2015年06月15日

ミランダ・センソレックス


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ミランダのセンソレックスは1966年に発売されたのち、数回のマイナーチェンジが行われ、1972年同機の最終型センソレックスUまで生産された比較的息の長いモデルだった。ミランダという社名を知る人は少ないだろう。ミランダは1976年に倒産してしまい、一部カメラマニアの間では幻のカメラとして珍重されているようだ。

1974年・・・僕がカメラに目覚めた年・・・カメラショーのカタログには、しっかりミランダのカメラが掲載されていた。しかし国内での人気は芳しくなかった。僕の周りでは話題にのぼることは皆無に近かったし、新品・中古共にカメラ屋さんの店頭で見ることもなく、ミランダユーザーに会うこともついぞなかった。同社は輸出に重きを置いていたようなので、見る機会が少なかったものも無理はない。

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かなり酷使されたのか、あるいはわざと箔をつけるために塗装を剥がしたのかは定かではないが年季の入ったボディだ。ファインダー交換が出来るのも当時のカメラとしては珍しい。ニコンF、F2、キヤノンF−1、ミノルタX−1などフラッグシップ並みである。同機には標準のアイレベルの他にウエストレベルファインダーなど数種類があったようだ。マニアとしてはアクセサリーを含め、システムを完璧に近い形に揃えるのが夢である。いまさらながらではあるが、マニア心をくすぐるシステム構成だ。

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ボディのデザインは微妙にRを付けるなど、当時の直線基調のデザインとは一線を画している。僕は加工の専門知識は持ち合わせていないが、同社にはそれなりに高度な技術があったのだろうと想像している。このカメラ、実によく作り込まれている。ただ・・・部位の完成度は高いのだが、組み合わせるとバランスの悪さが目に付く。好みはあるだろうが、正面の光の輝くクロスをあしらったデザインはどうなんだろう?

そんなミランダと2015年6月、ついに出逢うことが出来たのである。一期一会の思いで撮影をした次第である。
posted by 生出 at 22:32 | Comment(2) | フィルムカメラ
この記事へのコメント
サイトのリニューアルお疲れ様でした。
徐々に増えていく写真を楽しませてもらっています。

クワガタのキャプションで幼少期の生出さんを想像しました。
この時代なぜか夏休みにラジオ体操はつきものでしたね。
今も?

クワガタやカブトムシをバッチのように・・・?(笑)(笑)
男子の「いいなぁ」の合唱にきっとご満悦だったことでしょう。

ちょっとくすっと笑えるキャプションでした。




Posted by あみぃ at 2015年06月16日 15:43




◇あみぃさん、こんばんは。書き込みいただきましてありがとうございました。一年近く更新が滞っていて、さてどうしたものかと思案していましたが、結局はこういう形にしました。

キャプションにも書きましたが、カブトムシ、クワガタは黒いダイヤでした。とにかく欲しかった(笑) とくにミヤマクワガタはカブトムシを凌ぐほどの人気で、滅多にお目にかかれません。ミヤマを持っているだけで、地域の子供から一目置かれていました(笑)比較的お目にすることの多かったノコギリクワガタとは色つやがまるで違います。つや消しのボディは王者の風格でした。中には指を挟まれることを望むという自虐的な児童もいました。きっと有名人と握手をする感覚だったのでしょう。その後、その児童がどういう大人になったかは存じません。
Posted by 生出 at 2015年06月16日 20:22
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