2013年02月28日

μSv

 
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福島市のとある場所である。ここに限らず除染作業があちこちで行われている。除染については環境省のサイトを見てもらうとして、いつのまにやらμSv(マイクロシーベルト)という単位がすっかり耳に馴染んでしまったということに僕自身驚いている。放射性物質に汚染された地域に住む人なら知らない人はいない。世の中にはいろんな単位があるが、出来ることならお近づきになりたくはなかった。
ちなみにこの場所は花見や芋煮会などで賑わう場所で、震災以後、除染作業が開始されるまでは普通に市民が利用していた。いたずらに不安感をあおったりする情報もあるのだろうが、実際のところはどうなのだろうか、僕にはさっぱりわからない。この0.30μSv/hという数字は除染が終わった時(昨年の11月8日)の数字であって、いまはどうなの?ここにいても大丈夫なの?健康に影響はないの?テレビやラジオでは連日、お約束のように各地の線量についての報道がある。それは単に数字を発表するだけの、実に機械的なものだ。
多くの情報が錯綜する中で、素人はあたかも「それ」について知ったかのような感覚に陥ってしまう。いわゆる摺り込みが知らず知らずのうちに行われてしまい、誰かの都合のいいよう、操作されやすい人間に改造されてしまうのではないか?などと下衆の勘ぐりをしてしまう僕なのであった。
posted by 生出 at 08:05 | Comment(2) | その他

2013年02月26日

1000年に一度の牙


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2月も今日を入れて三日。3月になると、あの日が近づく。1000年に一度と云われる大震災。それを経験してしまった多くの人の人生が否応無しに翻弄された。
昨日、南相馬市を訪れてみた。無性に海が見たかったのだ。震災以来、海を目にしたのは初めてだ。住宅地を通り海へ向かうのだが、あるところを境に急に視界が広がる。あたりは突如として殺風景な風景へと一変した。冷たい風が吹き付け、土ぼこりが舞い上がる。車から降りるのも躊躇するほどの強さだ。
意を決してカメラを抱え外へ飛び出す。一気に堤防を駆け上がると白波が立つ太平洋が目に飛び込んできた。風はことさら強くなり、立っているのがやっとの状態だった。
堤防の上には、津波の被害にあった瓦礫なのだろう、夥しい数のビニール袋が積まれていた。かつては人々の日常を支えていた大切なモノ。それが無造作に置かれている。その光景は筆舌にしがたいほどだ。人が創った文化、文明とはかくも脆いモノなのか・・・。
自然はたくさんの恵みを僕たちに与えてくれる。それが当たり前のことだと思った瞬間、自然が牙をむけた。長い地球の歴史の中で、これほど破壊力を持った津波は、そうあるものではない。しかし、僕たちは1000年に一度と云われる自然の牙を経験してしまった。
堤防の上に立ち、海と陸とを見ていたら涙があふれてきた。
posted by 生出 at 21:56 | Comment(3) | その他

2013年02月24日

福島会場、終わりました。

 
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本日まで「福島テルサ」で行われていた写団ふくしまの写真展は、本日で終了いたしました。会期中、お越しいただいた皆様に心より御礼申し上げます。すでにご案内の通り、3月1日(金)〜3月3日(日)までは「郡山市民プラザ」にて開催いたします。福島同様、皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。
posted by 生出 at 21:22 | Comment(0) | 写真展・絵画展など

2013年02月20日

写団ふくしま写真展開催いたします。

 
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写団ふくしまの「風景讃美」展が開催されます。今回で第9回目となります。日程はご覧の通りです。みなさま、お誘い合わせの上、ご来場ください。心よりお待ちしております。
posted by 生出 at 22:17 | Comment(0) | 写真展・絵画展など

2013年02月18日

遠州 森の石松


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先代「広沢虎造」の名演が光る遠州森の石松。浪曲のことは、はっきりいってよくわからない。でもこの名調子はいつの間にかすり込まれていた。ラジオ派の僕は、NHK第一放送をよく耳にしている。毎週木曜日の夜の番組「浪曲十八番」を数年に渡り聴いていたのが、すり込まれた原因と思われる。気がつくと、この番組もいつのまにやらAMからFMへと放送が移っていた。某日、たまたま虎造の名調子がスピーカーから流れてきた。反射的にAmazonを開き、そして購入してしまった。
演目「森の石松三十石船」の中でもとくに有名なのが、この一節。しびれるねぇ〜(笑)

