2016年10月14日

THE FREEWHEELIN'N BOB DYLAN


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ボブ・ディランの代表曲といわれている「風に吹かれて」は1963年に発表されたセカンドアルバム「THE FREEWHEELIN' BOB DYLAN」に収録されている。昨日から幾度となくこの曲を耳にされている方も多いことだろう。そう、ディランにノーベル文学賞が授与されたのだ。

これまでにグラミー賞、アカデミー賞、ピュリッツァー特別賞、大統領自由勲章などを受章。ロックの殿堂入りも果たしている。そして今回のノーベル文学賞の受賞。シンガーソングライターとしては、もちろんはじめてで、今後ディランのような人物が現れることは、まずないだろう。スウェーデン・アカデミーは「口語で表現する偉大な詩人であり、54年もの長きにわたり自身を改革しながら、新しいアイデンティティーを創造し続けた」と賞した。

   BLOWIN' IN THE WIND(風に吹かれて)

 How many roads must a man walk down
 Before you call him a man?
 How many seas must a white dove sail
 Before she sleeps in the sand?
 How many times must the cannon balls fly
 Before they're forever banned?

 The answer, my friend, is blowin' in the wind
 The answer is blowin' in the wind

 How many years can a mountain exist
 Before it's washed to the sea?
 How many years can some people exist
 Before they're allowed to be free?
 How many times can a man turn his head,
 And pretend that he just doesn't see?

 The answer, my friend, is blowin' in the wind
 The answer is blowin' in the wind

 How many times must a man look up
 Before he can see the sky?
 How many ears must one man have
 Before he can hear people cry?
 How many deaths will it take till he knows
 That too many people have died

 The answer, my friend, is blowin' in the wind
 The answer is blowin' in the win

この曲を最初に世に知らしめたのがディラン本人ではなくPPM(ピーター・ポール&マリー)であった。「THE FREEWHEELIN'」がリリースされた3週間後にPPMバージョンが発表された(当初、ディランのしゃがれ声は、大衆には受けなかったという)。このヒットを機に他の曲もカバーされ始め、ディラン自身も注目されることになる。

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ディランの歌詞には隠喩に満ちた抽象的な言葉がちりばめられている。これは聞き手が自由で多様な感じ方(解釈)が出来る幅が広いということだ。ディランに関する書籍は世界的に見てもその数はあまりに多い。自らをディラン研究者と標榜する人もまた多い。すでに神格化されたディランではあるが、さらに時代が下れば、彼の言葉は神のごとく崇め奉られるのかもしれない。そのときも人類は戦争をしているのだろうか?
posted by 生出 at 20:50 | Comment(2) | 音楽
この記事へのコメント
このアルバムいいですね。
amazonプライムで試聴したのが初めてですが、どこか懐かしいメロディばかりでした。
タクローが影響を受けたということで、そういえばタクローの曲を連想させられます、というか本当はその逆なのですね。
ここ数日リピートして聞いていますが、BOBのファンになりそうです。
Posted by suga at 2016年10月19日 19:11



◇sugaさん、こんばんは。ディランをお聴きになったようで。たしかに懐かしいメロディだと思います。お勧めのアルバムは「Desire・・・邦題は欲望」でしょうか。かなり荒削りの演奏なんですが、吟遊詩人ディランの真骨頂だと私は思っています。同じようなメロディが繰り返されて、いささかうんざりするかもしれませんが、クラシックやジャズのように聞き入るスタイルではなく、はじめはBGM的にお聴きになるのがいいかもしれません。どんなことを唄っているのか、気が向いたら対訳されたものを見てみる、そんなところから徐々にディランにのめりこんでいく・・・のかもしれません。
Posted by 生出 at 2016年10月19日 22:23
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