2020年08月20日

ROUGH AND ROWDY WAYS


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ボブ・ディランが新譜を発表した。タイトルは"ROUGH AND ROWDY WAYS"である。2012年に発表した"Tempest"以来8年ぶりでノーベル文学賞受賞後、初の新曲による最新作だ。"Tempest"はシェイクスピア最後の作品と同じタイトルで、巷では、これがディラン最後のアルバムだろうと、まことしやかに語られていた。

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本アルバムはCD2枚組である。Disk1はオフィシャルサイトで先行配信された"I CONTAIN MULTITUDES"と"FALSE PROPHET"を含む全9曲。Disk2は"MURDER MOST FOUL"(邦題「最も卑劣な殺人」)で17分近い1曲のみが収録されている。この曲は1963年11月22日に起こったケネディ大統領暗殺をとっかかりに、60年代という時代の渦を歌い上げる。

ディランの曲は・・・もちろん美しいメロディの曲はあるものの・・・みんなで一緒に鑑賞しましょうというタイプのものは少ない。単調なメロディの繰り返しで、詩を理解できなければ、つまりは英語がわからないと、ディランの歌うメッセージは伝わりづらいかもしれない。もちろん僕は対訳を見ながらなのだが・・・。

真のリーダーは死に、ケネディが育んだ自由という文化も死んでしまったのか。排他主義が表面化し、これまで大儀だと思っていた平等は作り物だったことが明らかになった今、いったい何を拠り所として生きていけばいいのか・・・。唯一の拠り所、それは自分自身・・・とディランは言っているのか。
posted by 生出 at 22:19 | Comment(0) | 音楽
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