
さて・・・宮森さんである。いまや銀塩の中古カメラを中心にご商売をされているカメラ店は全国に何軒あるのだろうか?宮森さんのお店でも数台のデジカメ(コンデジのみ)の在庫はあるものの、圧倒的に数を誇るのは銀塩カメラなのである。それもライカやローライなどの高級舶来品は皆無。国産の実用機が中心というから、商売っ気の無さに、こちらとしても「だいじょうぶなのか?」と心配しているところではある。
しかしそれは杞憂なのである。
宮森さんの顔を見てほしい。私がカメラを構えていることなど、まったく眼中にない。熱のこもった写真の話は、まさに選挙の演説のごとく、いやそれ以上に熱いものがある。話し始めると、もう止まらない。私は、宮森さんの表情を見て、ロバート・キャパが撮影したトロツキーの写真がダブってしまったくらいである。決して私の写真とキャパの写真を比べるなどと云う大それたことではなく、トロツキーがデンマークでロシア革命の歴史を講演したのと同等のエネルギーを、宮森さんは写真に注いでいることを云いたいのである。
この道30年の大ベテラン。農蚕高校を卒業した後、海上自衛隊に入隊するも、一身上の都合により半年で脱走。以来、陸(おか)に上がり銀塩写真の伝道師となる。店内にモノクロ暗室あり。自家現像機(35ミリポジ)あり。
魅力満載の宮森さんのお店の詳細は後日。乞うご期待。
書き込みいただきましてありがとうございます。先ほど写真展のご案内をさせていただきました。
写真展の成功を心より祈念いたしております。