1966年の今日、ザ・ビートルズが初来日した。半世紀前のことだ。コンサートは翌日30日から三日間、日本武道館で行われた。メンバー四人が揃って日本の地を踏んだのは・・・これが最初で最後だった。
1980年12月8日、ジョン・レノンが凶弾に倒れ、2001年11月29日にはジョージ・ハリソンが病に倒れた。メンバーはポールとリンゴの二人だけになってしまった。
1980年12月8日、ジョン・レノンが凶弾に倒れ、2001年11月29日にはジョージ・ハリソンが病に倒れた。メンバーはポールとリンゴの二人だけになってしまった。
そんな夜だからビートルズのアルバムを聴こうとCDの山を探したのだけど、なかなか探せない。ようやく発掘したのがジョン・レノンの「ACOUSTIC」というアルバム。2004年のリリース。アコースティックギターによるジョンの弾き語りが16曲収録されている。うち7曲がはじめて発表された音源。ジャケット写真でジョンが弾いているギターはオベーションの・・・なんだろう?

ブックレットを開くと、ご丁寧にも全曲にコード譜が記載されている。これはCDに合わせてギターを弾いてね、というメッセージかな? では、さっそく弾いてみよう。しかし・・・歌詞はいいにしてもコードの表記が小さすぎる。まるで視力検査をしているようだ(笑) アルコールが入っていれば、なおさらのこと。ライナーノーツに「思うがままに歌った楽曲の数々は、プリミティブで、あまりにも原液すぎて、めまいさえ覚えるほど」とあるが、この小さな文字のブックレットを見てめまいを覚えた僕なのであった。
ブックレットの後ろには主だったコードが一覧となっているが、こちらは大きめなので助かる。

ギター一本で歌うジョンの姿を想像すると、切なくなってしまう。「かつてはあった、自由に言いたいことが言える自由が、いつのまにかなくなっている・・・」ライナーノーツに寄せた坂本龍一氏の言。世界を見回すと・・・様々な原因で傷つき、抑圧され、絶望感にさいなまれている人がいかに多いことか。

あまりにも現実を無視した理想主義と揶揄されようが、短絡的思考だと笑われようが、人として誰もが常に胸に秘めていてほしいのは、やはり“IMAGINE”だ。
IMAGINE
Imagine there's no heaven
it's easy if you try
no hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
Living for today...
Imagine there's no countries
it isn't to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace...
You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one