2017年07月09日

WHIPPED CREAM & OTHER DELIGHTS


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オールナイトニッポンのテーマソングは、このアルバムに収められている"Bittersweet Samba"なのである。説明は不要だろう。

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radicoで聞くのもいいだろうが、やっぱり深夜放送は、ちょっと雑音混じりのAMの音に限るな、と僕は思うのであった。
posted by 生出 at 20:07 | Comment(2) | 音楽

2017年06月19日

今日まで そして 明日からも、吉田拓郎


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6月7日にリリースされた「今日までそして明日からも、吉田拓郎」は、音楽プロデューサーの武部聡志氏が、古希を過ぎた拓郎へのお祝いとして生まれた、拓郎へのトリビュートアルバムである。参加ミュージシャンが、それぞれの想い、解釈で独自にアレンジをし「吉田拓郎の新しい発見と可能性に満ちたアルバムになった」。ミュージシャンのコメントは、こちらで見ることができる。

僕としては、オリジナルのイメージが強くこびりついていて、まだ素直に聴くことができない不幸な状態なのであった。オリジナルとカバーの関係は難しいなぁ〜とつくづく想うところである。むかし五木ひろしが、山下達郎の「RIDE ON TIME」をカバーしたのだが、はっきり云って・・・五木ひろしのファンには申し訳ないが・・・握り寿司にウスターソースをかけたような違和感を覚えた。

まぁ〜今回のトリビュートアルバムは、そこまでいかないにせよ、僕の耳に馴染むまでには、それなりの時間がかかるかもしれない。

拓郎も71になった。フォークの貴公子と云われてから半世紀。拓郎自身、今を「人生の最終章」と位置づけ、ラジオでレギュラー番組をもったり、今秋には新譜アルバムの発表が予定されているらしく、曲作りに余念がないと聞いている。どうしても青春時代に聴いた曲の印象が重くのしかかってしまうのだけど、新しい境地に僕自身も飛び込んでいかなければと・・・。
posted by 生出 at 08:23 | Comment(0) | 音楽

2017年05月20日

PLAY FOLK SONGS 〜WORDS 4.5〜

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石川鷹彦といえば、フォークギターの代名詞と云っても過言ではないだろう。フォークソングに限らず、歌謡曲、ポップス・・・今はひとくくりでJ-posといわれているが・・・多くのミュージシャンのサポートのみならずプロデュース、アレンジなどなど、活躍したステージはあまりにも多くて、全てを把握することはできない。

2014年2月にリリースされたのが「PLAY FOLK SONGS 〜WORDS4.5〜」だ。全12曲は、どれも懐かしい思い出を蘇らせるには十分。単に懐かしさに浸るだけではなく、そこはさすがの名プレーヤーと言われるだけのことはある。ともするとオリジナルの楽曲と比べてしまうのだけど、曲を知り尽くした石川ならではの解釈が、オリジナル曲のエッセンスを崩すことなく表現されている。見事なアレンジだと思った。どの曲も体がすんなり受け入れる。

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さて、吉田拓郎がこの4月2日からニッポン放送で「ラジオでナイト」という番組を始めた。先週5月17日の放送の中で、拓郎が気になることを云っていた。「石川さん、いま体調がよくないんだよ」と。それらしい噂は耳にしていたけれど、石川鷹彦をよく知る拓郎から、そんな話を聞いて、いろいろな思いが身体中を巡っていて、少々ナーバス気味になっている昨今なのであった。
posted by 生出 at 19:13 | Comment(0) | 音楽

2017年05月14日

フォーク酒場


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昨晩行われたフォーク酒場の様子。30名数名が参加。米沢からは久しぶりに仙人も駆けつけていた。スタート時間になるやいなや、堰を切ったように歌声が場内に響き渡る。次から次にリクエストが出され、ギターを弾く手は休む暇もない。自分の部屋で一人弾くギターとはまた違った楽しみがある。次回を楽しみにしている参加者も多く、さらに新しい方も毎回のように増え、フォークソングで繋がる人の輪が、これからも広がっていくだろう。
posted by 生出 at 14:24 | Comment(0) | 音楽

