2016年10月24日

35回目の入選


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35回目の入選の宮森さんである。

 あがらんしょ 避難解除で 草鞋脱ぐ

東日本大震災の被害で仮設住宅などで過ごすこと5年あまり。原発事故のダブルパンチをくらった地域の人にとって、待ちに待った帰宅である。

長い旅を終え、我が家へ帰れた喜びはいくばくか、はかりしれない。通常の旅であれば、それなりの充足感はあるだろうが、強制的に移動させられ、且つ隣家の音が筒抜けの仮設という劣悪な環境からようやく解放されたのである。しかし地域のコミュニティは震災前とは比べものにならないほど崩壊したままだ。かつての平穏な日常を送るには、まだまだ時間がかかる。

我が家に帰れた本人も、訪ねてきた知り合いも、刹那的には草鞋を脱ぐ思いでホッとするだろうが前途は多難である。そういう意味において、この作品がうたっている内容は深い。

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ひまわり娘ならぬ、ひまわりオジサンの宮森さんである。気休めになるかどうかはわからないけれど、宮森さんの姿を見て一瞬でもいいから安堵感を感じていただければ幸いである。福の神と云われている「仙臺四郎」並のご利益が、もしかしたらあるかもしれない。さっそくプリントして部屋に飾りましょう。
posted by 生出 at 22:17 | Comment(2) | M's works
この記事へのコメント
ジェロニモですね、この方は。いずれシャーマンと崇め奉られることは間違いない。向日葵で隠された上半身が気になってしょうがないんですが。あしたプリントします。財布に入れます。
Posted by 根無し草 at 2016年10月27日 23:30



◇根無し草さん、こんばんは。返事が遅くなりまして失礼いたしました。ひまわりの上半身は、安心してください・・・ちゃんと着ています。人の評価は、時間とともに変わることもあるでしょう。いまの評価がどうなるのか、それは将来の人に託す他は無いようです。
Posted by 生出 at 2016年11月01日 22:10
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