感じつつもすでに7年という時間が経過していることに、ちょっと驚いている。感覚としては2〜3年前かなと・・・。この年、最後の全国ツアー「Have A Nice day LIVE 2009」を開始するも体調不良のため4公演で中止。このライブは「18時開演」という3枚組みのアル バムとしてまとめられ同年11月に発売された。3年後の2012年にはアルバム「午後の天気」を発売している。

拓郎にはまだまだ頑張って走り続けてほしい。でも拓郎も今年で70歳である。その事実にも驚きである。

 「ガンバラナイけどいいでしょう」

 きょうはいったい何が どうしちゃったんだろう

 胸の中のどこかが すっきりしない

 朝から頭の中も 重たい感じで

 動きたくないんだから 仕方ない
     ・
     ・
     ・

 追いかけすぎることは いけないんだね

 このごろちょっとだけ 悲しくなりはじめ

 君に会えるだけで しあわせなはずさ

     ・
     ・
     ・

 でも 頑張らないけどいいでしょう

 私なりってことでいいでしょう

 頑張らなくてもいいでしょう

 私なりのペースでもいいでしょう

アルバムの一曲目「ガンバラナイけどいいでしょう」は主治医とのやり取りの中で生まれたという。「好きじゃないことはやらないでゴロゴロしているほうが身体にいい」。云うとおりに「家でゴロゴロしていたら元気になった」そうで、日常をてらうことなく、さらりと素直に唄っている。

 am2.jpg

愛や平和という大きなテーマを唄うのもいいだろう。でも日々の暮らしのささやかな出来事の中にだって、人の心に響く大切なメッセージはあるし、むしろそちらの方に説得力があるのかもしれない。そういえば最近、いろんな方の言葉の端々に人生の機微を感じる瞬間がある・・・僕自身もだんだんそんな年代になって きたのだろう。このアルバムを聴いて「老いることは決して好ましくも楽しいことでもない」のだけど、年を重ねたからこそ見えてくるもの、感じるものが、だんだん増えてきたことに気づかされた。
posted by 生出 at 08:24 | Comment(0) | 音楽

2016年03月14日

フォーク酒場


 folk.jpg

週末は恒例のフォーク酒場が開かれた。今回は約30名の参加で、おひらきの時間も早かった。と云っても午前12時までやったのだから、大したものである。これは歌の力なのか、それとも中高年パワーによるものなのか・・・。云うまでもなく両方の力ですね。
posted by 生出 at 07:41 | Comment(0) | 音楽

2016年03月11日

Ray of Hope


 ray-of-hope1.jpg

時間の流れを実感することが、戸惑いに似た気持ちになることがある。目を閉じてあの大きな出来事に思いを馳せてみる。すさまじい揺れに翻弄されている感覚がリアルによみがえる。我に返って目を開けると、今日は2016年3月11日である。あれから5年が経つが、心は、あの瞬間と今とを行ったり来りしている。そのたびに心が折れそうになる。

これから10年、20年、30年・・・と時間は容赦なく流れる。あの日を経験した人は、誰であっても例外なく・・・悲しみ、苦しみ、悔しさを忘れることも、捨て去ることも出来ないだろう。でもいつの日か、その切ない思いが少しでも和らげば・・・と願わずにはいられない。あの日が、いい意味で客観的に見られれば、きっとそのとき「希望の光」に向かっている自分になっているのかもしれない。

山下達郎が歌う「希望という名の光」(2011年8月リリースのアルバム『Ray Of Hope』に収録)は、(山下達郎本人も云っているが)図らずも、あの日を経験したすべての人のために作られた曲になった。震災に限らず、人生につまずいたとき、くじけたとき・・・この曲を聴いてほしい。

  「希望という名の光」

 この世で たったひとつの 

 命を削りながら

 歩き続けるあなたは

 自由という名の風

    ・
    ・
    ・
 運命に負けないで
 
 たったいちどだけの人生を

 何度でも起き上がって

 立ち向かえる力を送ろう
posted by 生出 at 07:57 | Comment(2) | 音楽

2016年02月24日

Tone Poems


 tone-poems1.jpg

トニー・ライスのアコースティックギターとデヴィッド・グリスマンのフラットマンドリンが奏でるトラディショナル&オリジナルのメロディ。アルバムタイトル「Tone Poems」からもわかるように、詩情豊かな癒し系の音色を堪能できる。

