宮森さんの創作活動に終わりはない!今回、短歌で6回目の入選を果たした。
エアコンが買えず古い扇風機 昭和の風はやさしくぬるく
「いま」を見つめる時、むかし・・・それがどの時代を基準に考えるかは、ひとそれぞれだろうから、一概にこちらの価値観を押し付けることはできない。少なくとも僕が会津に住み始めた昭和末期、家にエアコンが設置されている人は少数派だったと記憶している。
裏磐梯の知り合いのペンションオーナーさんも言っていた。「ここはエアコンがなくてもだいじょうぶ」だと。そういえば家だけではなく、車だってエアコンレスが当たり前だったような・・・。
それがいつのまにかエアコン無しでは、暮らしに支障が出るほどの気象になってしまった。
幼少の頃、回る扇風機に向い、「あ〜」とか「我々は宇宙人だ」とか、震える声を楽しんだのが懐かしい。この季節、しっとりと汗ばんだ身体は常であった。
なぜ宇宙人だと自己紹介をせねばならないのか、しかも日本語で(笑)
今でも扇風機を回して誰もいないと
「あ〜」って・・・・言いません(笑)
◇アナログな遊びしかなかったあの時代。ロボット、宇宙人・・・近未来には
必ず我々の目の前に現れるであろうと期待していました。
すでにウルトラセブンでは怪しげな宇宙人が地球侵略のために毎週のように
登場していました。そう・・・宇宙人は絶対に地球を攻撃するだろうと
思い込んでいました(笑)
いまでも扇風機を前にすると「あ〜」って言いたくなる衝動に駆られます。