2017年04月07日

やぁ。


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加川良のサードアルバム「やぁ。」1973年に行われたライブ音源をまとめたのが本作である。会場は、渋谷の「ジャンジャン」、名古屋「勤労会館小ホール」、豊田「勤労会館ホール」、お茶の水「日仏会館」の四ヶ所。CDの帯には「野外コンサートでもスタジオでもなく、加川良の魅力が最も発揮される小ホールでのライブ録音を集めた サードアルバム」とある。中川イサトがギター、オルガンなどで全面的にバックアップをしている。

加川良は1970年の第二回「中津川フォークジャンボリー」に飛び入り参加し、「教訓T」を歌ったのがきっかけでプロデビューした(なぎら健壱も同じ回に出演しプロデビューを果たした)。

昨日、衝撃的なニュースが入ってきた。4月5日、急性骨髄性白血病で、容態が急変し入院先の病院で亡くなった。69歳だったという。

デビュー後、数年間は吉田拓郎と人気を二分したことがあった。拓郎はフォークソングから離れ、よりポップな方向へと進み大衆から大きな支持を集めたが、加川良はストイックなまでに自分のスタイルを貫き、一線を退いたのか?と思われるほど、その名を目にすることが少なくなった。

しかし活動は続いていたのだ。ギター一本で全国を回り、小さなライブ会場で歌うスタイルは、昨年まで健在だった。あの独特の声と、微妙な音程の節回しは、もう過去の録音でしか聴くことができない。

このアルバムの2作目に収められている「夜汽車に乗って」(シバ作)が、いま、とても沁みる。


 夜汽車に乗って
  
 呼んでるよ 呼んでるよ

 夜汽車がさ 呼んでるよ

 どこへ行くのかね 夜汽車に乗って
 
 どこへでも どこへでも

 行くだろうさ どこへでも

 誰と行こうかね 夜汽車に乗って
 
 行きたかないね どこへもさ
 
 どこへもさ 行きたかないね
 
 でもここにゃいられない で 夜汽車に乗って
posted by 生出 at 12:33 | Comment(2) | 音楽
この記事へのコメント
お邪魔致します。

訃報を知って本当にがっかりしました。
ギター一本、お客に媚びることなく歌う姿、笑顔、シンプルなステージ。

最近訃報が多過ぎるのはそういう年齢に自分も近づいているということ。

もう少し聞いていたかった。
そしてあの夜、一緒に呑んどきゃよかった。





Posted by 下宿屋 at 2017年04月08日 20:44


◇「下宿屋」という曲もありました。いい唄です。私も下宿だったので、この歌を聴くと当時を思い出します。懐は寂しかったのですが、誰にも負けないくらい大きな夢がありました。それは4畳半に集まる友の誰もがそうであったように・・・。

たしかに最近、訃報が多いように感じています。寂しい限りです。でも寂しさに押しつぶされないように、小さくてもいいから夢は持ち続けたいものです。
Posted by 生出 at 2017年04月13日 22:46
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