2014年04月22日

オリンパス ペンEES-2


 pen-ees2-1.jpg

昭和40年代はじめ、一般のサラリーマン家庭で「カメラ」を持つのは容易いことではなかった。ましてや小学生が「マイカメラ」を持つ、なんてことは常識の範疇にはなかった。

少しずつ様子が変わってきたのは昭和47、8年の頃だったろうか。小学校5年(宇都宮市立富士見小学校でした)の修学旅行(たしか鎌倉、江ノ島方面)のとき、各クラスの中で2〜3人の児童が首からカメラを提げるようになった。機種は忘れてしまったがリコー、コニカ、オリンパス、ヤシカ、そしてこのペンなどが主流だった。出始めたポケットカメラを何気なくポケットに入れている、ちょっとキザなお子ちゃまもいたっけ・・・。当時はフィルムも高く、一本を使い切るのに半年以上の時間をかける人もいた。

ハーフサイズはご存知のように24ミリ×36ミリのフルサイズの半分、すなわち24ミリ×18ミリのフォーマットだから、単純に一本のフィルムで撮影出来る枚数が2倍だ。お得感は高かった。

 pen-ees2-2.jpg

上の写真ではややわかりづらいが、普通にカメラを構えて撮影すると縦位置の写真になってしまう。横位置写真を撮るにはカメラを縦に構えなければならない。旅先で人物を頭から足まで入れる撮り方には重宝したかもしれない。

あらためてペンを見てみると、実に良く作り込まれている。「プロのサブとしても使える高品質」と「コストパフォーマンスを意識したカメラ」、その相反するコンセプトを実現させた当時の開発チームの意気込みは見上げたものである。そのコンセプトはオリンパスのもうひとつのシリーズであるOMシリーズと共にデジタルカメラとして現在に引き継がれている。
posted by 生出 at 08:49 | Comment(0) | フィルムカメラ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]