 おう、のみねぇ〜のみねぇ〜 のめるんだろ そうだろ鼻が赤ぇや

 なにを云いやがんでぇ〜

 怒るなってことよ のみねぇ〜 寿司をくいねぇ〜 のみねぇ〜
   ・
   ・
   ・
 次郎長って云うのは そんなにえれぇ〜か おい

 博打打ちの親分の数ある中に 次郎長くらいえらいのが二人と
 あってたまるかいっ

 のみね のみね のみねぇ〜 おい寿司をくいねぇ〜寿司を
 もっとこっちへよんねぇ〜 江戸っ子だってねぇ

 神田の産まれよ

 そうだってねぇ〜 そんなになにかい おい 次郎長はえらいかい
   ・
   ・
   ・
 いい子分がいるぜ 次郎長には

 のみね のみね お〜のみねぇ〜おい 寿司をくいねぇ〜寿司を
 もっとこっちによんねぇ〜 江戸っ子だってな

 神田の産まれよ

 そうだってねぇ〜

ちょうど時間となりました。おあとはCDを購入するか、YouTubeなどでお楽しみください。
posted by 生出 at 08:35 | Comment(0) | 音楽

2013年02月14日

ガラスの小瓶

 
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作業用のデスクにガラスの小瓶が置いてある。4年ほど前に珈琲舎雅で購入したものだ。お店に飾られているときから、この葉っぱが入っていた。確かサツマイモ系の植物だったように記憶している。そのうち枯れるだろうとタカをくくっていたのだが、今日現在、ご覧の姿で健在である。ほとんど放置に近く、世話などはしていなかった。幾度か枯れかけたものの、奇跡的に命を繋ぎ止めていた。昨年の秋だったか、いよいよ危ない状況を迎え、冥土の土産に珈琲でも飲んでくれと少量を注いだところ、それまで1枚しかなかった葉っぱが、あっという間に増えた。ちょっと驚きである。こうなると情が移り、日々愛でることになるわけだ。気がつくと声をかけていたりして・・・。物言わぬ植物でも・・・いや、物言わぬ植物だからこそ、愛情を注ぐと素直に応えてくれるのかもしれない。そういえば今日はバレンタインデーだった。きっと様々なドラマが繰り広げられたことだろう。まずは、素直に相手の気持ちを受け入れよう。貴方のことを思ってくれる人がいる。こんな素晴らしいことはない。あとは時間が真実を見せてくれるし、感じさせてもくれるさ。
posted by 生出 at 22:46 | Comment(4) | その他

2013年02月10日

「豚バラ舞茸」丼

 
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自画自賛になってしまうが、久しぶりに美味しいなぁ〜と感じられるものが作れた。「豚バラ・舞茸」丼である。
長ネギに焦げ目が付くように焼く。焼けたら別な皿に置いておく。少量の大根おろしも用意しておく。フライパンに油を適量入れて、舞茸と豚バラを炒める。味付けは麺つゆと砂糖、ミリン。火が通る頃、長ネギもフライパンへ入れる。ご飯をもった丼に、だぁ〜っと移す。適量の胡麻をかけ、大根おろしをトッピングすれば出来上がり。
この日のみそ汁は、ほうれん草と豆腐。あと野菜サラダをつけた。
posted by 生出 at 21:44 | Comment(2) | 男の料理

2013年02月05日

Super Best of Yumi Arai

 
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通常、僕はベスト盤は購入しない。それぞれのアルバムには、それぞれのコンセプトがあるだろうし、それに則した曲作りをじっくり味わいたい方なのだ。同じミュージシャンであっても、アルバムによっては曲想がまるで違うなんてことは、よくあること。なので、コンセプトの異なる曲を無理矢理一枚のディスクにまとめるのは、どうなんだろう?と思っている。選曲に商売っ気を強く感じてしまうと、もう購入する意欲は萎えてしまう。

