2019年07月19日

2回目のまるもと食堂

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先月、強烈な言葉の弾丸を撃ち込まれたわけだが、また撃たれるために訪れてしまった「まるもと食堂」である。ある程度予想はしていたが店に入るなり云われたのは「どこから来らった?」であった。僕のことはすっかり忘れられている。ということは先月聞いた話をまた聞かされるなと腹をくくりながら注文したのは、これまた同じ生姜焼き定食だった。

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盛りつけなどは同じ、味も同じ。美味也。食べている最中もお母さんは話を進める。まるで独演会である。ただ今回はお孫さんの話が中心だった。お母さん曰く「孫は相撲取りなのよ」と。前回の写真にも写っているが、お母さんの後ろには「玉ノ井部屋」のカレンダーが貼ってある。これにはまったく気がつかなかった。

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赤枠で囲った力士がお孫さん。東山というしこ名で現在は序の口。1994年生まれの25歳。現在、夏場所が行われていて、かわいい孫のことだからして話さずにはいられなかったのだろう。入門するまでの経緯などを聞いたような気がするが、よく覚えていない(笑)

定食を平らげる頃を見計らって、お父さんがいつものようにお母さんの脇に座る。そこに新しいお客さんが二人ご入店。これから話をしようとしたお父さんであったが、お母さんの「あんたは作ってな」と鶴の一声が突き刺さる。お父さん、出端をくじかれ、すごすごと厨房へと踵を返す。

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でもお母さん、お父さんをちゃんとフォローしていた。「あのひとはすごい」と。何がすごいのかと云うと、お父さん、実は居合い抜きの有段者で大きな大会にも出場していると云う。その写真も見せてもらったが、きりりと締まった表情で、お母さんの尻に敷かれている、先ほどの顔とは雲泥の差であった。

押すところは押す、引くところは引く・・・夫婦関係、人間関係において居合い抜きの達人ともなると、やはり所作が僕のような凡人とは違うのである。



posted by 生出 at 07:48 | Comment(0) | ふらりとよった店
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