無粋な目覚まし時計の音で目覚めるより、このアルバムで目覚めたのなら、きっと一日が穏やかな時間になるに違いない。昨日までの荒れた心が落ち着くかどうかはわからないけれど、一瞬でも厭なことを忘れさせてくれる効果(効能?)があるかもしれない。

ブルーグラス系の二人の演奏ということで、早弾きのテクニックを期待してしまうのだが、あくまでも美しく、あたたかく、 そしておだやかなメロディが紡がれている。全17曲、思わず聴き入ってしまう。珈琲の香りがあれば、なお云うことはない。

 tone-poems2.jpg

付属のブックレットには曲ごとに使われたヴィンテージものの楽器が紹介されている。これを見るだけでも、このアルバムを持つ意味があるというものだ。
posted by 生出 at 08:03 | Comment(0) | 音楽

2016年01月04日

ボブ・ディラン “UNPLUGGED”


 bob-dylan.jpg

年末のことになるが、新聞を開くと一面にボブ・ディランの日本公演の広告が、どどぉ〜んと掲載されていた。そんなことに触発されて、ひさしぶりにディランを聴いてみる。手元には数枚のアルバムがあるのだが、今回は「Unplugged」を棚から取り出した。

MTV(Music television)のアコースティックライブ・Unpluggedと云えば・・・条件反射でエリック・クラプトンの名が出てくる。なんと云っても「Unplugged」を一躍有名にしたのがクラプトンのアルバム(92年発売)だったからいたし方あるまい。

ボブ・ディランのライブは94年11月17、18日の2日間、ニューヨークのソニーミュージックスタジオで行なわれた。アルバムは翌95年にリリース、2日間の演奏の中から12曲が収められている。ディランの場合、あえてUnpluggedと断りを入れる必要もないのかな?とも思うのだが、まぁ〜一連の企画ものなので、その方が通りがいいのだろう。

 bob-dylan2.jpg

さてこのアルバムをはじめ、ディランの曲に関して、いまさら僕がどうのこうの云う必要はないだろう。名曲は数知れずあるし、ビートルズ同様、ディランから影響を受けた人類は星の数ほどいる。ただ・・・初めて聴く人にとって、あの独特のしゃがれ声(そうでない曲もあるが・・・)に「う〜ん?」とクビをかしげる人もいるだろうが、それはそれである。

さて冒頭に記したライブの詳細は こちらよりどうぞ。ディランも70代の半ばを過ぎた。淋しいけど伝説の人を見る機会も限られてくるのだろうね・・・。


posted by 生出 at 22:21 | Comment(0) | 音楽

2015年12月17日

Jesse's box


 jessie's-box.jpg

日本で発表されたジェシー・ハリスの1stアルバム(2002年リリース:名義はジェシー・ハリス&ザ・フェルディナンドス)。アメリカでは99年と01年に1st(Jesse Harris and The Ferdinandos)と2ndアルバム(Crooked Lines)がすでに発表されていたが、ともに日本では未発表である。日本盤はそれぞれの中から数曲を選んでまとめられた、いわゆるコンピレーションアルバム。ちなみに“Don't know Why”はアメリカ盤1stに収められている。日本盤では2曲目で聴ける。

 jesse-harris.jpg
ジェシーはニューヨークの出身。都会的で軽快なサウンドだ。ロック&フォークをベースにしつつも楽曲によってはフィドルを使い、どことなくトラディショナルな要素も感じる。シンプルなバンド構成もいい。曲想は異なるがリサ・ローブ、95年のデビューアルバム「Tails」を彷彿とした(8曲目の“Sandalwood”でジェシーはギターで参加していた)。ノラ・ジョーンズの音作りにも生かされているのかな、とも思う。あくまでも僕の印象だけど。

さて“Don't know Why”を比べてみると・・・当然アレンジは別物だけど・・・ノラ・ジョーンズはアルコールを飲みながら夜に聴くのがベスト、ジェシー・ハリスは珈琲を飲みながら昼下がりに聴くのがいいんじゃないかなぁ〜と思った。
posted by 生出 at 22:25 | Comment(0) | 音楽

2015年12月15日

昨日の思い出に別れをつげるんだもの


 dylun2.jpg

1972年に発表されたザ・ディランUのファーストアルバム。このアルバムタイトルはブログで幾度か紹介したが、ようやくのお披露目となった。ジャケット写真は冬枯れした風景写真が使われていて、どことなく「つげ義春」の描く世界に通じるものを感じた。

「ぷかぷか(みなみの不演不唱)」、ボブ・ディラン作詞作曲の「I Shall be Relesed」を日本語歌詞で唄う「男らしいってわかるかい」「サーカスにはピエロが」などが聴きどころ。

