2013年10月30日

川柳をたしなむ風流人

 
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宮森さんは川柳をたしなむ粋な面ももっていらっしゃる。この句は10月27日(日)の福島民報新聞に掲載された宮森さんの作品である。

  夕暮れに太鼓の音色聞くひとり

日々の疲れに、いつの間にかうとうとしてしまった。近くの神社から聞こえてくる太鼓の音に揺り動かされる。夢うつつに目を覚まし、窓越しから見える空に茜雲が浮かんでいる。

子供の頃、うきうきした気分で祭りに行ったことを思い出していた。

自宅で聞いていた太鼓の音は神社が近くなるにつれ大きくなる。角を曲がり鳥居の下に立つと、両脇に並んだ露店の明るく鮮やかな色彩が目に飛び込んでくる。太鼓が腹に響く。握りしめた小遣いはわずかだから下手なものは買えない。あれもこれも、ほしいものはたくさんある。その中から何を選ぼうか・・・。背伸びをしながら露店をのぞきこむ。

気持ちは遠い日と今とを行ったり来たり。起き上がって窓を開けると夕方のひんやりした空気が部屋に入る。太鼓の音がほんの少し近く聞こえた。

こんな情景を歌ったのかどうかはわからない。これはあくまでも僕の想像。

俳句にせよ川柳にせよ、わずかな文字数で人の感性を刺激する世界を創造出来るのはうらやましいかぎりである。

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創作意欲みなぎる風流な写真店店主、宮森さんの勇姿である。次の作品も楽しみにしていますよ。
posted by 生出 at 22:09 | Comment(0) | M's works

2013年10月29日

ICZ-R51

 
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先日、スカイセンサーの話をしたが、現在メインで使っているラジオがソニーの「ICZ-R51」というポータブルラジオだ。このラジオのいちばんの特徴は、300時間を超える録音ができるところだろうか(SDカード使用)。予約も最大20番組なので、いちどセットしておけば、聞き逃すこともない。

実は以前から、NHK第一で放送されている「ラジオ文芸館」(毎週土曜日午前8時5分〜45分まで)のファンであった。テレビだとイメージが固定されてしまうが、ラジオだと自分なりのイメージを頭の中で自由に描けるところが気に入っている。映像イメージのトレーニングにもなるのかなと思っている。もちろんテレビにはテレビの良さがあるのだろうけどね。僕は妄想する癖があるので、ラジオドラマは妄想癖をくすぐるのに、うってつけなのだ。

さて、比べることはいかがなものかと思いつつも、スカイセンサーとこのラジオを比べてしまう。性能は文句なしに「ICZ-R51」に軍配が上がる。これは造られた時代が違うから致し方ない。しかし持つ喜びはスカイセンサーに軍配だ。ネーミングは「アイ・シー・ゼット・アール51」だが、一聴してどこのメーカーなのかよくわからない。国籍不明機のようにも思われる。筐体の造りそのものは現代の製品らしく、はっきり言って安っぽい。中身がギュッと詰まっている感じは皆無だ。ちょっとバランスを崩すと倒れそう。ボリュームが正面、向かって右側の側面にあり、操作性は悪い。ボリュームはふつうツマミでしょ。

細かいところをいえばキリがないが、所詮は使い捨てになるのかな・・・と思っている。壊れたら修理を依頼するのではなく買い換える。そんな製品のサイクルが現代的なのだろうが、軽薄短小な製品を量産し、売り上げを伸ばし生き残る・・・メーカーの戦略を第一に感じてしまう僕は、きっと時代の流れに着いていけない敗残者なのだろう。
posted by 生出 at 12:52 | Comment(0) | その他

2013年10月27日

赤崩林道

 
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先日、2年ぶりに赤崩林道に入ってみた。旧熱塩加納村の五枚沢集落を過ぎて、ダート路に入りわずか数百メートルでご覧のとおりの有様。今夏の大雨で流されたものと思われる。写真ではわかりづらいが、ランクルを止めた左側に、ジムニーなら通れそうなラインがあった。L/C77でも無理をすれば・・・と思ったが、さすがにやめておいた。

