喜多方市内から裏磐梯へ向かうには国道459号線を走る。北塩原村に入ってすぐ、進行方向右側にあるのが「銘木食堂」である。佇まいはかなり年季が入っている。看板の文字もいくつか欠けている。これは、もう放置したままだろう。おそらく「炭火の焼肉」で間違いない。
創業は半世紀以上であろう。建物が経年劣化するのは仕方ないが、黒地に白文字の暖簾から、創業時からの、この店の気合というか、気質のようなものを感じた。
暖簾をくぐり店内に入ると、意外なほど広く感じた。左壁面には階段があり、もしかしたらかつては2階は宴会場として利用していたのかもしれない。
お店を切り盛りしているのは高齢のお母さんと、たぶんその娘さんであろう。暖簾を見た印象では、頑固っぽいおやっさんがやっているのかな?とイメージしたのだが、それは見事に外れた。
足の悪いお母さんをカバーするように娘さんが動き回る。昼前、何本か出前の電話が入っていた。配達は、もちろん娘さん。出前に行っている間、店はお母さんだけになる。出前は近隣のみのようで、娘さんはすぐに戻ってくる。軽のワンボックスが出前の足だ。
お店を切り盛りしているのは高齢のお母さんと、たぶんその娘さんであろう。暖簾を見た印象では、頑固っぽいおやっさんがやっているのかな?とイメージしたのだが、それは見事に外れた。
足の悪いお母さんをカバーするように娘さんが動き回る。昼前、何本か出前の電話が入っていた。配達は、もちろん娘さん。出前に行っている間、店はお母さんだけになる。出前は近隣のみのようで、娘さんはすぐに戻ってくる。軽のワンボックスが出前の足だ。
カツ丼、850円なり。スープにお新香。スタイルはスタンダード。なかなかに喰いごたえはある。
半チャンラーメンも850円。こちらにもお新香が付く。チャーハンは、やや塩っぱめ。でも美味。
野菜炒め定食、800円。やや火を通しすぎたか、少々パサついた食感であった。標準的なお味と量である。
銘木食堂も、娘さん一人になってしまったら・・・どうなるのだろう。昼時、入店していた数人の方達は、いずれも地元の常連さんといった感じの男性だった。なんといっても北塩原村の玄関に位置する食堂である。夕方以降の営業の様子はわからないが・・・いまはコロナ禍で宴会はできないだろうが・・・それなりの賑わいを呈していてほしいと想像(願望)したのであった。