2013年05月26日

THE BLUE HEARTS

 
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誰もが生きている間に聴いておかなければならないアルバムが何枚かある、と僕は思っている。その中の一枚がTHE BLUE HEARTSのデビューアルバムの「THE BLUE HEARTS」だ。87年にリリースされた。いささか押し売りになってしまうかもしれないが・・・そうなのである、押し売っているのである。理由はない、ただ聴け!と。

ここ数日、何度聴いただろう。全曲聴き終わったらすぐに一曲目から聴き直すのである。はっきり言って演奏は粗野である。単純である。一聴して美しいメロディラインは皆無だ。嫌悪感を覚えるひとが大多数だろう。しかし彼らのメッセージは、他のどんな有名なミュージシャンよりも強く心に届く、響く。本心を、本音を、オブラートで包み隠すことが得意で且つ常識的で立派な、と自分で思い込んでいる大人はぜひ聴いてほしいな。1曲目の「未来は僕等の手の中」から「リンダ リンダ」まで全12曲。捨て曲は無し。

  「未来は僕等の手の中」

 月が空にはりついてら 銀紙の星が揺れてら
 誰もがポケットの中に孤独を隠し持っている
 あまりにも突然に 昨日は砕けていく
 それならば今ここで 僕等何かを始めよう

 生きていることが大好きで 意味もなくコーフンしている
 一度にすべてを望んで マッハ50で駆け抜ける
 くだらない世の中だ ションベンかけてやろう
 うちのめされる前に 僕等うちのめしてやろう


  「少年の詩」

 パパ、ママおはようございます 今日は何から始めよう
 テーブルの上のミルクこぼしたら ママの声が聞こえてくるかな
 1、2、3、4、5つ数えて バスケットシューズが履けたよ
 ドアを開けても 何も見つからない
 そこから遠くを 見つめているだけじゃ

 別にグレている訳じゃないんだ ただこのままじゃいけないってことに
 気づいただけさ
 そしてナイフをもって立ってた

 僕やっぱり勇気が足りない I LOVE YOUが言えない
 言葉はいつでもクソッタレだけど 僕だってちゃんと考えているんだ
 どうにもならないことなんて どうにでもなっていいこと
 先生達は僕を 不安にするけど
 それほど大切な言葉はなかった

 誰のことも恨んじゃいないよ ただ大人達にほめられるような
 馬鹿にはなりたくない
 そしてナイフを持って立ってた


  「世界のまん中」

 朝の光が 待てなくて
 眠れない夜もあった
 朝の光が 待てなくて
 間違ったこともやった
 ボクの生まれたところが世界の片隅なのか
 誰の上にだって お日様は昇るんだ

 うまくいかない時 
 死にたい時もある
 世界のまん中で生きていくためには
 生きるということに 命をかけてみたい
 歴史が始まる前
 人はケダモノだった


けっして褒められるような、誰にでもお勧め出来る内容ではない。少しでも彼らの楽曲に共鳴出来たのなら、きっとあなたは素敵な人だ。
posted by 生出 at 23:47 | Comment(4) | 音楽
この記事へのコメント
ご無沙汰です。
MOMOZOです。
 ぶるーはーつ・・・ロックって、なんか世をすねた子供たちって感があったんですけど、単純に、世の中に純粋で素直なのかもしれないと、思ったりする今日この頃です。
Posted by momozo at 2013年06月13日 12:45



◇momozoさん、こんばんは。いかがお過ごしでしたでしょうか。そろそろご連絡を、と思っていた矢先に書き込みをいただきました。ありがとうございます。
ブルーハーツのアルバムで所有しているのは、この一枚だけですが、単純なコード進行、歌詞の中に深い意味を感じます。「単純」という言葉には、いくつか意味があるようですが、僕は「余計な混ざりものがなく純粋な状態」と捉えています。つまりピュアーなのだと。彼等の・・・リーダーの甲本とサイドギターの真島が中心ですが・・・歌詞は文学性が高いと評価する向きもあります。私もその評価に頷いているわけです。世の中を見る目、感じる心が純粋であればあるほど、素直な表現になり、自らを常識的と思っている大人からすれば、好もしからざる、けしからん歌であると感じるはずです。痛いところを突かれても、若者を説得するだけの言葉を持ち合わせていないのが大人達です。
そんな保身術の長けた大人にとって、波風を立てないで長いものに巻かれろ的な生き方を攻撃、或いは否定されるのがたまらなくイヤなのでしょう。10代の血気盛んな若者からすれば、そんな大人達のきれいごとなど糞喰らえ、となるわけです。もちろん若者にとって、いちばん歯がゆいのは、自分一人では生きられない未熟さであって、やがて大人になって、自分たちも、大人達のようにならざるをえないことを、心の何処かで気が付いている・・・そこなのかもしれません。
50を過ぎましたが、ブルーハーツの歌を聴くと、実に爽快です。もし世の中が卓袱台に乗っているのなら、星一徹のようにひっくり返してやりたい、そんな衝動のひとつやふたつは持ち合わせている私です(笑) 長々と失礼しました。
Posted by 生出 at 2013年06月13日 22:32
お邪魔します・・・・(^_^;)

NHKの連ドラの話です。
仙台のご当地アイドル「牛タンガールズ」が「ずんだずんだ」と言う曲を歌っていましたが
メロディーが「リンダリンダ」でした。
いろいろな意味でタイムリーで笑えました(笑)
Posted by あまちゃん at 2013年06月14日 09:57



◇あまちゃんさん、こんにちは。私は旧桃生郡の生まれですが、ながらく他県を徘徊していましたので「ずんだ」を認識したのはずいぶん後になってからのことでした。もちろんいまほど世間でも認知度は低く、第一印象は・・・「枝豆を潰して砂糖を入れて、なんで餅に絡めなければならないんだ」・・・でした。仙台は気がついたら牛タンの街になっています。牛タンガールズ・・・あえて検索しません(笑)。中国では牛舌美少女隊と表記するとか(ウソです)。
Posted by 生出 at 2013年06月14日 13:03
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