あらためて自然の力の大きさを感じた。人は賢くなったとは言え、とうてい自然に太刀打ち出来るものではないと再認識した。いずれ復旧はするだろう。今後も自然は猛威を振るい、もしかしたら更に大きな被害が発生するかもしれない。結局、人類の歴史は災害と戦争の繰り返しなのだろうな、と思った。
posted by 生出 at 16:41 | Comment(2) | クルマ

2013年10月23日

SOMETHIN' ELSE

 
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ここ数年、毎年のように「今年の紅葉はイマイチだね」との声を耳にするようになった。確かに年々紅葉の色づきが悪くなっているのは間違いないようだ。すでに10月も下旬を迎えているにもかかわらず裏磐梯では、まだピークをむかえていない。この先ほんとうに鮮やかな色になるのだろうか?と危惧している。11月は目の前である。

それはさておき、秋の夜長の第三弾はジャズ史上でも名盤中の名盤と云われている「SOMETHIN' ELSE」である。聴きどころは1曲目の「枯葉(Autumn Leaves)」だ。枯葉の季節は、もう少し先だけど、この曲を耳にすると晩秋の情景が印象的に心に描かれ、ちょっと物悲しい気持ちになる。なんといってもマイルスの哀愁漂うミュート・トランペットの響きがこの曲の真髄だ。もちろんアルトサックス、ピアノ、ベース、ドラムスの演奏もすばらしい。

元々はシャンソンの曲だけど、マイルスがこの曲をジャズにしてしまった。これを聴いてしまうと、ほかの「枯れ葉」が聴けなくなってしまう。

アルバムの名義はアルトサックスのキャノンボール・アダレィとなっているが、実質はマイルスのアルバムと言っていいだろう。ミュージシャンとレーベルの契約の都合上、このようにせざるをえなかったのだとか。

キャノンボール・アダレィ、マイルス・デイビスのほか、ハンク・ジョーンズ(ピアノ)、サム・ジョーンズ(ベース)、アート・ブレイキー(ドラムス)が加わり、ジャズ史上で最高傑作が生み出されたのだ。
posted by 生出 at 20:39 | Comment(0) | 音楽

2013年10月21日

しあわせのパンダ

 
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その後、あいつがどうなったか・・・ついでで申し訳なかったが会ってきた。そしたら・・・以前(今年7月24日参照)とは比べ物にならないくらいきれいになっていた。肌の色ツヤもよく、まるで別人・・・いや別パンダである。おまけに白鳥の親子とも知り合いになったらしく、表情にも余裕が見える。話し相手が出来てよかったね。もう僕が心配する必要もないだろう。
posted by 生出 at 13:00 | Comment(2) | 出逢いの妙

2013年10月19日

ALL YOUR LIFE

 
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秋はビートルズが聴きたくなる季節だ。なぜかというと中学、高校の文化祭のステージで、誰かが必ず演奏していて、知らず知らずのうちに摺り込まれ、秋に聴くものという固定観念が出来てしまったのだ。それと、僕が初めてビートルズのアルバム「LET IT BE」を手にしたのが秋だったから、ということもある。

この9月初旬にリリースされたばかりのAL DI MEOLA(アル・ディメオラ)の「ALL YOUR LIFE」は、単なるビートルズのカバーアルバムではない。原曲のエッセンスを見事に抽出した上に、彼のアレンジと演奏テクニックが、これ以上ないくらい相乗効果を出し、新しい作品として創出されたのだ。

曲目はジャケットの左側に明記されている。4曲目の「MICHELLE」、8曲目の「BLACKBIRD」がとくにお気に入り。ちなみに録音は、あの「Abbey Road Studio」である。使用ギターはConde Hermanosのsignature model、Martin D18、型式は不明であるがGibsonとTaylor。Ovation は12弦のsignature modelだ。

なお全曲、ギター演奏はもちろん、パーカッションも彼自身によるものだとか。

繰り返し聴いていると、あっという間に12時近くになってしまう。秋の夜はついつい夜更かししてしまうのであった。
posted by 生出 at 23:45 | Comment(0) | 音楽