     「サーカスにはピエロが」

    僕は今 両足を抱きかかえ この峠の上にすわってる
    
    この道を最初に来た 君といっしょに旅に出るために
    
    サーカスにはピエロが つきものなのさ
    
    だっていつも君が 笑っているとは限らないもの
    
    サーカスにはピエロが つきものなのさ
    
    だってきのうの思い出に別れを告げるんだもの
    
         
    くるくるまわる回転木馬に きのうの苦しみがしばりつけられて
    
    流れていくよあなた体から わずらわしい思い出といっしょに
    
    サーカスにはピエロが つきものなのさ・・・


ピエロが出てきた瞬間、日常の時空は非日常のそれになる。おどけて人を笑わすのがピエロ。だけど仮面の下の顔はうかがい知れない。目の前に現れたピエロは、もしかしたら鏡に映った自分自身なのかもしれない。

悲しみや苦しみを隠すためには、サーカスに限らずピエロが必要なのだ。

話は替わるが「ピエロ」といえば僕はシャガールの作品を連想する。シャガールがこんなことを言っていた。「私にとって絵を描くことは、食べることより大切なこと。絵画は私にとって窓のようなもの。その窓から、私は別の世界に飛び立つのだ」。

ザ・ディランUの曲に非日常的な世界観を感じるのは、言葉が放つ微妙なニュアンスに触発され、不覚にも自分自身の本当の素顔(心)を鏡で見てしまった、そんな錯覚をしてしまうからかもしれない。鏡から目をそらすか、それとも凝視できるか・・・つまりは「君の窓から」出ておいで・・・ということ。

     「君の窓から」

   君の窓から出ておいで 何にもない街だけど

   二人だけでもいいから 夜が明けるまで踊ろう

   二人だけのパレードにゃ 夜更けの街がお似合いさ

   君の名前覚えているよ 冬子っていうんだろう

   貴族達のサロンでは 時計の針も止まり
   
   乾いた笑いがあふれているけれど

   死にたいなんて いわないで 夜明けのバスに
  
   飛び乗ろう みんなが待っている

   昨日の海へ行くんだよ

  
   君がいま捨てるのは 15の時に教えられた
 
   家の中で泣いている娘が 良い子って云う例え話

   年老いた門番は 今夜もベッドに横たわり

   古い絆で君を 君を引き止めるけど

   君の窓から出ておいで 恐いことなんてないんだよ

   太陽とともに消えてしまった 昨日の海を見つければ
posted by 生出 at 08:34 | Comment(0) | 音楽

2015年12月03日

フォーク酒場


 folk.jpg

先週の土曜日の晩、福島市内にて恒例のフォーク酒場が開かれた。なんだかやるたびに参加者諸氏のパワーがアップしているように感じている。今回も午後6時から午前2時過ぎまでギターを弾きまくったのだが・・・。翌朝、指先には微かな痛みしか無かった。これは指先が鍛えられたということだろうか?それとも麻痺したためだろうか?

みなさん、お疲れさまでした。
posted by 生出 at 08:19 | Comment(0) | 音楽

2015年12月02日

Come Away With Me


 come-away-with-me.jpg

ノラ・ジョーンズのメジャーデビューアルバム「Come Away With Me」、2002年ジャズの名門「ブルーノート」からリリースされた。 2003年のグラミー賞では主要4部門を含めノミネートされたすべての部門で受賞を果たした。当時ノラ・ジョーンズは23歳。

「いいアルバムは一曲目の出だしでわかる」と言い切ったのが、音楽に造詣の深い知人のS氏だった。すでに有名になりすぎたこのアルバムであるが、ノラがいまほど知られていない時期に彼に聴かせたところ「ただ者ではない」と直感したようだった。目を閉じ聴き入る姿が印象的だった。

一曲目Don't Know Why″ 暗闇が仄かに明るくなり、遠くに水平線が見えてくる、そんなイメージをわかせてくれるアコースティックギターとピアノの旋律からはじまる。音数は少ないが、つむぎだされる音に居場所を失った心が落ち着く。イメージした風景をより確かにするため目を閉じる。目を閉じるというよりは心の眼を開けるとでも云ったほうがいいのかも。

     Don't Know Why

     I waited till
     I saw the sun
     I don't know why
     I didn't come
            ・
     ・
     ・
     Out across the endless sea
     I will die ecstasy
     But I'll be a bad of bones
     Driving down the road alone

