2014年08月20日

人間なんて


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1971年11月にリリースされたよしだたくろうのアルバム「人間なんて」。僕が手にした最初のたくろうのアルバム(と記憶している)。たしか中学校1年のときだった。モーリスのW30はこの直後に買った。僕のギターライフをスタートさせた記念すべきアルバムだ。

60年代から70年初頭までの一連の騒動が終わり、日本は「個」の幸せをより強く望む時代へとむかっていく(いつの時代もそうかな?)。
どんな時代だって、どこの国であったって、権力とそれに立ち向かう者との闘(戦)いはある。あの時代の多くの若者がどんな感慨を持って権力に立ち向かったのかは、幼い僕にはわからなかった。しかし大きな壁を壊そうとする彼らの姿に感化され共感もした。反抗期を迎えつつある僕にとって、理由などはとくに必要はなかったのだ。

いまこの時代がどんな思想、信条で支配されているのかは時間が経てば、さらに見えてくるものもあるだろうし、逆に一つの言葉で括られてしまい見えなくなるものもあるだろう。だけどひとつ云えるのは、ある時代に創られたものの中には・・・作者が意図しようがしまいが・・・間違いなくその時代のエッセンスが凝縮されているはずだ、と僕は思っている。


  人間なんて

 なにかがほしいおいら

 それがなんだかわからないよ

 だけどなにかがたりないよ

 いまの自分もおかしいよ

 空に浮かぶ雲は

 いつかどこかへ飛んでいく

 そこに何かがあるんだろうか

 それは誰にもわからない 


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さて話は変わるが、このCDは紙ジャケット仕様ということで、当時のLPを無理矢理CDのサイズに圧縮したものである。なので見づらい。でも当時の思い出にひたるにはいいのかもしれない。思い出と云えば、なぜか中学校にこのアルバムを持って行き、たまたま放送部の女子に「なんでもいいから曲をかけてよ」とリクエストをしたら「結婚しようよ」を校内放送でかけてくれた。昼食時に放送部が校内向けに曲をかけていたのだった。ジャケット見ていたら、そんな記憶が甦った。
posted by 生出 at 12:54 | Comment(0) | 音楽
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