
ペンタックス67、懐かしいカメラである。めまぐるしく移り変わるデジカメとは違い、初期型が発表された1969年から98年まで約30年間製造された。途中、一部仕様が変わったものの、そのスタイルは一貫していた。98年に67Uへバトンタッチされた。
ファインダーは交換式で、写真のカメラにはTTL露出計が内蔵されているペンタプリズムが乗っかっている。この露出計、平均測光なので迂闊に針を真ん中に合わせるととんでもないことになる。まぁ〜慣れればどうってことはないのだが・・・。できれば単体のスポット露出計などがあればベスト。
35ミリ一眼レフカメラをそのままスケールアップした姿は、まさに化け物・・・というわけで別称「バケペン」と云われている。布幕の横走り式フォーカルプレーンシャッター、大型ミラーのショックは凄まじく、同じく67判のマミヤRB・・・こちらはレンズシャッター・・・と比べると、かなりやんちゃである。
シノゴを購入する前、僕のメインカメラだった。なんだかんだで通算3台は手元にあった。ちなみに67のレンズはいまでもアダプタを介して645Dで使用している。シンプルな構造なので故障知らずのレンズである。これからもよき相棒でありつづけるだろう。