2017年04月07日

やぁ。


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加川良のサードアルバム「やぁ。」1973年に行われたライブ音源をまとめたのが本作である。会場は、渋谷の「ジャンジャン」、名古屋「勤労会館小ホール」、豊田「勤労会館ホール」、お茶の水「日仏会館」の四ヶ所。CDの帯には「野外コンサートでもスタジオでもなく、加川良の魅力が最も発揮される小ホールでのライブ録音を集めた サードアルバム」とある。中川イサトがギター、オルガンなどで全面的にバックアップをしている。

加川良は1970年の第二回「中津川フォークジャンボリー」に飛び入り参加し、「教訓T」を歌ったのがきっかけでプロデビューした(なぎら健壱も同じ回に出演しプロデビューを果たした)。

昨日、衝撃的なニュースが入ってきた。4月5日、急性骨髄性白血病で、容態が急変し入院先の病院で亡くなった。69歳だったという。

デビュー後、数年間は吉田拓郎と人気を二分したことがあった。拓郎はフォークソングから離れ、よりポップな方向へと進み大衆から大きな支持を集めたが、加川良はストイックなまでに自分のスタイルを貫き、一線を退いたのか?と思われるほど、その名を目にすることが少なくなった。

しかし活動は続いていたのだ。ギター一本で全国を回り、小さなライブ会場で歌うスタイルは、昨年まで健在だった。あの独特の声と、微妙な音程の節回しは、もう過去の録音でしか聴くことができない。

このアルバムの2作目に収められている「夜汽車に乗って」(シバ作)が、いま、とても沁みる。


 夜汽車に乗って
  
 呼んでるよ 呼んでるよ

 夜汽車がさ 呼んでるよ

 どこへ行くのかね 夜汽車に乗って
 
 どこへでも どこへでも

 行くだろうさ どこへでも

 誰と行こうかね 夜汽車に乗って
 
 行きたかないね どこへもさ
 
 どこへもさ 行きたかないね
 
 でもここにゃいられない で 夜汽車に乗って
posted by 生出 at 12:33 | Comment(2) | 音楽

2017年04月04日

Firefly


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Emily Remler(エミリー・レムラー)というジャズギタリストを知ったのは、実はつい最近のこと。ジャケットに写っているのが、そのひと。愛用のギターはGibson ES−330だ。「Firefly」は1981年にリリースされた彼女のファーストアルバムである。

僕自身、ジャズギタリストについての知識は、あまりないのだが、当時、女性のギタリストは珍しい存在だったらしい。過去形を使ったのは・・・彼女は1990年にツアー先のオーストラリアで亡くなってしまったからだ。享年32歳だったという。生前に6作、死後に1作、合計7作のアルバムが作られた。

YouTubeには生前の彼女のプレイがいくつかアップされている。

 

こちらの動画は、もうひとつの愛用ギターOvationでのソロ演奏。かっこいい!

 

早すぎる死は、ほんとうに残念としかいいようがない。
posted by 生出 at 08:21 | Comment(1) | 音楽

2017年03月27日

ジャズの店


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知り合いが馴染みという店に誘われた。壁に飾られた一枚の絵が、この店を象徴している。

数人の客がカウンター席に座ってジャズ談義をしていた。おもむろにピアノが弾かれ、そしてベースとギターのセッションがはじまった。

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聴かせる演奏をさらりと演るっていうのは、よほど研鑽を積まれたのだろう。

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音楽のある、いい時間を過ごさせてもらった。
posted by 生出 at 08:08 | Comment(0) | 音楽

