2016年02月17日

Petri FLEX V3


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最近、ペトリとの出逢いが不思議と多い。ペトリフレックスV3、1964年に発売されたカメラである。正面から見ると、いかにも機械式カメラだなという印象。それなりに重厚感もある。細部を見ると相変わらずペトリラしいエキセントリックなデザインが目を惹く。

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まずはペンタ部のビックリマーク似のワンポイント。これはどのようなデザイン的効果を狙ったのだろう?容易く触ってくれるな!との警告?それとも早乙女主水之介の「天下御免の向こう傷」を意識したのか?もしこのマークが主水之介と同じ三日月だったら・・・宣伝に彼(市川右太衛門)をキャラクターとして起用したら・・・。多少売り上げに貢献出来たのではと・・・。その下の数字はシリアルナンバーなのだろうが、なんとも大胆な位置に配されている。

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そしてペンタ上部の中途半端な革の張り方。磯辺餅を焼こうとしたのだけど、海苔が足りなくて餅全体を包み込めなかった・・・そんな印象を持ってしまう。海苔が足りないと餅が手について食べづらいったらありゃしない。

シャッターボタン、ダイヤル、セルフタイマーレバー、外部露出計取り付け用ガイドなどはのちのV6に、そのまま踏襲されたようだ。基本的なシルエットはV6Uまで続く。

人間関係において、ダメ出しを連発してしまうものの、なぜか憎めない奴というのがいる。本当のダメ出しとは単なる悪口ではなく、相手のことを思い、少しでも理想に近づいてほしいと云う極めてポジティブな言葉だと思っている。つまりは相手を成長させる「愛のムチ」でなければならない。しかしいま、ペトリに対してどんなにダメ出しをしたところで、床を叩くムチの音だけが虚しく響くだけなのである。かつてペトリが求めていた愛と、いま僕が求めている愛は結局のところすれ違いで成就することはないのである。
posted by 生出 at 07:54 | Comment(0) | フィルムカメラ
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