2014年11月26日

Yuji Hamaguchi from KatsuUra


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濱口祐自を知ったのは、ほんの10日ほど前のこと。なのに僕の手元には彼のアルバムが2枚ある。「竹林パワーの夢」と、この『Yuji Hamaguchi from katsuUra』だ。還暦を目前にメジャーデビューをした和歌山県勝浦在住のギタリスト。人生、いつ何時、何が起こるかわからないが、たまたま彼の存在を知ったプロデューサーが惚れ込んでデビューに至ったのだとか。かのピーター・バラカンのFM番組、その他AM番組への出演を果たし、そして来る11月30日(日)、朝9時に放映される「題名のない音楽界」にも出演するようだ。さかのぼって2001年には東京青山での全国フィンガーピッキングギターコンテストで会場投票1位のオーデンエンス賞も獲得している。

「奇跡のギタリスト」などと形容されているようだが、マスコミは何らかの冠を付けないではいられないようだ。想像するに・・・マグロ漁船の船員、クラブのオーナー、体操の教師などを経験しつつも、彼の日常には、いつもギターがかたわらにあって弾き続けていた・・・それが彼の人生であって、何も奇跡などではないと思うのだが・・・。世の中の常識としてメジャーデビューは20代、30代など、若い頃にするのが「ふ・つ・う」で、還暦近い人間にスポットライトが当たると、それが「奇跡」になってしまうのだろうか?まぁ〜そんなことはどうでもいいのだ。とにかくこのアルバムに出逢えたことを素直にうれしく感じている。

ジャケットを見たとき、かなり泥臭いブルースか?との印象を持ったが、聴いてみると繊細なギターピッキングで、ブルース、ジャズ、カントリー、クラシックなど心に響く音を奏でる。もちろん曲には彼独自の「勝浦ティスト」が加味されている。ライナーツノートには「このアルバムは清々しい潮風が吹き込み、澄み切った陽光が射し込む奥深い音の竹林である」と。聴いてみてそれぞれが、それぞれの印象を持てばいい。

ジャケットの左隅に小さく「今は亡き両親に捧げる」と、そっと添えられた短い言葉に濱口祐自の「思い」がこのアルバムに込められている。

それにしても大切なことは、好きなことを深く掘り下げて、やり続けること。これに尽きる。人生は思ったほど長くはない(と思う)。やりたいことが見つからない人もきっといることだろうが、もしやりたいことが見つかったのなら、いますぐ始めよう。スポットライトが当たるかどうか、そんなことはあとからついてくるものだ。結果よりも過程を楽しむ。これこそが人生の醍醐味だと僕は思う。
posted by 生出 at 23:07 | Comment(0) | 音楽
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