2017年03月08日

あゝ、我が良き友よ


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タイトルを見れば一目瞭然、吉田拓郎が作詞・作曲し、かまやつひろしが歌ったあの曲「我が良き友よ」が収録されているアルバムである。リリースは1975年。ご存知のようにこの3月1日にかまやつひろしは鬼籍に入った。

下駄、手ぬぐい、学生服、女郎屋、下宿屋、バンカラ・・・などのレトロな匂いのする単語が並ぶ。昭和50年当時、僕は稚拙な中学生。歌詞にちりばめられたこれらの単語は、父親世代のものだよねって感じがした。ひとはむかしを懐かしむものなんだ、とも思った。懐古趣味という言葉を知ったのも、このときだったかもしれない。

ザ・スパイダース解散後、ソロ活動に入ったかまやつひろしは、音楽ジャンルに拘らず多くのミュージシャンと交流を深めていたという。その中の一人が吉田拓郎で、提供された「我が良き友よ」は「自分の求めている世界ではない」と、かなり抵抗があったと聞いている。なので「ほとんど感情移入することなくさらりと歌った」そうで「一世を風靡するほど大ヒットするとは・・・」思ってもいなかったようだ。

「我がよき友よ」はシングルカットされ、B面はかまやつが作詞・作曲した、これも名曲といわれている「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」だった。こちらの方がかまやつらしい世界だと思う。この曲もアルバムのラストに入っている。

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アルバムには多くのミュージシャンが、楽曲の提供、編曲、演奏に参加している。吉田拓郎、井上陽水、石川鷹彦、南こうせつ、大瀧詠一、山下達郎、細野晴臣、りりぃ、遠藤賢司、瀬尾一三、加藤和彦、高中正義、安井かずみ・・・錚々たるメンツである。かまやつひろしの人柄に引き寄せられた、まさに「我が良き友よ」なのだろう。
posted by 生出 at 22:19 | Comment(0) | 音楽

2017年03月03日

風・伊勢正三/ギター弾き語り曲集


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いわゆるフォーク系の楽譜を購入したのは・・・実に高校以来かもしれない。ネットから情報を得ることは可能なのだろうが、やっぱり紙ベースの楽譜は手元にあると落ち着くのである。風の弾きたい曲は大方入っているところがお気に入り。

CDに合わせて、ポロンポロンと弾くだけでも実に楽しい。僕は歌わないのでそれで十分。楽譜に載っていないところは耳コピで音を探すのだが、ぴたりとハマった時は、また格別の喜びなのである。もしかしたら自分は天才か、などと自惚れるのだが、たいていはアルコールが入っていての話で、翌朝はまったく覚えていないことがほとんど・・・。さもない凡人になっているのであった(笑)
posted by 生出 at 07:53 | Comment(0) | 音楽

2017年02月24日

Dream Catcher


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「Dream Catcher」はドイツの『アコースティック・ミュージック・レコード』レーベルから1997年にリリースされた。中川イサト、初の海外レコーディングだったという。同時期にドイツ、ベルギーでもコンサートが行われた。
今回はアルバムとともに、楽譜も同時に購入した。

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収められている13曲すべてが変則チューニングで演奏されている。以前ご紹介した「ACCOUSTIC PARADISE」の1曲目「Chotto Tropical」が弾きたくて、このアルバムを購入した。ポジションだけは、ほぼ押さえたものの、ボディヒッティングがどうも上手くいかない。YouTubeを参考に叩く場所をあれこれ探ってはみたものの、まだまだである。聴かせる音を創るのは、当然ながら一朝一夕ではいかない。さらに修行をせねば・・・。

 
posted by 生出 at 07:57 | Comment(0) | 音楽

2017年02月06日

フォーク酒場


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今回で数えること40回になったフォーク酒場である。今回は約30名ほどの参加だった。いつものようにフレンドリーな雰囲気の中、5時間以上、懐かしのフォークソングを楽しんだのであった。皆様、おつかれさまでした。
posted by 生出 at 07:59 | Comment(0) | 音楽

