2014年12月11日

キャノデートE


 canon-date-E.jpg

いまさら云うまでもなく、写真は記録であったり、記念であったりするわけだ。不思議なもので自分が撮影した写真であればどんな類のものであっても、いずれは思い出がにじみ出てくるものだ。記録として撮影した学術的な写真であってもそれは云える。友人、知人、家族が写っている写真なら、それはなおさらのこと。

昭和45年に発売されたキヤノンの「キャノデートE」は、写真に日付を写しこめる初のカメラだった。画期的な機能として世の中に受け入れられた。正面、右側にあるのが年月日を合わせるダイヤル。もちろん手動である。なので撮影する時に「今日は何日?」といちいち確認しなければならなかった。

正月の家族写真の撮影ではとくに注意が必要で、一年に一回だけ「年」を動かすタイミングが、この時なのである。オトソ気分でうっかり八兵衛をやらかしてしまうと、5年10年〜と時間が経つと、撮影した年に確信が持てなくなってしまう。

でも、それもアナログの良さである。正しい年月日の記録よりも、人生の刹那を写しとめたことのほうがはるかに大切なのである。なので夏休みの旅行で撮った記念写真の月日が12月28日でもかまわないのだ(笑) 日付の正確さは別として、画面に表示されている年月日には、二度と再び触れることの出来ないあの時間の意味合いをも感じさせてくれる。

デジタル時代になって撮影時の年月日はもとより正確な時間、使用カメラ、レンズ、シャッター速度、絞り、ISO感度、位置情報・・・などなど余計?なこともファイルに埋め込まれてしまう時代である。うっかり八兵衛の出番もほとんどなくなってしまった今日のこのごろなのだ。

せっかくなのでキヤノンの主だった日付写しこみカメラを並べて記念写真を撮ってみた。2台目がデートマチック(昭和49年発売)、3代目がA35デートルクス(昭和52年発売)。
posted by 生出 at 12:35 | Comment(0) | フィルムカメラ
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