2014年03月10日

時は流れて〜ザ・ディランU ラストコンサート

 
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75年にリリースされたザ・ディランUのラストアルバム。74年11月に池袋シアター・グリーンでの解散ライヴが音源。ザ・ディランUを手っ取り早く知るには、このアルバムがお薦め。僕にとって前出(2012年3月13日)の「この世を悲しむ風来坊に捧ぐ」同様、愛聴盤となっている。

基本的なスタイルは、大塚まさじのボォーカル & ギターと永井洋のリードギターというシンプルな構成。スタイル的にはフォークソングデュオというくくりなのだろうが、彼らの歌から紡ぎ出される曲と歌詞は当時のフォークソングと比べると、かなり異質だと思う。ありそうなんだけど、その世界はどこにあるの?教訓に満ちた童話の世界のような、不思議な世界観を醸し出す。「墓場の女」「愛のない石切り場」「ピエロ」「門番」・・・などの言葉遣いに寓意的なものを感じる。

  こんな月夜には

 月が とっても すてきじゃないの
 山の上から 顔をのぞかすとき
 まるでやさしい女の 隠れ家みたいに
 朝まで 起きていたいや 二人なら
 こんなに静かにいられるなら

 きみの汽車が 迷っているじゃないの
 僕から遠く 離れていたったとき
 墓場の女みたいに かなしそうに
 そんなに遠いんじゃ 何も見えやしないさ
 こんなにきみを 探しているのに

 貨物列車は すてきじゃないの
 錆びたレールを またいでいるとき
 黒くすすけた顔には 嘘がないみたい
 飛び乗ってやろうぜ 汽笛の前に
 こんな月夜にゃ きみに会えるかも
posted by 生出 at 12:56 | Comment(0) | 音楽
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