2012年07月19日

hobo

 
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このジャケットを見て「佐々木幸男」の名前がすぐに出てきたのなら、きっと貴方はあの時代、コッキーポップを視ていたに違いない(そうでしょ?)。

77年リリースの「hobo(ほーぼー)」、佐々木幸男のファーストアルバムである。ハスキーボイスで、尚且つおしゃれなサウンドは、いま聴いても全く古さを感じない。ながらく再販が望まれていたが、’01年、ヤマハ・アーティストのファーストアルバムシリーズとしてようやくCD化された。

僕自身、このアルバムの中で知っていたのは「君は風」と「一日がこんな風に過ぎて行くのなら」だけだったのだけど、このアルバムだけは何としても手元に置いておきたかった。とくに「君は風」で描かれた風景に、(当時の)僕は強いあこがれをもっていた。

 君の髪が風の中で 流れていった
 流れ髪の君は とてもすてきです
 そういうと 君はくすっと笑い
 君の好きな"ユーフー”を飲み干す

 熱い 熱いお茶を飲み
 ポツリ ポツリ
 話しかける君は
 君は風

当時、密かに想いをよせていた彼女と、こんな時間を過ごすことが出来ればいいなぁ〜などと、この曲を聴くたびに思ったものだった。その数年後、彼女が交通事故で亡くなったことを知るのだが、いまこの曲を聴きながら、風になってしまった彼女のことを思い出すと、なんとも切ない気持ちになるのである。
posted by 生出 at 23:51 | Comment(0) | 音楽
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