2016年07月28日

AsahiflexUA 2.4


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ペンタックスのカメラの歴史は1952年の「アサヒフレックスT」型から始まった。二眼レフのようにウエストレベルファインダーを備える独特のスタイルは、実際の使い勝手は別として、いま見ても、なかなかイケてるなぁ〜と感じるわけである。ウエストレベルファインダーの右側に透過式のファインダーがある。実用性があったのかどうかはわからないがデザイン上のアクセントにはなっている。

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ウエストレベルファインダーを覗きこむとルーペが目に入る。ルーペを引き出せば、より正確なピンと合わせができる。フードを閉じると上部はすっきりとする。ペンタプリズムがのっていないので高さはSPよりも低い。

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「アサヒフレックス」は「T」型、「TA」型(53年)、「UB」型(54年)、そして写真の「UA」型(55年)の4機種があった。この「UA」にはタクマー58ミリ F2.4が付いているので「アサヒフレックスUA 2.4」型と呼ばれていた。どれも似たようなデザインなのだがスペックは異なる。「UB」型からはクイックリターンミラーの搭載、低速側のシャッター速度が1/2、1/5、1/10、1/25へ広がり、「UA」型ではTが加わった。

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マウントは独自のM37(内径37ミリ)のスクリューマウントで全機種共通。レフレックスの最大の強みは、レンジファインダー式カメラのようなパララックス(視差)が無かったので、一般の撮影より近接撮影、望遠レンズの撮影など、どちらかというと大学などで学術的な撮影に使われることが多かったようだ。レンズは83ミリ、100ミリ、135ミリ、500ミリが用意されていたというが、現物でもカタログでも見たことはない。

のちにペンタプリズム搭載のKやAP開発の礎となり、さらに名機SPへつながるこのカメラ、誕生以来61年という時間が経つのだけど、存在感はますます大きくなっていくような気がするのである。
posted by 生出 at 08:14 | Comment(0) | フィルムカメラ
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