2013年10月17日

Live in TOKYO

 
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地獄のような暑さも身を潜め、ようやく落ち着いた季節になった。と思っていた矢先、昨日は台風が大暴れ。甚大な被害が出てしまった。自然は僕たちがこれまでに経験したことがないリズムを刻んでいる。この先、いったいどうなるのだろう・・・と言い知れぬ不安はぬぐいきれない。

さて、そんな秋の夜長、気持ちを落ち着けるための選曲は重要である。やはりビル・エヴァンスだろうな、と。数あるアルバムの中から選んだのは「Live in TOKYO」だ。音源は73年、東京の五反田で行われたライブである。ビル・エヴァンス(ピアノ)、エディ・ゴメス(ベース)、マーティ・モレル(ドラム)の鉄壁のトリオ演奏だ。

エヴァンスが紡ぐ一音一音が心に沁みてくる(心を濡らすことを沁みるというんだな、と妙なことにも感心してしまう)。気がつくと自分があたかも観客席にいるような錯覚になるのだから不思議だ。演奏に聞き入る観客の静寂さ・・・まるで漆黒の闇の中で、エヴァンスという神が奏でる音から福音を求める迷える子羊のごとくである。どの音も聞き逃すまいと、それこそ唾を飲み込む音さえもはばかれるほどの静寂さだ。この静寂がいっそう演奏を引き立てているのだ。漆黒の闇に射しこんだ一条の光の下で演奏するエヴァンスの姿は、あたかも救世主である。神々しいとはまさにこういうことを云うのだろう。

至福のひとときである。
posted by 生出 at 22:27 | Comment(0) | 音楽

2013年10月12日

猿は・・・去るもの

 
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裏磐梯辺りで猿は珍しくも何ともないんだけど、まぁ〜出逢ったのでとりあえず写真を撮っておいた。ここら辺の猿は人を見て寄ってくるようなことはない。ブログ用コンデジを出し、600ミリ(35ミリ換算)で狙ったのだが撮影出来たのは僅かに2枚。さぁ〜っと林道の脇へ逃げ隠れてしまう。人を警戒してこそ野生の猿である。

前出のカモのように堕落させてはならぬ。
posted by 生出 at 18:44 | Comment(0) | 出逢いの妙

2013年10月11日

ソース焼きそば

僕的「ソース焼きそば」の作り方

 フライパンにこの位の水を入れ沸騰させる。
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 具をまとめてフライパンへ。麺、キャベツ、ニンジン、豚バラ、舞茸など。お好みでいろいろどうぞ。
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 蓋をして蒸す。
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 火が通ったらソースをかける。
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 出来上がりです。
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油を一滴も使わないヘルシーソース焼きそばです。中高年にはよろしいんじゃないですかぁ〜。
posted by 生出 at 20:55 | Comment(0) | 男の料理

2013年10月10日

SONY スカイセンサー5800

 
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知り合いの写真家さん宅にお邪魔した際、目に入ったのが「スカイセンサー5800」だった。このフォルムはたまらない。中学生の頃、ほしくてほしくてたまらなかったラジオだ。昼食代を浮かして「少ない小遣いの中から百円ずつ貯めると、ゴールは・・・」などと皮算用を幾度となくしたものだ。74年当時、2万円ほどの価格だった。結局買えずじまいで僕の中では幻のラジオとなったのだった。

あの頃、BCLがブームとなり、ベリカードを躍起になって集めている友達もいた。なんのことか判らない人は、検索してみてください(笑) ソニーの「スカイセンサー」に対抗してナショナル(現パナソニック)からは「クーガ」が発売されていた。ジャイロアンテナを装備し、独特のスタイルは少年の心の柔らかい部分を鷲掴みにし、決して離すことはなかった。スカイセンサーかクーガか・・・と選択するのに大いに悩んだものだった。

使っていたラジカセがナショナルのMac ff(RQ448)だったので、最終的にラジオはソニーにしようと決めたのだった。

スカイセンサー5800を目標に小遣いを貯めはじめたのだが、75年には後継機種の5900が発表された。これがまた格好よかっただけでなく、お値段もよかった。販売価格は驚きの2万7千円。そこで僕はポッキリと折れてしまったのだ。いまだに傷口がうずくのであった(笑)
posted by 生出 at 13:14 | Comment(2) | その他

