2016年05月18日

リコー35デラックス


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1956年(昭和31年)発売の「Richoh“35”DeLux」である。ちょうど60年前に産まれたカメラ。一見して無表情なマスクが印象的。59年(昭和34年)から放映された「七色仮面」を彷彿させる・・・とは、このカメラを見た僕よりもちょっと年上のお兄さんが発した言葉である。

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なるほど確かに似ている(写真:出展Amazon) カメラにせよ、七色仮面にせよ、なんにせよ・・・同じ時代に産まれたモノは、似通った表情をまとうものだろう。そこに時代を感じるわけだ。

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このカメラを撮る前に、1953年(昭和28年)発売の同じくリコーの「RICOLET」というカメラを撮影した。それに比べると「Richoh“35”DeLux」は大きく重たくなった。内部構造の設計を見直した結果、大柄なスタイルになったのだろう。

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底部に設けられたトリガー(フィルム巻上げレバー)は速写性をユーザーに訴えていたようだったが、小さな手の日本人、とくに女性にとって逆に操作性をスポイルすることになったのでは?と僕は想像している。そもそもターゲットは国内よりも国外だったのかもしれない。底部トリガーは数社のカメラで見ることが出来た。しかし結果的にユーザーには受け入れられなかったのだろう。後に巻き上げレバーは上部位置に定着し・・・さらに時間が下ると消える運命になるとは、この時点では想像すら出来なかったのは無理もない。
posted by 生出 at 08:01 | Comment(0) | フィルムカメラ
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