世界で最古の地下鉄はイギリスの「London Underground」。通称「Tube」。地下鉄駅の構内で演奏をして日銭を稼ぐ「バスカー」と呼ばれているミュージシャンたちがいる。そんなバスカーの中で唯一の日本人が彼「土門秀明」氏だ。僕自身、バスカーなるものを認識したのがつい最近で、このような生き方をされている方がいるとは知らなかった。
ジャケットを一目見ただけで購入したアルバムである。なんて素敵な写真なんだろう。
さっそく聴いてみる。構内を歩く人々の足音、話し声、駅のアナウンス、そして地下鉄の走る音・・・。都会を行き来する人なら毎日のように聞いている音。その音をバックに土門の奏でるエレガットが響く。やわらかい音だ。
土門の前を通り過ぎる人々は、大なり小なり人生の「何か」を背負っていることだろう。何気なく視線をずらしたときに偶然入ってきた光景が網膜を刺激するように「Desperado(イーグルスの名曲)」が鼓膜を振動させる瞬間、心の中で「あっ」と小さく声を上げてしまう。心に共鳴した瞬間の想いは様々であろうが、これが音楽の力なのだと思う。寸前まで社会のシステムに囚われていた心は解放され、我に返ったとき何かが見えてくるような気がする。
バスカーたちの境遇はけっして恵まれていないようだが、彼らの奏でる音があふれた街は、きっと人々にとって、何かを感じさせたり、気づかされたり・・・の連続なのではないかと想像している。
ジャケットを一目見ただけで購入したアルバムである。なんて素敵な写真なんだろう。
さっそく聴いてみる。構内を歩く人々の足音、話し声、駅のアナウンス、そして地下鉄の走る音・・・。都会を行き来する人なら毎日のように聞いている音。その音をバックに土門の奏でるエレガットが響く。やわらかい音だ。
土門の前を通り過ぎる人々は、大なり小なり人生の「何か」を背負っていることだろう。何気なく視線をずらしたときに偶然入ってきた光景が網膜を刺激するように「Desperado(イーグルスの名曲)」が鼓膜を振動させる瞬間、心の中で「あっ」と小さく声を上げてしまう。心に共鳴した瞬間の想いは様々であろうが、これが音楽の力なのだと思う。寸前まで社会のシステムに囚われていた心は解放され、我に返ったとき何かが見えてくるような気がする。
バスカーたちの境遇はけっして恵まれていないようだが、彼らの奏でる音があふれた街は、きっと人々にとって、何かを感じさせたり、気づかされたり・・・の連続なのではないかと想像している。
◇風さん、こんばんは。2枚のアルバムは共にギターのインストですが、どことなく都会の湿り気(におい?)を感じる土門氏と、川のせせらぎ、そよぐ風を感じさせる吉川氏と、曲から受けるイメージは異なると思います。
インストの曲を耳にする時は、曲のイメージから、頭の中にごく自然に映像が流れるものを好んで聴いています。ご紹介したアルバムが風さんの心の癒しに少しでもお力添えが出来ればと願っています。