須賀川市にある「やぶき食堂」、こちらも昭和の匂いが色濃く残った食堂だ。JR水郡線、川東駅から徒歩5分ほどの住宅地にある。
テーブル席と小上がりとお好きな方を選べる。いちばん奥のテレビのよく見える席に座る。世間はオリンピックで、いちおう盛り上がっていたようだ(笑) この時点(11時25分)で先客のお母さん二人と僕だけだった。しかしその後、あっという間に満席に近い状態になってしまった。ひとりで四人がけを占拠するのは、やや気が引ける。
メニューはこちら。定番の町の食堂としての体である。やきそばは、どういうわけか削除されている。
お客さん一人に対して、お店のお姉さんがトレイに乗せたお冷を用意してくれる。出す直前まで冷蔵庫に入っていたのでキンキンに冷えている。
さて、やぶき食堂で最初にいただくのはカツ丼である。テーブルに置かれるた瞬間、丼物の甘塩っぱい芳香が鼻腔をくすぐる。食べなくてもわかる味の良さかな・・・である。いや食べなきゃわからない(笑)
箸は、まず一番手前の一切れを持ち上げ、ご飯が見えるようにする。おもむろに箸で白米を口に運ぶ。一切れ分のご飯を食べてからカツをいただく。二切れ以降も同様にご飯、カツを繰り返す。そして最後はカツで〆る。これは美味しいものは最後に・・・の発展した?食べ方である。味噌汁、お新香などは適当な時に口に運ぶ。最後はあくまでもカツなのである。
お店ごとの味の違いを堪能していると、どうしても順位や点数を付けるのが常なのだろうが、僕はあくまでも個性を大切にしたいので、そのようなことはしないことにしている。要はその時に満足できれば、それで御の字なのである。