森の中を歩いていると・・・雪の上にコーヒー豆が・・・。いやそうではない。どうやらこれはカモシカのフン・・・だと思う。この場所は彼らにとって、集会場のようなものなのだろうか。複数の個体が、一堂に会することがあるのかもしれない。この場所を中心として、四方へ足跡がのびている。
フンをしながら、いろんな情報、とくに食料について、あれやこれや話をしていたに違いない・・・と僕は推測したのであった。膝を突き合わせるというよりは、お尻を突き合わせて、人には判らない言葉で意思疎通を計っているとしたら、それはそれで面白い。
ちょっとした窪みは彼らにとって安全な場所なのかもしれない。周囲から身を隠すには最適だ。この場所にカメラを仕掛けたら、きっと彼らの自然な姿を見ることができるであろう。