2017年01月12日

キヤノンP


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1959年(昭和34年)に発売されたキヤノンP。機種名のPはProfessionalのPではなくPopulaire(ポピュレール・大衆、民衆)の頭文字なのだそうだ。話しはちょっと脱線するけれど、カメラのP(プログラム)モードをプロフェッショナルモードのPと言っていた著名な写真家がいた。ちょっと有名な話である。まぁ〜シャレなのだろうけど・・・。

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話しをカメラに戻そう・・・このPは一部機能を簡素化し、よりお求めやすい価格にした結果、10万台弱が生産・販売されたとのこと(メーカー公称値)。簡素化されたのはファインダーで、等倍固定、35ミリ/50ミリ100ミリの3重フレーム式に簡略化したモデル。枠は自動でパララックス補正され、アクセサリーシューのパララックス補正ピンは省略された。また装着するレンズによる視野枠の切り替え式を廃止した。

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ライカを追い越せ!は、大方のカメラメーカーが掲げていたスローガンであったことであろう。終戦の翌年のキヤノンSII以来、いくつかのLマウントカメラを作り続け、その中にはライカを越えたとまで云われた名機Wsbがあった。VT(1956年)からはライカを模したボディデザインを一新し、キヤノン独自となるのだが、評判の方は芳しくなかったようだ。1965年に同シリーズの最終型7sをもって、キヤノンのレンズ交換式レンジファインダーカメラは終焉を迎えることになる。
posted by 生出 at 08:03 | Comment(0) | フィルムカメラ
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