2015年11月12日

ペトリ35 2.8


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製品のデザインは時代を反映するのが常である。しかしときに新製品でありながらレトロなデザイン・機能を搭載した製品がウケることもある。ランクル70が期間限定ながら販売されたり、デジタル一眼レフにかつてのシルエットを取り入れたり(オリンパスOM−DシリーズやニコンDf)と、単に懐かしさだけではなく、そこに機能美を感じさせてくれるものに人は惹かれるのである。

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ペトリ35 F2.8は1955年に発売されたカメラだ。スペックについては触れないが、このカメラの最大の武器はデザインではないか、と思っている。中古カメラの並ぶ棚の中でひときわ目立っていたのがこのカメラだった。僕にはそう見えたのだ。

手に取ると思ったよりも重量感がある。いかにもカメラ!というデザインがいい。知り合いの写真家も「このカメラでスナップを撮りたい」と絶賛していた。 まぁ〜古いカメラなので実際使ってみると、いろいろ不具合・不都合はあるだろうが所有欲を満たしてくれるだけでもいいのかな・・・と。

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ペトリの一眼レフにデザインの良さはまったく感じなかった。とても同じメーカー作ったカメラとは思えない。戦後、ライカに負けないカメラを作ろうと各メー カーがしのぎを削ったわけだが、けっきょくライカを超えることは出来なかった。活路を一眼レフに見出した結果、ニコンFやペンタックスSPなどの名機が生まれた。もし日本が一眼レフに走らなければペトリのその後は大きく変わっていたかもしれない・・・と思ったのであった。
posted by 生出 at 08:24 | Comment(0) | フィルムカメラ
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