端的に云えば、このアルバムは「買い」だと思う。72年の鮮烈なデビューから今日まで、J-Popの代表格として走り続けたユーミンの、初期作品の集大成と位置づけてもいいだろう。アコースティック的なサウンドも僕好みである。本作はCD2枚組で全30曲。アルバムによるコンセプトの違いを越えたまとまりがある。つまりは、当時のユーミンは曲作りにブレがなかった(いまがないということではない)。各アルバムの底流に流れているテーマが、しっかりと同じ方向を向いていた、と僕は感じている。

男と女、恋をキーワードに、とくに女性の恋心の微妙な感覚を、おしゃれなコード進行とアレンジによって表現している。四畳半フォークから漂うカビ臭さとは無縁。というかまるで別世界。そしてなにより、曲を聴くと、ドラマ性に富んでいて、聴く者の頭の中に映像が流れる。映像作家であれば、ユーミンの曲に触れると、即ドラマや映画の一本や二本は創れてしまう。それほどの曲が詰まっているのが、このベスト盤なのだ。

恋人坂で、このアルバムを聴くと、これはもう涙は一雫どころではないだろう。バスタオルを用意して聴いてください。
posted by 生出 at 23:20 | Comment(2) | 音楽

2013年02月04日

時は流れて・・・

 
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歳を重ねたせいか、はたまた写真撮りの性なのか、どうもむかしをふりかえる時間が
多くなったように感じている。
いかん、と感じつつも懐かしい曲を思い出まじりに聴いている。1976年リリース、
風のセカンドアルバム「時は流れて・・・」。ファーストアルバムから僅か半年後の発
表。
風といえば「22才の別れ」の大ヒットでデビューを飾り、「なごり雪」「海岸通」
「ささやかなこの人生」など、いまもってギターオヤジの心をくすぐる名曲の数々を
世に送り出した スーパーデュオだ。音楽シーンはフォークからニューミュージックへ
と変遷をむかえ、そんな時代の寵児となったのが風だった。
ギター少年にとって憧れの存在で、彼らの曲を弾くのが、手っ取り早く女の子にモテる
方法だった(と誤解&錯覚していた)。

中学3年のとき、ONOくんから、一緒にやんない?と誘われたのだけれど、高校受験を
ひかえ、親や教師の顔色を気にするあまり断った経緯があった。
今思うとやっておけばと後悔している。なぜならばONOくんは、その数年後にバイク事
故で亡くなってしまったからだ。
あの頃、ONOくんはすでにMartin D-28を持っていて、風を唄わせたらピカイチだった。

今日は立春。「暦の上では」をあらためて聴いてみる。

 君が涙をポツンと落とした日
 もう春のセーターが店先に並んでいた
 街はまだ冬の名残 風は冷たい
 君が窓を開け 僕を呼べば
 やっぱりふりむいてしまう
 君の涙が 雪に変わって 僕の肩に落ちた
   ・
   ・
   ・
 暦の上では もう春なのに
 まだまだ寒い日が続く

あれから37年が経った。信じられないけれど、時の流れってそんなものなのだろう。
posted by 生出 at 08:40 | Comment(3) | 音楽

2013年02月01日

データ通信

 
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僕がパソコンを購入したのが2002年。Mac OS・X(10.3.9)だった。現行機種は同じくMac OS・X(10.6.8)で、すでに型落ちである。いまさらながらデジタル機器の移り変わりの早さを感じている。USBに接続しているのは、データ通信用のモデムである。以前に比べて通信速度も上がり、まぁ〜快適なネットサーフィン(もはや死語?)の日々である。それにしても写真、音楽という僕の人生で大切な二つが、パソコンという装置を介していることに、少々違和感を覚える。人間、生きているうちは、何かの、誰かの手のひらの上に乗らざるを得ないのが宿命と知りつつも、この小さな装置に振り回されているのかと思うと、滑稽ですらある。
どんなにパソコンに詳しくとも、それを操作する人間の感覚(表現力)が磨かれることはない。デジカメにも云えることで、多機能な機種の操作に長けていても、それがイコール、人の感覚・感性を刺激する写真が撮れることとは、まったく別次元の話だ。
そういえば写真学校の先生が、こんなことを云っていた。「写真の技術は教えられるが、どうすればいい写真が撮れるかまでは教えられない」。そんな言葉をなぜか、いま思い出した。
posted by 生出 at 08:39 | Comment(0) | その他