2013年03月07日

ナッシュビルチューニング

 
 nashville-D28-u.jpg

通常使っている弦はElixirのライトゲージであるが、今回初めてD'addarioの弦を張ってみた。それもナッシュビルチューニング用の弦だ。一度は使ってみたいと思っていたのだが、ようやく実現することが出来た。なんていうことはない、ナッシュビルチューニング専用の弦のセットが販売されているのを見つけたからである。
写真をご覧になればわかると思うが、6弦以外はすべてプレーン弦だ。チューニングは6弦→1弦まで、EADGBEである。ただし各弦のゲージを見ると、1、2弦は通常のアコギと同じであるが、3弦がエレキギターの1弦、4弦がアコギの1弦、5弦がエレキの3弦、6弦がアコギの3弦に近いゲージとなっている。3弦から6弦は、すべてオクターブ高い音になっている。
このチューニングを最大限活かした曲が、風の「22才の別れ」。当時は情報も少ないし、ギター本にも詳しい解説などはいっさい無かった。なので、あの音の出し方について、ずいぶん研究した方もいたようだ。蓋を開ければなぁ〜んだ、ということなのだけど、こういう変則チューニングをいったい誰が、どんな発想で考えたのだろう。ただただ感心するばかりだ。

さて、初体験のナッシュビルチューニングだが、じつにキラビやかな音がする。まるでハーブシコードでも弾いているかのようだ。弾き方はレギューラ弦と同じなのだが、3弦、4弦が1、2弦よりも高い音がする。とくに3弦がキモで、このチューニングを印象深い音にするのに貢献している。
ストロークよりもアルペジオの方が、このチューニングを活かせると思う。どんな曲でも合うか?というと、そこは難しいところだ。いろんな曲で試してみるのが楽しみだ。複数のギターがある方は、ぜひ1台をナッシュビルチューニングにしてみては?きっと演奏の幅が広がりますよ。
posted by 生出 at 23:32 | Comment(0) | アコギ
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