多々石林道をあとにして、僕が目指したのは旧・伊南村の中心地にある「食堂こたき」であった。ここのカツ丼が無性に食べたかったのである。初めて入ったのは、ずいぶん昔になる。小塩の桜がまだ健在だった頃、毎年のように訪れていた。直近では、やはり桜の季節にお邪魔した。
その時は入店が遅かったので、ご飯ものがなく、仕方なく味噌ラーメンを注文した。今日は何がなんでもカツ丼を頼むぞと(笑)
店内は家族連れでも仲間、恋人同士、もちろん独りでも抵抗なく入れる・・・と思う。でも混雑している時、お一人様では気がひけるかも。
前回頼んだ味噌ラーメンがこちら。やや野菜の量は少なく感じたのだが、もしかしたら食材が足りなかった?真実を追求するつもりはない(笑)
こちらがカツ丼。特徴としては玉ねぎと長ネギが使われているところだろうか。あと・・・おそらく最後の仕上げにウスターソースをひと回しして味を整えたのだろう。ソースの香りが微かに漂う。それが食欲をそそるのである。
今回、林道に入る際、珍しくマップで周辺の状況をチェックした。その時に気づいたのだが、多々石峠から流れ落ちる川があり、その名前が「小滝川」であった。「食堂こたき」のそばを流れ伊南川へと注いでいる。店名は川の名前から取ったのは間違いないだろう。はじめて知った事実にプチ感動であった。