2012年04月23日

Walts for Debby


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いつの頃からかジャズを聴くようになった。とくにピアノトリオがお気に入り。数あるトリオの演奏で、僕のいちばんはビル・エバンスの代表作「Waltz for Debby」。エバンスの代表作というよりは、ピアノトリオの代表作、つまり頂点と言ったほうがいいかもしれない。このアルバムを越えるトリオの演奏は・・・僕も全ての演奏を聴いているわけではないのだけど・・・そうはないだろう・・・と思う。

1961年6月ニューヨークのジャズクラブ「ヴィレッジ ヴァンガード」でのライブ録音が音源。 ジャズ史上においても名盤中の名盤なので、いまさら薀蓄を語るのも気が引ける。エバンスの奏でる主旋律に、スコット・ラファロのベース、そしてポール・モチアンのドラムが絶妙に絡む。ライブ音源なので、会場で酒を飲んでいる客の笑い声、グラスや皿のぶつかる音なども入っている。やや雑然とした感はあるが、それがかえって臨場感を高めている。地下鉄の音も入っているというが、僕のチープなステレオでは確認できなかった。※
この名演奏を目の前に酒を飲めた人たちが、ほんとうにうらやましい。僕は目を閉じ、あたかも自分も会場にいることを想像しながら、ひとりグラスを傾け、悦に入っている。

 ※音楽好きの先輩に地下鉄の音について訊いてみたら、早速以下のようなメールが届いた。耳を澄ませてみよう。

 1トラック  1:00〜1:04
                 2:52〜2:55
 2トラック  6:34
 4トラック  4:55〜5:00
 5トラック  00:14〜00:19
          3:55〜3:58
                 4:12〜4:17
 10トラック  2:09〜2:12
          4:38〜4:42  
posted by 生出 at 22:15 | Comment(0) | 音楽

2012年04月19日

写真ツアーのご案内


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5月11日(金)〜13日(日)、二泊三日の写真ツアーを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。なお、お問い合わせ、お申し込みはペンション・レラさんまでお願いいたします。
posted by 生出 at 21:58 | Comment(0) | その他

2012年04月15日


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福島市花園町の旧ノートルダム修道院は、昭和10年に建てられた県内でも文化的価値の極めて高い建造物であった。ちょうど6年前、たまたま目にした新聞で修道院内が一般に公開されることを知った。普段であれば、そのままスルーするのだけど、何かが引っかかった。記事を読んだ翌日、僕は機材を担いで、修道院を訪れた。どこの馬の骨とも知れぬ一介の写真撮りが、突然「写真を撮影させてほしい」と無礼千万なお願いをしたにもかかわらず居合わせたシスターは、しばし僕の顔を見つめ「どうぞ」と撮影を快諾してくださった。
 
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修道院の空気は、ひんやりしていた。
撮影を乞うたものの、僕は萎縮してしまい撮影は散々であった。とくに誰かに見られていた訳でもなく、比較的自由に、制約もほとんどなくカメラもセッティングできたのだが、その場の空気にすっかりのまれてしまっていたのだ。撮影の間も数人の方が、神に祈りを捧げていた。どのようなことを祈っていらっしゃるのか知る由もないのだが、僕はその一途で清楚な姿に打ちのめされてしまった。

あれから6年が経ち、この場所は更地になってしまった。東日本大震災で建物は大きな被害を受け、修復には多額な費用がかかるため、取り壊さざるを得ない、ということだった。

最近、取り壊しの経緯をあるマスコミの報道を通じて知ったのだが、それは単に修復に費用がかかるために断念したというものではなかった。

修道院長の言葉が心に響く。「震災後、支援してくださる方から『募金活動をすればお金は工面できる』とも言っていただいたが、これだけ東北全体が痛めつけられたなかで、この建物のためにお金が使われるよりも、その分、多くの被災者の方々に支援が届くことの方が大切。今後は子どもたちの教育のために予算を使おうと決断しました」。
posted by 生出 at 22:16 | Comment(0) | その他

2012年04月13日

大陸巡洋艦77


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そして、これが現在の相棒HZJ77。HZJ73との違いはドアが2枚から4枚に増え、ドアミラーがフェンダーミラーになり、新たな装備としてパワーウインドー、集中ドアロック、伝家の宝刀「デフロック」が付いたこと。エクステリアのルーフキャリア、リアラダー、フォグランプは73と同様である。
ちなみにこの77は平成8年式、走行距離9万キロの中古を購入した。9万キロと云えば、僕の2年分の走行距離にも満たない。今日現在24万キロまで走ったが、それでも73の半分以下。

燃費は乾燥した一般道でリッター11.5キロ、雪道では8〜9キロくらい。ミッションはマニュアル。排気量は4.2リッターのディーゼル。排ガス規制のため一部走行出来ない地域がある。まぁ〜東京などの都会に行くことはほとんどないから問題はない。

73に比べ室内スペースが若干長くなった。おかげで車中泊も快適である。
posted by 生出 at 12:58 | Comment(0) | クルマ

2012年04月11日

大陸巡洋艦73


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HDDを整理していたら、かつての愛車、大陸巡洋艦こと「ランドクルーザー70・・・HZJ73」の写真が出てきた。
平成11年式で21年6月までの10年間、お世話になった。総走行距離は約52万キロ。その間、エンジントラブルは、まったくなかった。クラッチの交換も一度もしなかった。大きなトラブルは一回のみ。走行中に左リアの板バネが全切断。クルマは大きく傾いたものの、修理工場に入れるまで200キロ近く走ったがケロリとした顔をしていた。