2016年12月27日

北斗七星


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かぐや姫(1971-75)、そして風(75-79)を経て、80年にリリースされた正やんのファースト・ソロアルバムが「北斗七星」である。全曲の作詞・作曲を正やんが、そして瀬尾一三が全曲のアレンジを行った。第二期「かぐや姫」から音楽活動を始め、今年で45周年。最新デジタルリマスターが施され、あの名盤がよみがえった。

同時に発売された「ISE SHOZO ALL TIME BEST〜Then & Now〜」はCD4枚組みで、Disk4には幻の「1980武道館LIVE」の音源が収録されているという。一気に両方のアルバムを購入しようとも思ったが、欲張らずに、まずは「北斗七星」を。

  「思い出がつきない夜」

 ひとつだけ ちぎれた雲に

 もしも心が あるとするなら

 どこに魅かれて この街へと 流れ来たのか

 そして何処へと 行くのか

 思い出がつきぬ この街の空の下

 悲しいことばかりあったね

 いつも街を見てたね

     ・
     ・
     ・

 幸せに わざと背を向ける そんな

 淋しい男たちの住む街

 見慣れた空の街角

 思い出も あとで過ぎてしまえば なぜか

 悲しいことばかりじゃない

 そして街を出て行く
posted by 生出 at 08:16 | Comment(0) | 音楽

2016年12月16日

Trilogy☆Chick Corea Trio


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巨匠チック・コリアが、クリスチャン・マクブライド(ベース)とブライアン・ブレイド(ドラムス)という最強コンビと組んだ「現代最高峰のピアノ・トリオのライヴ・アルバム」・・・というふれこみだったので、とりあえず聞いてみることにした。まだ僕の体の中に沁み込むほどではない。もう少し聞き込んだほうがいいみたい。

音楽に限らず、何かと接した際の第一印象(とくに悪かった場合)が、ずぅ〜っと変わらないというのは、ある意味不幸である。正直、一回しか聴いていないアルバムだって何枚もある。可哀想なアルバム達・・・。

でも、あるとき、どこからか流れてきたフレーズに思わず聞き入ってしまい、調べてみると、すでに手元アルバムがあった・・・なんてこともあるわけで、改めて聴きなおしてみて、初めて良さに気が付くことだってある。

楽曲は2010年10月の北米ツアーと札幌公演、2012年秋〜冬のヨーロッパ・ツアーから、チック・コリア自身が厳選したもの。このアルバムに収録されている「スペイン」がチックの作品だったことははじめて知った。
posted by 生出 at 12:33 | Comment(0) | 音楽

2016年12月05日

ママじぃ(篠笛&ギターCover Unit)


宇都宮市のライブハウス「Beat Club Studio」にて行われた「ママじぃ」の演奏をどうぞ。

篠笛の済んだ音色、そして篠笛に寄り添うように爪弾かれたアコギ。いい感じです。こんな素敵な場所で演奏できるなんてうらやましい限り。

さて、ギターを弾いている彼は中学校の同級生で、当時いっしょにバンドを組んだこともある「ひろじぃ」氏。彼とは数年前フェイスブック上で再会、それがきっかけで30数年ぶりに宇都宮で実際に再会を果たしたのであった。こればかりはSNSに感謝するほかはない。

音楽を奏でる喜び、聞く喜び・・・まさにNo Music,No Lifeである。
posted by 生出 at 22:34 | Comment(0) | 音楽

2016年11月22日

岡本おさみ アコースティックパーティーwith吉川忠英


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2015年11月30日、作詞家「岡本おさみ」さんがお亡くなりになった。まもなく一周忌。早いものである。
岡本さん、拓郎のコンビで数々の名曲が生まれている。