夜、アルコールをほんの少し(?)含みながらBGMとして聴いてもいいし、じっくり聞き込むのもいいし・・・気がつけばノラの魅力に浸っていることを自覚することになる。

ちなみにこのDon't Know Why″はジェシー・ハリスが作詞作曲をしたもので、彼の「Jesse's Box」というアルバムにも収められている。聴き比べてみるのもおもしろいかもしれない。
posted by 生出 at 07:55 | Comment(2) | 音楽

2015年11月25日

sunny


 sunny.jpg


「ぷかぷか(みなみの不演不唱)」という曲(作詞作曲・西岡恭蔵)がある。ザ・ディランセカンドの「きのうの思い出に別れをつげるんだもの」に収められている。


  おれのあん娘(こ)は タバコが好きで

  いつも ぷかぷかぷか

  体に悪いから やめなっていっても

  いつも ぷかぷかぷか
 
  遠い空から 降ってくるっていう

  幸せってやつが あたいにわかるまで
 
  あたい たばこ やめないは

  ぷかぷかぷかぷかぷか

この曲のモデルになったのが「安田南」だ。すでに星になってしまったと聞いた。運転中に聞いていたNHK第一放送の「すっぴん」で高橋源一郎氏が安田南の「sunny」の中から「赤とんぼ〜Fly me to the Moon」を紹介していた。ぜひもう一度聴きたいと思い購入したアルバム。

「安田南」はジャズシンガーとして70年代に活躍していたようだが詳細はわからない。彼女をとりまくキーワードとして中平卓馬、瀬戸内寂聴、片岡義男・・・の名前が見えてくる。興味本位で彼女の経歴などを調べるのは、何だかはばかれるような感じがした。

とりあえず曲を聴こう。
posted by 生出 at 07:44 | Comment(0) | 音楽

2015年11月18日

野原の上の雨になるまで


 noharanoue-1.jpg

南こうせつ、通算29枚目のアルバム、2007年9月のリリース。全10曲。「神田川」を作詞をした喜多條忠が「恋はるか」で、岡本おさみが「インドの娘へ」で参加している。

かぐや姫を解散してソロとして活動しはじめたのが1975年である。なので今年はソロデビュー40周年の節目の年であった。

こうせつと聞くと今だにかぐや姫というイメージがつきまとってしまうのはいたしかたない。青春時代に聴いた「神田川」「赤ちょうちん」「妹」・・・は、あの時代の空気感を蘇らせてくれる大切な思い出の曲だ。懐古趣味と云われようが、もう自分の身体にこびりついているのだから、耳にすれば否が応でも瞬時に反 応してしまう。

生き方として・・・良かった「あの時代」にこだわり続けると「今」がおろそかになってしまう。ともすれば安定志向、保身に走ってしまうのも判らなくはない。時代の変化は常だし、いろんな意味で時代の波に翻弄されることだってある。にっちもさっちも行かない状況に置かれている人もきっといることだろう。でも敢えて云えば、思い出にしがみつかないで、勇気を出して踏み出そう。やはり大切なのは「今」であって、限りある時間をささやかでもいいから夢と希望を描きながら進み続けたい。

過去をすべて捨て去ることは無理なことは百も承知。後ろはたまに振り返るからいいのだと思う。もちろん笑顔も涙も怒りも・・・何もかも携えて自分のペースで歩けばいい。

 「銀色のオルゴール」

 闇から生まれた 銀色のオルゴール

 凍り付いたままの鍵は解けて

 はじめてのメロディに そっと眠る

 桜の花束 風にゆれる

 今夜は少し酔いながら

 儚い物語 夢見てる。

 いまはただ悔やまないように

 いまは ただはらはらと

 流れていく春を
posted by 生出 at 08:28 | Comment(0) | 音楽

2015年10月15日

The Beatles Complete Scores


 The-Beatles-Complete-Scores1.jpg

これがビートルズの全212曲をカバーした「The Beatles Complete Scores」である。広辞苑くらいの重さはあるだろうか。ページ数は1000を超える。楽曲はアルバム順ではなくAからのアルファベット順に並べられている。

 The-Beatles-Complete-Scores2.jpg

分厚い割にはページは開きやすく、勝手に閉じることもない。中身はこんな感じ。ビートルズファンはもちろん、そうでなくてもインテリアのように何気なく置いておくとおしゃれかもしれない。

 The-Beatles-Complete-Scores3.jpg

さて、これだけの曲の中からどの曲を弾きはじめるか・・・飲みながらのんびりと考えることにしよう。
posted by 生出 at 07:16 | Comment(0) | 音楽