2013年10月06日

只見線

 
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きょう、会津地方は昼過ぎまで秋晴れであった。気温も上昇し、国道にある温度計は28度を表示していた。季節は逆戻り。長袖では汗ばむほど。

ちょっと気になって、5月以来、ひさしぶりに只見線を覗いてきた。前回(今年5月6日)ご紹介したように会津川口駅から只見駅までは不通のままである。赤く錆びた線路が痛々しい。橋梁の上なので、草はさほど生えていなかったが、それ以外は雑草パラダイス状態。

バックの山は会津のマッターホルンと云われている「蒲生岳」だ。麓を電車が走らなくなって2年とちょっと。このポイントだとSLが走れば、それなりの写真になるだろうな、などと思いながら、走らぬ列車を想像しながらシャッターを押したのであった。そう簡単に元の時間に戻れないが、もし只見線が再開通したら、この場所で鉄ちゃんになってやろう!そう心に決めた僕なのであった。
posted by 生出 at 22:25 | Comment(0) | にわか鉄ちゃん

2013年10月02日

空間有美

 
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出会いというのは時にスリリングであり、気がつくと、昨日まで僕の中に、まったく存在していなかったモノの見方、感じ方の種を落としてくれることがある。

先日、昵懇にしていただいている画家と一緒に福島市内の「盆栽の阿部健一氏」宅へお邪魔してきた。僕は知らなかったが、福島は五葉松盆栽の世界的なメッカだったのだ。その礎を築いたのが阿部健一氏の父、故「阿部倉吉」氏であった。

実はこれまで僕は盆栽を、これほどマジマジと見たことがなかった。今回阿部氏の作品に接し、盆栽に対するイメージが一変した。この風貌はいったいいかにして創られたのだろうか?倉吉氏が、福島の吾妻山に自生する五葉松の風貌・・・厳しい自然の中で生きる五葉松の、究極までに無駄をそぎ落とした姿・・・から「空間有美」という言葉を導き出したことにはじまる。この言葉をベースにして、これまでにはない荒々しくも生命力の溢れる作風を生み出したのだった。「空間有美」とは枝や幹の空間から、いかに美を見出すか・・・空間には何もないのだが、そこに美を感じさせる・・・つまりは盆栽の存在感を高める崇高な「空間」を創ることが新しい盆栽表現であると倉吉氏は考えたのだ。

どのような表現であっても「間」というのは、大切なのだなと常々感じている。つまり、間が悪い、間抜け、間違い・・・などの言葉があるように「間」とは表現において、なくてはならない大切なファクターなのだ。

自然からは学ぶべきものが大いにある。自然の中で生きるすべてものが、本来もっていなければならない姿を認識し・・・それを我々人間は真摯に受け止め・・・生き方に反映すべきだと衆生なことを感じたのであった。

現在、阿部健一氏の息子さんが三代目として倉吉氏の遺志を受け継ぎ、新たな表現に挑戦しているとのこと。僕の中に落ちた種が芽を出すかどうかは判らないが、出会いの妙をいま改めて噛み締めている。
posted by 生出 at 23:31 | Comment(0) | 出逢いの妙

2013年10月01日

油揚げ

 
 
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先日、知り合いからいただいた油揚げである。タダでもらったが、ただの油揚げではない。あの新潟は栃尾の「ジャンボ油揚げ」である。長さ20センチ、幅6センチ、厚さ3センチというから並ではない。揚げたてをいただくのがいちばんだろうが、知人から「レンジで温めてから、両面をフライパンで焼くといい」ということなので、そのとおりやってみた。

包丁を入れるとサクサクと気持ちのいい音がする。刻みネギと鰹節をのせ、醤油をさっとかければ出来上がり。思ったほど脂っこくはない。一気にいただいてしまった。一晩でこれほどの量の油揚げを口にしたのは、もちろんはじめてのこと。酒のツマミにと思っていたのだが、飲む前に一気に平らげてしまった。正直、おかわりが欲しいと思った次第です。

あまり美味しそうに撮れていないので、申し訳ないです。
posted by 生出 at 21:11 | Comment(0) | 男の料理