「おきざりにした悲しみは」 「野の仏」 「ひらひら」 「都万の秋」 「落陽」 「花嫁になる君に」 「地下鉄にのって」 「こっちを向いてくれ」 「りんご」 「祭りのあと」 「まにあうかもしれない」 「ビートルズが教えてくれた」 「制服」 「旅の宿」 「襟裳岬」・・・ 

いずれも初期拓郎の代表曲であり、拓郎フリークの僕にとって、思い出が詰まっている大切な曲ばかりである。

「岡本おさみ アコースティックパーティーwith吉川忠英」は2003年にリリースされた。岡本おさみが作詞した曲を、ギタリスト吉川忠英がアレンジ&演奏をし、南こうせつ、福山雅治、加川良など13人のミュージシャンがカバー。オリジナル曲とは異なるテイストを醸し出している。ちなみに11曲目「たまには、雨も」で 岡本おさみが、最後の13曲目「祖国」を吉川忠英が歌っている。

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第二、第三のパーティーを考えていると、ご本人はおっしゃっているが、いまとなっては遺志を継いでいただける方達に尽力していただく他は無い。
posted by 生出 at 07:51 | Comment(0) | 音楽

2016年11月21日

フォーク酒場


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数ヶ月ぶりに参加した「フォーク酒場」。これまでで最多の40名近い参加者だった。会場の雰囲気はご覧のとおり。今回は午後6時にはじまり午前12時半で終了。青春とフォーク酒場の時間は、あっという間に終わってしまう。いや、あの頃の気持ちがあれば、いまだって青春さ。
posted by 生出 at 08:18 | Comment(0) | 音楽

2016年10月31日

秋のライブ


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事後になりましたが・・・会津美里町の東尾岐の天宝山荘にて、日大ジャズ研のメンツを中心とした長嶺バンド、末永マークさんのライブが開催されました。

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そして、私も2曲ですが、ギターインストを披露いたしました。

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それではまた(笑)
posted by 生出 at 21:57 | Comment(0) | 音楽

2016年10月25日

Nashville Skyline


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1969年にリリースされた「Nashville Skyline」は、これまでのディランの印象をくつがえすアルバムだ。なんといっても歌声が別人かと思わせるほど甘く美しいのだ。独特のしゃがれ声を聴くことはできない。そしてカントリー調の馴染みやすいメロディーが続く。インストゥルメンタルの曲もあり、当時、ファンを大きく裏切ったと評する人もいた。逆に言えば、ディランのしゃがれ声にアレルギー反応を起こす人には聞きやすいアルバムとも云える。ファン以外の人に、アーティスト名を伏せて聞かせたら「Bob Dylan」と気づく人はいないと思う。

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「ノーベル文学賞」受賞に関する報道で、同賞選考委員の一人が「本人といまだに連絡がとれない」のは「無礼で傲慢」であるとディランを批判。ディランはとても気難しい人間だといわれている。彼の公式サイトには一時、受賞の表記があったようだが、いまは削除されている。授賞式に本人が出席するかどうかはわからないけれど、受賞を大いに喜ぶ人と、ディランのような人と、偉大な賞に対する態度の違いは・・・実に面白い。

ファンはお気に入りのアーティストに「らしさ」を求めるのが常である。表現において新しい切り口や手法を変えたりすると、すぐに非難や批判されるのも常である。「Nashville Skyline」のように、ファンを大いに戸惑わせたディラン。少々のこと(?)で驚いてはいけないのかもしれない。
posted by 生出 at 12:36 | Comment(0) | 音楽

2016年10月14日

THE FREEWHEELIN'N BOB DYLAN


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ボブ・ディランの代表曲といわれている「風に吹かれて」は1963年に発表されたセカンドアルバム「THE FREEWHEELIN' BOB DYLAN」に収録されている。昨日から幾度となくこの曲を耳にされている方も多いことだろう。そう、ディランにノーベル文学賞が授与されたのだ。

