本日で閉店を向かえてしまった川俣町の「月美食堂」。
店主の挨拶を見ると51年の歴史を誇る。開店の日から今日までの時間、小さな店ではあるが、いろんなドラマがあったことだろう。
この日は割と空いていたが、閉店が近づくにつれ、お昼時は満席に近いこともあった。閉店の報を耳にした昔なじみのお客さんが多数訪れていた。忙しい合間、昔話のあれこれを聴くことが出来た。
閉店までの短い期間、なんとか全メニューを制覇しようとしたが、それは叶わなかった。以下、閉店までに僕が食べたメニューである。
ホウレンソウ、チャーシュー、なると、メンマの定番トッピングのラーメン。
野菜がおいしい味噌ラーメン。やさしい味だ。
見た目に以上にボリューム感のあるチャーハン。長ネギではなくタマネギが使われていた。甘味が味を引き立てる。
ボリューミーなカツカレー。カツが見えないほどカレーがかかっている。
肉はやや硬かった(笑)親子丼。丼ものは汁ダクだった。
よくを云えば、もう少し肉の量を増やしてほしかった焼き肉定食。値段からすれば妥当か。
もう鳴いても笑っても食べられないメニューの数々。もう少し頑張って通えばよかったと思っても後の祭りである。仕方ない。
個人経営の店は、引き継ぐ者がいなければ、もうそれっきりになってしまう。時間が立てばやがて記憶の彼方へ押しやられてしまい忘れ去れてしまう。すこしでも長く「月美食堂」の名前が人々の中に残っていれば・・・と願わずにいられない。