
アコースティックギターを弾くきっかけを与えてくれた、いくつかのアルバムの中の一枚、よしだたくろうの「元気です」。1972年リリース。
宮中(みやちゅう・・・宮の原中学校ね)の同級生のSaitouくんから借りて聴いたのが最初で、しばらくはダビングしてもらったカセットテープを聴いていた。自分の小遣いで購入できたのは中学2年になってからであった。
“春だったね”から“ガラスの言葉”まで全15曲。どの曲も当時のたくろうの個性が全面に出ている。まったくもってぶっきら棒で、誰に媚びる事もなく、こう歌いたいんだから歌んだよという、たくろうのストレートすぎるくらいの気持ちが伝わってくる。一曲一曲のカラーは全然違うのだけど、アルバムとしてのまとまり、つまり曲順にしても、これしかないし、どの曲が抜けても、他の曲が入ってもこのアルバムは成立しなかったのでは?と思わせるほど完成度は高い。たくろうフリークにもっとも人気のあるアルバムが、この「元気です」である。
参加ミュージシャンには石川鷹彦、松任谷正隆(奥さんはユーミン)がいる。
アルバムの中でたくろうのGibson J-45が炸裂している。とくに“リンゴ”、“高円寺”はギターオヤジにはたまらない楽曲。「今はまだ人生を語らず」とは異なる疾走感が「元気です」にはある。この疾走感こそが、この時代のたくろうのカッコウ良さであったのだろう。
“広島”からです。
僕もこのアルバムを コピーしまくったものです。
「リンゴ」は 左と右の 切り替えてギターの
音(演奏)を 楽しんでいました。
いつも 生出さんの 四季を 通じた作品を
楽しみにしています。
このアルバムに関しては、いまさら私が語るのがはばかられるほど多くが語られています。
当時多くの青少年がスピーカーに耳を傾けて、コピーをしていましたね。楽譜から拾えない音には手こずったものです。「ガラスの言葉」の♪こんばは どこへ 行く風 ミルキィーウェイに花が ほら♪ のコードがどうしてもわからず長年の課題だったのですが、つい最近アコースティックギターマガジンにタブ譜が掲載されていて、ようやく解決いたしました(笑)なぁ〜んだ、っていう感じでした。
他の曲についても、まだまだ細部が詰め切れていません。
また気が向いたときにでも、ぜひお越し下さい。