2015年04月14日

58957 The Bluegrass Guitar Collection


 tony-rice.jpg

トニー・ライスの「58957 The Bluegrass Guitar Collection」、2003年のリリース。アルバム名にある「58957」はトニー愛用のマーチンD28のシリアルナンバーである。このギターは1935年に製作され、そもそもはブルーグラスギターの名手「クラレンス・ホワイト」が所有していた。クラレンス・ホワイトは1973年に29歳という若さで交通事故で亡くなっている。クラレンスの死後、どのような経緯かはわからないがトニーの手に渡った。

このギターを一見して「おやっ?」と感じた方も多いと思う。いちばんの特徴がサウンドホールの大きさである。ノーマルのD28に比べて一回り以上大きくなっている。他にフィンガーボード、フレット、ピックガード、ナット、サドル・・・様々な部分がカスタマイズされているという。なのでノーマルのD28との比較しても意味はない。現在、サンタクルーズからトニー・ライスのシグネーチャーモデルが、そしてマーチンからはD28CW(クラレンス・ホワイト)モデルとして、あなたのためにちゃんと用意されているのである(笑)

 tony-rice2.jpg

さて話がギターのことになってしまったが、このアルバム、というよりトニー・ライスはトラディショナルな曲を中心としたブルーグラスにフォーク、ロックなど新しい要素を取り入れ、ブルーグラスに新しい境地を開いたことで注目された。もちろんトラディショナルなエッセンスは踏襲しつつ、である。

一般的にブルーグラスというジャンルは耳なじみがない。しかし曲を聴くと、たいていの方は「あ〜カントリーっぽいやつね」と応えるだろう。本アルバムをお聴きいただければ、単なる「カントリーっぽい」やつではなく、そのセンスのよさに図らずも「かっこういいねぇ〜」と感心すること必至である。とくにラストの「Port Tobacco」は必聴。
posted by 生出 at 08:30 | Comment(0) | 音楽
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]