2021年02月27日

トニー・ライス逝く


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仙台市のブルーグラスバンドでギターを演奏しているA氏と、20年ぶりで連絡を取る事ができた。SNSのおかげである。今さらだけど、情報通信の進歩には感心する。

さてそんなA氏と思い出話をやりとりしている中で「トニー・ライス(Tony Rice)」が死去したと知らされた。病気で演奏が厳しい状態のようだとは聞いていたが、実に残念な知らせであった。昨年12月25日、69才だったという。

トニー・ライスは1951年生まれ、ブルーグラス界で、もっとも影響力のあるギタリストと云われていた。2013年に国際ブルーグラス音楽協会(International Bluegrass Music Association)の殿堂入りも果たしている。

このブログでは2015年4月14日と2016年2月24日に紹介している。ギター弾きが見ると、ただただ溜息しか出ない演奏。単に速弾きだけではなく、その美しいメロディーが心地よく響く。

彼の演奏をどうかご覧ください。


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posted by 生出 at 22:17 | Comment(0) | 音楽

2021年02月25日

「ハレンチ」ザ・フォーク・クルセイダーズ


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目がチカチカするような色合いのジャケット。ザ・フォーク・クルセイダーズの自主制作アルバム「ハレンチ」だ。ザ・フォーク・クルセイダーズは加藤和彦の呼びかけで北山修ほか3名が加わり5人組として1965年に誕生。その後2名が脱退し、加藤和彦、北山修、平沼義男で活動する。このアルバムは1967年に制作された解散記念アルバムである。

細かいようだがグループ名は「ザ・フォーク・クルセイダーズ」で、先日紹介した「紀元貳阡年」をリリースした時のバンド名は「ザ・フォーク・クルセーダズ」なのである。

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収録曲は12曲で、あの「イムジン河」は2曲目に。偶然にも先日、NHK BSプレミアムで、この曲に関する番組(アナザーストーリーズ 運命の分岐点)が放映されていた。ひとつの曲が時代を超え、国を超え歌い続けられる。事が起きれば、犠牲になるのは常に国民である。その不幸は時代を超え、人々の心に禍根が残る。きっと誰もが平和を望んでいると思いたいのだが、多くの犠牲があったにも関わらず、時代はますます混迷しているように見える。

「イムジン河」を耳にして涙する人も多いという。せめてこの曲が流れているわずかな時間、人々の平和を求める願いが世界を包みますように・・・。
posted by 生出 at 08:20 | Comment(0) | 音楽

2021年02月22日

「紀元貳阡年」ザ・フォーク・クルセダーズ


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1968年7月にリリースされたザ・フォーク・クルセダーズの「紀元貳阡年」。その前年には自主制作盤LP「ハレンチ」を発表。制作枚数は300枚ほどだったと云われている。その中に収められていた「イムジン河」「帰って来たヨッパライ」が世の注目を集めることになった。とくにシングルカットされた「帰って来た〜」は空前の大ヒット、当時小学生になったばかりの僕にはバカウケの曲だった。♪オラは死んじまっただ〜♪と友達と歌った記憶がある。親からすれば「教育上よろしくない」と思っていたことだろう。

「イムジン河」は南北ふたつに分かれてしまった母国朝鮮の悲劇を歌った名曲である。詳細は不明だが、この曲は元々、北朝鮮で生まれた曲だったらしい。作者不詳のこの曲に日本語の歌詞をつけたのが作詞家の松山猛。しかし朝鮮総連からクレームが入り、シングル盤として出されるはずだったが急遽販売は中止に追い込まれた。

「紀元貳阡年」は「帰って来たヨッパライ」「イムジン河」のヒットに目をつけた数社のレコード会社からオファーの末、東芝音楽工業から販売されることになった。

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アルバムに収められているのは全12曲だが「イムジン河」はない。その代わりに入っているのが「悲しくてやりきれない」だ。作詞は"サトウハチロー”、作曲は加藤和彦。ライナーノーツによると、販売中止となった「イムジン河」のメロディを譜面に書き起こし、音符を逆から辿るとどうなるかという遊び心から生まれた曲なのだという。タイトル「悲しくてやりきれない」は販売中止と、歌われている内容の、ふたつの意味を含んでいるのでは?と。

ザ・フォーク・クルセダーズ解散後、加藤和彦は「サディスティク・ミカ・バンド」を結成。さらに様々な音楽シーンで、作詞、作曲、プロデュースとその才能を発揮したが、2009年10月に自ら命を絶った。北山修は作詞や執筆活動、映画出演などに勤しむも、精神科医としての顔を併せ持つ。はしだのりひこは「はしだのりひことシューベルツ」などのグループを経てソロ活動に入る。しかし2017年12月に病死している。

ライナーノーツは「時代の一歩先を行った画期的な作品。新たな地平を切り開いて見せた。重要作として永遠に聞き継がれていくべき名盤」と結んでいる。


posted by 生出 at 08:25 | Comment(0) | 音楽

2021年02月21日

雪の壁


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昨日、裏磐梯の野鳥の森付近で撮影した雪の壁である。1月9日のブログにアップした時よりも、若干、雪の壁は低くなっているかも知れない。日によって気温の差があるように、雪も積もったり溶けたりを繰り返しているので、壁の高さも当然変わる。路面にも雪は少なく、ちょっと拍子抜けしたのであった。
posted by 生出 at 10:44 | Comment(0) | クルマ