これまでにグラミー賞、アカデミー賞、ピュリッツァー特別賞、大統領自由勲章などを受章。ロックの殿堂入りも果たしている。そして今回のノーベル文学賞の受賞。シンガーソングライターとしては、もちろんはじめてで、今後ディランのような人物が現れることは、まずないだろう。スウェーデン・アカデミーは「口語で表現する偉大な詩人であり、54年もの長きにわたり自身を改革しながら、新しいアイデンティティーを創造し続けた」と賞した。

   BLOWIN' IN THE WIND(風に吹かれて)

 How many roads must a man walk down
 Before you call him a man?
 How many seas must a white dove sail
 Before she sleeps in the sand?
 How many times must the cannon balls fly
 Before they're forever banned?

 The answer, my friend, is blowin' in the wind
 The answer is blowin' in the wind

 How many years can a mountain exist
 Before it's washed to the sea?
 How many years can some people exist
 Before they're allowed to be free?
 How many times can a man turn his head,
 And pretend that he just doesn't see?

 The answer, my friend, is blowin' in the wind
 The answer is blowin' in the wind

 How many times must a man look up
 Before he can see the sky?
 How many ears must one man have
 Before he can hear people cry?
 How many deaths will it take till he knows
 That too many people have died

 The answer, my friend, is blowin' in the wind
 The answer is blowin' in the win

この曲を最初に世に知らしめたのがディラン本人ではなくPPM(ピーター・ポール&マリー)であった。「THE FREEWHEELIN'」がリリースされた3週間後にPPMバージョンが発表された(当初、ディランのしゃがれ声は、大衆には受けなかったという)。このヒットを機に他の曲もカバーされ始め、ディラン自身も注目されることになる。

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ディランの歌詞には隠喩に満ちた抽象的な言葉がちりばめられている。これは聞き手が自由で多様な感じ方(解釈)が出来る幅が広いということだ。ディランに関する書籍は世界的に見てもその数はあまりに多い。自らをディラン研究者と標榜する人もまた多い。すでに神格化されたディランではあるが、さらに時代が下れば、彼の言葉は神のごとく崇め奉られるのかもしれない。そのときも人類は戦争をしているのだろうか?
posted by 生出 at 20:50 | Comment(2) | 音楽

2016年09月27日

Acoustic Paradise


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2005年、マーチンD28を購入し、少しずつインストの世界にのめりこんでいく中で出会ったのが、このアルバム、中川イサトの「Acoustic Paradise」だった。2006年リリースされたアルバムで、プロデュースは同じくギタリストの丸山ももたろう。

中川イサトのキャリアは半端なく永い。「五つの赤い風船」で西岡たかし等と共に活動した後、ミュージシャンのサポート、共演はあまりにも多すぎて、すべて把握するのは不可能だ。手元にあるCDを何気に見てみると岡林信康、加川良、高田わたる ・・・などなど錚々たる面々である。サポートのみならずソロとしての活動も精力的に行っている。東の石川鷹彦に対して西の中川イサトと称する人もいる。あの押尾コータロー、岸部眞明の師匠でもある。ミスターギターマンの異名すらある。

本作は全7曲で、うち4曲が丸山ももたろうとのデュオで、ソロの演奏は3曲。収録時間が25分弱なので、やや時間に関しては物足りなく感じる。1曲目の「Chotto Tropical(ちょっとトロピカル)」から、アコギサウンドの好きな人なら、きっと気に入ってくれるに違いない。明るく軽やかで、且つ広がりのあるサウンドである。はじめて聞くのに口ずさみたくなるようなメロディー。

4曲目、6曲目の「The Water is Wide」「Georgia on My Mind」はスタンダードナンバーとして馴染み深いが、そこはさすが中川イサトである。オリジナルの持つエッセンスを活かしつつ聴き応えのある名演。ちなみにライナーノーツは押尾コータローが一筆啓上している。
posted by 生出 at 21:57 | Comment(0) | 音楽