
世の中にはいつの間にか、ご当地料理となっているものが少なからずある。宇都宮の餃子、仙台の牛タンがそのよい例で、両市に住んでいた僕としては、周りが騒ぎはじめてから「そうだったんだ」と気がつくのである。会津のカレー焼きそばもそうだ。いつのまにかご当地料理になっている。
会津に住んで30年弱になるが、カレー焼きそばはいちども口にしたことはなかったし、食堂のメニューでもお目にかかったことは無かった(どこかの食堂にはあったらしいが・・・)。某民放の番組で無理矢理?ご当地料理として紹介されたのがブームのきっかけだったらしい。すでに
「会津カレー焼きそばの会」もあるというのだから、ちょっとびっくり。
それにしてもマスコミの影響力はすごい。さすが第四の権力と云われるだけのことはある。放送後、馴染みの食堂の方が「さっそく観光客から問い合わせがあった」と云っていた。マスコミの情報を鵜呑みにするのはどうなのだろうねぇ〜と・・・。
カレー焼きそばくらいなら体制に影響はないだろうが、これが何か意図を持った情報だとしたら・・・。真実を知らないということは恐いことだし、情報の裏にある意図を見極める力は必要なんだろうな、と思った。ちょっと神経質になりすぎだろうか?地域経済が少しでも活性化すれば、まぁ〜いいかぁ〜。
話をカレー焼きそばに戻そう。マルちゃんから販売されてる
「カレー焼きそば」である。具材は豚バラ、ブロッコリー(予め茹でたもの)、ナス、玉ねぎ、ニンジン。フライパンで具財に火が通ったら麺を入れ粉末ソースをからめれば、はい出来上がり。会津のカレー焼きそばはソース焼きそばにカレーをかけるのだが、こちらはカレー風味のソースなので、見た目はあっさりしている。味もなかなかいける、と僕は思ったのだった。