
ここ数日、快晴が続く福島である。梅雨とは思えない青空が広がり気温も上昇した。「写真の店 みやもり」、気がついてみると、ようやく2回目の登場である。前回が2月6日であるから、5ヶ月近くの時間が経ってしまった。その間、ずいぶんお邪魔はしていたのだが、紹介するタイミングを逸してしまった。ごめんなさい。宮森さんの服装も夏バージョンになっている。当たり前か・・・。
言い訳はこの辺にして・・・6月某日、昼下がりの店内をご紹介しよう。ご覧のように店内は、写真に情熱を燃やす、昔の若者、そして現役の若者が、連日押すな押すなの大盛況なのである。店内の気温も自ずと上昇するというものだ(クーラーは完備されている。念のため)。
この日は大学の写真部に所属すると云う男女が訪れていた。男子学生が撮影したポジとプリントを前に宮森さんの暑い、いや熱い話が始まった。女子学生は、その勢いにのまれてしまったのか微動だにしない。男子学生は、現役のオヤジ、失礼、昔の若者につかまり、やや困惑気味か。銀塩写真の伝道師宮森さんの話は、いつものごとく、ジェスチャー(死後だよね・・・)を交えてボルテージは常に右肩上がり。日本の景気もあやかりたいだろうに・・・。
宮森導師の話の前後のどちらかは失念してしまったが、この女子学生、キヤノンのT70(だったかな?)の50ミリ付きを購入したのであった。これでまたひとり、銀塩カメラのユーザーが地球上に誕生したのである。宮森さんの誇らしい顔は、夏の太陽のごとく輝いていた。宮森さんの隣に貼ってある仮面ライダーV3は、悪の秘密結社テストロンとの闘いに明け暮れる日々であったが、宮森さんもまた銀塩写真の世界を守るために日々奮闘しているのであった。V3と同調するポーズが実に決まっているではないか。そのうち仮面ライダーMに変身するかもしれない。その時は宮森さん、マフラーは黄色(コダック社)か、緑色(富士フィルム)にしてくださいね。