2021年02月18日


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これは数年前に撮影した写真。いまや誰もが、この写真を見て「あっ密だ」と感じるだろう。悲しいことである。
posted by 生出 at 18:06 | Comment(0) | その他

2021年02月12日

America "名前のない馬"


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Americaというグループのことは、つい最近まで知らなかった。バンドにアメリカと命名するなんて、なんと大胆な。

結成は1971年というから、すでに半世紀の時が流れている。メンバーはジェリー・ベックリー(Gerry Beckley)、デューイ・バネル(Dewey Bunnell)、ダン・ピーク(Dan Peek)の3人。ジェリー・ベックリーとダン・ピークは米国出身、デューイ・バネルは英国の出身。親の転勤のため英国に移り住んだジェリー・ベックリーとダン・ピークが高校でバンドを組む。そしてのちにデューイ・バネルが加わり「America」が結成された。このアルバムは彼らのデビューアルバムである。

「America」というバンド名は母国への郷愁からつけられたとも、カフェにあったジュークボックスがアメリカーナ製だったから、とも云われている。

1972年「名前のない馬(A HORSE WITH NO NAME)」が全米チャートで1位を獲得、同時にグラーミー賞最優秀新人賞にも輝いた。

彼らのサウンドの特徴はアコースティックギターと3人のハーモニーの美しさといっていいだろう。一聴してクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(CSN&Y)を彷彿とさせる。爽やかで軽やかな彼らの音作りは、アコギ好きにはたまらない。やや乾いた感じに聞こえるギターはGibsonだろうか?などと想像するのも楽しい。
posted by 生出 at 18:38 | Comment(0) | 音楽

2021年02月10日

YAMAHA Stagepas400BT


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YAMAHA Stagepas400BTは簡易なPAシステムである。

出力は400W(200W+200W)、8chのパワードミキサーを搭載し、Bluetooth機能でiPodTouchなどのディジタルデバイスとの接続も可能。

概ね50人程度の会場でもストレスなくライブが行える。まだ自分の部屋でしか鳴らしていないが、日本の住宅事情を考えると十分すぎるほどのスペック。近所迷惑になるので、大人しめにギターを弾いて楽しんでいる。

興味のある方は、ぜひヤマハのサイトを訪れて詳細を確認してください。
posted by 生出 at 21:28 | Comment(0) | アコギ

2021年02月09日

麻婆豆腐


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麻婆豆腐を久しぶりに作ってみた。定番の丸美屋の「麻婆豆腐の素(中辛)」である。今回どうして麻婆豆腐を作ったかというと・・・冷蔵庫の中に手付かずの豆腐があったにも関わらず、それを忘れていて新たに買ってしまったから・・・である。

うっかり主夫のよくやる失敗。買い物から帰り、冷蔵庫を開けて「あちゃ〜!」となったわけなのである。手っ取り早く消費するのは麻婆豆腐だろうということで、丸美屋のお世話になることになった。

作り方は箱に書いてあるとおり。しかしうっかり主夫は見逃さなかった。箱の内側に溶き卵を入れると味がマイルドになるというレシピを。普段は外側しか見ないのだが、箱を捨てようと破ろうとしたその時、内側に溶き卵の・・・を発見!すぐに実践に移すのも主夫の偉いところ?

いつものように麻婆豆腐の素と豆腐を沸騰したお湯180CCに入れ、適当なところで火を止め、トロミの素を入れかき回す。再び火を着けてから溶き卵を投入。最後に刻んだネギとニラを入れて完成である。

この手の「素」は、僕にはやや味の刺激が強すぎる。溶き卵を入れたおかげで箱の説明の通りマイルドな味となり、満足したのであった。主夫の皆さん、ぜひ作ってみてください。


posted by 生出 at 20:31 | Comment(4) | 男の料理

2021年02月04日

穴釣り解禁


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昨年、雪不足の影響で桧原湖の穴釣りが出来なかったことは、地球温暖化の影響を身近に感じた出来事だった。今冬は写真のように結氷した湖上にカラフルなテントが並んでいる。冬は冬らしくあればいいと思いつつも、今度は極端な降雪量である。自宅周辺は、もう何度除雪をしたことだろう。朝な夕なにスノーダンプを押す日々である。
posted by 生出 at 08:45 | Comment(0) | その他

2021年02月01日

2月!


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一年の12分の1が終わりました。今年もあと11ヶ月・・・こんなことを書くと、さらに時間の経過が加速しそうですね。

それにしても雪が多いです。昨年、自宅周辺の雪かきは、たった二回だけでしたが、今冬はすでに10回はやったでしょうか。明日以降、気温が上がるとの予報ですが、天気予報には雪だるまが並んでいました。
posted by 生出 at 17:39 | Comment(0) | M's works