撮影は福島県北塩原村の雄国沼の林道にて。画面左の雲がかかっている山は磐梯山。積雪がなければ、麓からゆっくり走っても20分少々だが、一時間以上かけてようやく到達。感極まって(?)思わず記念撮影。


posted by 生出 at 22:04 | Comment(0) | クルマ

2012年04月10日

風花画廊・・・一木窯


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久しぶりに風花画廊(主催は後藤五木氏)へ行ってみる。個展が開催される度に案内をいただいていたのだけど、なかなか時間が作れず、ついつい足が遠のいてしまっていた。数年前になってしまったが、こちらで拙作を飾らさせていただいたことがあった。
画廊は、展示作品はもちろんのこと椅子、テーブル、小物など、店主のセンスの良さと拘りを随所に感じる。いま開催されているのは『田中 竜 木版画展』。4月16日(月)まで。詳細は同店のサイトをご覧いただきたい。

画廊内に珈琲「楓舎」がオープンしていた。まじめそうな青年が真剣な眼差しで丁寧に珈琲を淹れてくれる。楓舎の齋藤哲也氏である。
山の空気を吸いながら、拘りの珈琲と、洗練された作品に囲まれるひととき。あ〜、この場所も僕の稚拙なセンスを刺激してくれる素敵な空間なんだ、と再認識した次第である。

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posted by 生出 at 22:45 | Comment(0) | 馴染みの店

2012年04月08日

マスターの弾き語り

 
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閉店30分前の店内。お客は僕ひとり。マスターのライブがはじまった。十八番は「下田逸朗」である。逸朗の曲は、ほとんどマスターの弾き語りを聴いて覚えた。今宵の曲は・・・

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目を瞑りながら唄うマスターの心に去来するものは何であろうか。男と女、たゆたう気持ちは、まるで波間に揺れる小舟のよう。
逸朗の世界を唄わせたら、右に出るものはいない・・・と僕は思っている。
数曲聴かせてもらって、珈琲のおかわりまでいただいて、それで400円は、ちょっと安すぎるよ、マスター。
posted by 生出 at 22:44 | Comment(2) | 馴染みの店

2012年04月07日

神様、だいじょうぶに降臨?


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何気なくカウンターの隅を見てみると、神様がボトルキープをしていた。こんどはいつ来るの?どんな神様なの?興味は尽きない。触らぬ神に祟りなしかな?
posted by 生出 at 21:33 | Comment(0) | 馴染みの店

2012年04月05日

今日は・・・


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今日、4月5日は・・・シノゴ(4×5)の日ではなく、このホームページを開設した日。2003年4月5日スタートなので、丸9年、明日から10年目に突入することになる。生出家では、何かの節目には変わりご飯を作っていた。というわけで、今晩は舞茸ご飯で独りお祝いをしている。アルコールは、食後にちびちびと・・・。
posted by 生出 at 21:44 | Comment(3) | 男の料理

2012年04月04日

季節外れの・・・


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昨日から低気圧による暴風雨で、西日本から北日本にかけて大きな被害が出た。これまで観測されたことがないほどの強風が吹き荒れた。通り慣れた峠も、すさまじいブリザードだった。これまでに経験、或は観測されたことのない◯◯。これから、そんな自然現象に僕たちは遭遇することが多くなるのだろう。

こんなときに僕はなぜか冷やし中華が無性に食べたくなってしまった。隣のスーパーで冷やし中華を求めた。きっと在庫はないだろうな、と思っていたのだが、なんと5袋も置いてあった。これは想定外であった。
季節外れなのか、それとも季節を先取りしたのか・・・それはともかくとして、食べたいときに食べられるささやかな幸せをひとり噛み締めていたのであった。それにしても寒い夜である。
posted by 生出 at 21:49 | Comment(0) | 男の料理

2012年04月03日

親子丼


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卵と鶏肉の賞味期限が切れそうだったので親子丼を作ってみた。みそ汁はニラと豆腐、大根、水菜とプチトマトのサラダ。以上が夕食であった。
味のことは訊かないでほしい。
posted by 生出 at 21:35 | Comment(0) | 男の料理

2012年04月02日

春の香り


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いよいよ4月。早いもので一年の4分の1が過ぎてしまった。
今冬の冬将軍は、よほど腰が重たいようで、次の季節になかなか席を譲ってくれない。4月第一日目の昨日、会津地方の山沿いは雪。

いつものように撮影が終わり「うつわ」による。目についたのがザル一杯のフキノトウ。知り合いが採ってきてくれたとのこと。他の常連客がオーダーしたパスタに、マスターが「季節のエッセンスを入れましょう」とフキノトウ入りのパスタを作ってくれた。
僕もご相伴にあずかったのだが、一口食べて、そのあまりの美味しさに一気に平らげてしまった。食べ終わってから撮影していないことに気がついた。写真はまた別の機会に撮ることにしよう。

「フキノトウは、軽く茹でてからパスタとからめるのがいい」とマスター。

会津の山は、まだまだ冬景色。雪解けの進んだ里では、ようやく春の兆しを感じられるようになったが、桜の開花は3週間ほど先になるかもしれない。それにしてもフキノトウ入りのパスタ、ほろ苦さが、たまらなかった。
posted by 生出 at 22:26 | Comment(0) | 馴染みの店